窓辺の席で高校の最後の年を過ごした
この記憶で誰かに伝えておきたいことなど無い
何も起きはしなかった
窓の外で歩き回る人たちを見ているだけだった

終業式が終わったあと、少しだけ教室に残 ....
紅の波打つ
ツツジの原に

揚羽舞い舞い
光の海

広がり流れて
透き通り

両手を大きく
広げてみれば

遠く花野が
開けていく

  *

鈍色空は私の心
鈍色 ....
アンダーカバーオブザナイトで






もう沢山だってのに




2020年にもなってまだ
 ....
今朝、湯沸し器がこわれました。
寒暖差という季節の魔術にかかったようです。
明日、修理にくるそうです。
マスク洗っておこうとおもいます。
湯沸しポット付近のハエは、
あいかわらず元気 ....
読書、
ビール、
泣く、
怠ける

何もかもうろ覚え、
なのだけれど、
これは、原節子が好きなこと、だそうで、(だったと思う)。
それで、
僕はとても感動したのだった。

だ ....
世界は薬品用小瓶に入っていた。

そんな朝に動物園でキリンが

生まれたよ。



きみは喜び、驚いた胸の地平線から

太陽がのぼり世界を照らす。



ぼくたちの世界 ....
温かいスープを飲めて嬉しかった冬から春に向かう坂道

車窓から荒れている海眺めてる心鎮める鉄道の旅

「運が悪い」そればかり言う後輩の仕事のミスは確認不足

ヨーロッパの街並み何処もよく似 ....
狂った腐ったゴミ
少年の人生は始まりもせず終わった
なのに少年は生きている

陽の光を知る事もなく
穴ぐらでたった一人
隅っこでまるくなる栄養失調の体は

過去の変えようのない罪で汚れ ....
空間に
手を差し出し
ゆっくりと
上下左右にかき混ぜる 
けれども
存在する
はずのグラスは
見つからない
空間は
次第に重く澱んでいき
だらんと開いた手のひらに
粘りつくように ....
君は長らく歩いて来た
独りぼっちでこの長い旅路を
天辺に着いては転げ落ち
また振り出しから天辺目指し
繰り返し繰り返し歩いて来た

今終焉を迎えるに当たって
君はまだ旅の途中
もう放棄 ....
あなたは声を雲にあげ、多くの水にあなたをおおわせることができるか。
――ヨブ記38章34節

【2019年12月】

2019年12月8日 - 中国の湖北省武漢市の保健機関により原因不明の肺 ....
鳥たちの声が響き渡れば静かに夜が明ける

聴き取れない信号に、眠りは妨げられている

馬鹿馬鹿しいと笑えば笑うほど、泣けてくるにつれ

人の声も次第と嫌いになってくる、御時世の宵

 ....
なかった
なにもなかった

守りたい自分もなかった
守りたい誰かもいなかった

死んでもいい心情に
生きたい体が抗う
何の役にもたたない生に
居ていいという人がいる

青空ばかり ....
今宵、
白い部屋に
在るもの在るもの
自らの輪郭を鮮明にして
回流する澄み切った夜の空気に
すっかり馴染んで留まっている
横たわっている私もまた寛ぎ
在るものたちと繋がり合う、
揺るぎ ....
たれさがりが奇麗だね
魚竜の鰭の一夜干しかと思ったよ
春のおわりを
そしてそれは夏のはじまりを
予感させる
夜の漆黒の稲光
瞬間を狂喜する視覚野
薄く剥がれ落ちていく
日常の内側で
ずっと
息を潜めている
(外は偽りの春)

やさしさ、
思いやり、
助け合い、
まごころ、

色褪せたのは
言葉ではなく
私たちの心の方
 ....
いっせいに死んでいく
わたしたちのかけらというかけらが
ただひとつの空という造語をめざして
ふりつもっていく


こんなにも無関心な
あなたたちの静脈が
すずしげな顔でわらべうたを ....
部屋に帰ると
カエルがのりのりでダンスしていた
俺のヘッドフォンまでしやがって
ユーチューブでマドンナとか聞いてやがる
カエルのくせに

カエルの趣味が自動でお勧めされるのか
肩を落とす ....
[銀波]

あおじろいいのちが
誰かの胸にともる頃
あなたの耳のなかに
夕暮が入りこみ耳の
中で星たちはしみわ
たる水の音を聞き入
りながら瞬き始める




[tears] ....
待ちくたびれて
恋も忘れて
宇宙の底に潜る
小さな恋の泡が
時おり漏れて
魂のように光り
誰か捕まえてと願う
静かに一羽の鳩が
宇宙を飛んでいく
白い心で泳ぐように
蟹の泡を咥えて ....
雛鳥の
巣を抱くような
恋をして

心臓を
貪るように
交わって

雪の降る
街で
そっとお別れを

そんな
お伽噺のような
時を過ごし

漆黒と
戯れる今は
孤独 ....
桜の時期は
足早に終わって
初夏がやってくる

暖かい日々が
少し暑い日々になる

開放がある
寒い時期とは違い
薄着になっていく

街並みが穏やかに見えて
自由が前面に出てい ....
別れには理由があってそうなった二人の未来は行き止まった

離島に住む友からメールで画像届く時が止まったような自然美

満月の光が身体擽った良いことばかり続いた五月

高層ビル立ち並ぶ街の中 ....
嘆いても 明日は来るさと思う世の
  倒れても燃え いのち預ける

行く末に 不安を抱え祈るとも
  立ち行く先に 希望は満ちて

わが身立て 人の垣根を潜っては
  拭えぬ悲哀 世の常 ....
「ねえ、笹井君って、ねこ好き?」
「ん? ねこ?」
「うん、ねこ。あの動物のねこ」
「好きだけど。それがどうかしたの?」
「今、飼ってたりする? 」
「ううん。ちょっと前まで飼ってたけど、今 ....
雨降りの
跳ね返りは
誰のせい?
そう問う端から
車が来て
水しぶき上げ
びしょ塗れに
私を濡らし
通り過ぎる

)あゝこの持って行き場のない気持ちを
)あゝこの不可避な連鎖を
 ....
止まってるよと言って
時間の妖精が
両手で巻いてくれる

たくさん巻いて
時間の貯金をしてくれる
私は約束する
こんどは上手に使うよと

錆びかけたゼンマイに
妖精の涙が落ちた
 ....
日差しが 音を立てる
温もりは声になった


私は
明るい気持ちでカーテンを閉める
その歌を知っていたんだろう


光には 影も形もなかった
影や形を愛していた
咲き誇る大輪の薔薇
甘やかな空気に
白く濡れたふくらはぎ
閉じられる傘

雨上がりの明るみに

触れ合う額と額
優しい石鹸の匂い
紅に染まる薄い頬
今日は誰とも会いたくないが
コープとamazonの宅配を頼んでいたので
引きこもることにする。

100日後に死ぬワニをまとめて読んで泣く。
志村けんのバカ殿をYoutubeで見て笑う。
 ....
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