罪をつくる私。
いまでは、突然の告白です。

あなたを、
好きなのです。

夢はもう、棄てたけど。

あなたを、
好きなのです。

空が、青いのに。

罪をつくる私。
いつ ....
私にだって17歳は存在した。
当事、私の通学していた高等学校は丘の上にあった。
校舎は周囲を自然樹林にかこまれていたから平坦な場所からその姿を見る事は困難だった。
残念ながら成績優秀な子供らが目 ....
年齢が勝手に社会人にしただけで
おいらはまだ子供さ
涙のかわいた後には単純に目糞が残りますね
私の場合ですけど
他の人はどうなんだろうか

涙は感情の高ぶりが一つの体液になって目から流れ落ちて頬を伝うしだいです
そこには悲しみばかりじゃない
 ....
夜が
砂糖壺の
ふたになって

ぶどう色の
円を描いてるんだ

いよいよ
それが
球になって
転がるころ

ぼくたちは
剥けた 傷みたいに
そうだね
あたらしい
 ....
あなたはある日から編み物に熱を入れはじめた
はじめ一本だった糸を、互い違いに名前を付けて、
それらで淡々と、まぐわいを繰り返すことがたまらないのと笑っていた 
ひどく静かに

実はあなたを黒 ....
恋慕うこころは消えた
待ち焦がれた日々も

幻滅や
放棄でもなく
むしろ思ってもみなかった
あなたの言葉
「あんまりおまえさんがだれかを崇拝したら、
ほんとの自由は、えられないんだぜ」 ....
不快な肺の浸透率に咽返りながら
圧された熱気に項垂れる

刺さるような日差しに
吸光度を考えていた

洗浄される事も無い内側に
籠もった音が響いていた

隠れる事も出来ずに
晒され ....
 件は、ビル街の谷間を人に知られずにさまよう。件を見た者はない。人には見えないのだ。ある者は、件は影だと言い、ある者は、件は光だと言う。かすかに足音が聞こえるだけだ、そう言う者も。誰にも見ることはでき .... 椅子に坐っている。
その椅子は一脚の椅子で、
遠く空を眺められる。

それでもその椅子には二本しか足がなく、
片側にふれれば、わたしが揺れる、
片側にふれれば、世界が揺れる。

あの空 ....
センスで、感覚する。
 あたしのラジオ波のソナー。
リッチ、リッチ。

 タツノオトシゴの、
  落とし前。
「おまえ、あたしを食べたかったんだろ?」

海の、
 開き。
  十分 ....
妻の手が怪獣になっている。
怪獣になって伸びてくる。
伸びてきて ぼくをかじる。

妻は向こうでぐうぐう眠っている。
昨日のことも明日のことも忘れて
一生懸命眠っている。

ぼくは怪獣 ....
白雲が去っていき
青い青い空が広がった

異国は遠いけれど
宇宙は此処だ

僕はそう思った
キスのスタンプ。
君のお腹に試し押し。
海に住む少女に会いにゆこう
大西洋の沖合いはるか

めったに船もとおらない
まぼろしの町へゆこう

アイルランド訛りがとびかうはずのタバーンには
看板娘のひとりもひつようだし

だれ ....
落ち葉で明るくなった赤い道
カラスがクルミを咥えていく
どうぞと笑顔の妖精は
余った実を抱いて家に運ぶ

流星を彫って作った鍋に
ハチミツとクルミが入る
特別に月の白身が用意され ....
誰にだって
少年か少女の時代はあった
筈さ

すっかり忘れてしまった
かもしれないけれど

もしかして
卒業アルバムの集合写真の中に
埃をかぶって埋もれてしまったかな

少年も少 ....
毎日が続く
色んな出来事が起きても
笑顔で過ごそう

みんなそれぞれにある笑顔
良い流れを引き寄せる笑顔

気がついた時
もう夕暮れになっていて
早いと感じている

笑顔で過ごせ ....
空。今日がどんな空を
していたのかなんて、
雲の上なんて見えやしないから
僕は知らない。

だから、君も知らないはずだ。

いつの日からか、
大気汚染だとか酸性雨だとか
そういった言 ....
金曜日の夜の街はざわついている。
お洒落した、色情を掻き立てるような身なりの女が居たりして、誰かを待っている。
私は待つべき人など誰もいない。
約束なんてない。
ただここに座って帰りたくないだ ....
{引用=
いかで我この世のほかの思ひいでに風をいとはで花をながめむ
──西行


風を嫌う……

出会いは雨のようなもので、
無常な気持ちのうえに、
さらにはそれを遮る傘の上に、
 ....
あの日誓った言葉も、
新しく宿った生命さえも、
失ってしまった僕らには
何が残るって言うんだろう。

君の傍にいるってことは
毎日のはずだったのに、
そんなことも非日常になるなんて
誰 ....
イスラエルのまだ宗教さえない
果てしない小麦畑
妖精だけの青空がそこにある

旅人は星を羅針盤に歩く
妖精のパン屋が
月と一緒に開店する

小麦の穂は平和の国旗
そんな想い出を語 ....
目障りのよいことばを
こどもの前にさしだす
それでなんだか幸せを
与えた気持ちになれる

口当たりのよい菓子を
思い人に食べてもらう
それでなんだか醜さが
自慢の形に変わってく

 ....
めがみえない人は世界をどうやって感じているの
それは、めがみえない人それぞれによって全然ちがうのよ
わたしが誰かのママだったなら、誰かにそう言うことができたし
心がない人は世界をどうやって見てい ....
お刺身の正式な食べ方は
刺身の上にお好みの量のわさびを乗せて
醤油につけて食べる
らしい

それは
とても美しい作法かもしれないけれど
田舎生まれ田舎育ちの俺には
それを受け入れられな ....
昼ご飯を済ませて
横たわって
眠りに落ちて
目が覚めたら
もうすでに夕方で
ふと鏡を見たら
頬に線ができていて
それが畳の跡だと
やっと気づいて
消す術もなく
消す必要もなく
と ....
 わ、たし、のここ、ろにそっ、とふれるあ、なたの手はま、るでおおきな木、のこずえにやさし、くかたりかけるそよ、かぜのようでありそし、てあたたかくやがてすべ、てをつつみこむようになに、ごとかをささやきは .... 高齢者の運転は危険だよって
母から車のキーを取り上げた
買い物に行けなくなっても
母は文句ひとつ言わない
ただ
バッテリーが弱るから
エンジンだけはかけてやってと
小さな声で頼まれた
 ....
西日で
黄色くはじける街は

水彩絵の具で描かれた空を
背負っている

窓から見える線路を
新幹線が走るたび
部屋の中がキラっと光る

反射する光で
列車が光のように速いのだと
 ....
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