海に潜り
息を全部吐き切って
胚を空にすると
体は砂底まで沈む

水が冷たくなって
辺りが暗くなって
とても怖いんだけど

そこで仰向けになって
見上げる海面の
美しさと言ったら ....
人のいっしょうは
苦の集積
だって本で読んでしまった

たしかにそうかもしんないな

だけど
誰も好きこのんで
苦しみをかき集めたりは
しない訳で
それならそれで
苦しみを楽しみ ....
 おじいさんのシャツは、淡い色のワインレッド。青空の下で、しかめっ面。もしかしたら、そのシャツが似合わないと言われたのかも。気に入って買ったのに、嬉しくて持ち帰ったのに、「似合わないよ」って、言われた .... クリスマスツリーは目立ち魅力あり人が集まり街は賑やか

寒い冬そう思いつつ暖かいそんな日もありリズムが狂う

恋人と寄り添い歩くクリスマス街全体が愛を囁く

大晦日今年最後の日を過ごす重々 ....
小さな手で耳朶を摘まんで
鼻の先で羽ばたき
じっと目を合わせる
少しだけ泣いてたんだ
心配させたね
身体がとてもね
大きく広い葉だった松が
あんな細く針のような
葉になってしまうほ ....
夕焼けの君は泣いていた
何が悲しくて?何に心打たれて?

夕焼けの君は震えていた
何が恐くて?何が悔しくて?

夕焼けの君は涙を浮かべてこう言った
「もう大丈夫」

夕焼けの君を見て ....
(ああ、秋の空は露草を集めて染めるのですよ)
(あれこそまことの青ですわねえ)

天からつゆくさが降る、
つゆくさ、つゆくさ、
地が青に染まる、
つゆくさ、つゆくさ、
どこかで鈴がちりり ....
真夜中に音がする
引き出しからだ
起きてそっと確かめる
羅紗バサミの刃が開いている
力を持て余していたのか
鈍く光り出番を待っている
シャキリシャキリと
衰えていない音

亡き父は
 ....
あの雲に名まえをつければ、
 消えてゆくまえに、あの雲の名をおぼえていられる?

ちょうど街の影にかくれてゆく前の、
 消えてゆくまえのあの雲に。

赤い、いいえ、朱色、いいえ、オレンジ、 ....
  凪ぐとき……

風の凪ぐ声がきこえ、
くうきが底にとけ出してゆく。
夕闇という名前のもとに、そこへ、
わたしたちの忘れていた思い出を想いだすために。



  荒ぶとき……

 ....
ぬるい雨粒が
わたしの存在なんか、
なかったことのように
重たい空から落ちてくる。

反射した空想世界を生み出す
水たまりを作っているね。

そこにわたしの姿は見えるの。
君の姿も見 ....
海の底に住む魚は夢の中で
二本脚でアスファルト路を歩き
腕で電車の吊革に掴まり
耳で降りしきる雨の音を聞き
口で愛の言葉を語る

短い睡眠時間の中で
魚は霊の長となり
歩き 掴み 言葉 ....
去っていく夏が感じられた今日、
斜光が大地を均一に照らし出し
涼しい微風が絶えず吹いて
僕は独り
夏の後ろ姿と入れ替えに
やって来る秋の姿を受け止めた

何もかもが遠く浮き立ち鮮やかにな ....
人間の3つの美徳を挙げるならば
柔和 誠実 ほほえみ

人間に3つの悪徳があるとしたら
傲慢 打算 ぼくみたいな飲兵衛

偶数が好き
奇数は不安定だから

きみもぼくも奇数月 ....
どうしても
無欲には
なれない
なれる訳がない

それどころか
この心も体も欲望が満載で
特に体は
時には自制がきかない

選ばれた一握りの人間にはなれなかった

俺は
満載 ....
蕩けてしまった君の体温を
両手でかき集めようと、
必死にもがいたって、こぼれ落ちる。

そんなものを僕はもう、
忘れてしまったのかもしれないね。

記憶なんて、きっとそんなもの。

 ....
月をひとつ
ススキの穂先にのせる
コオロギが月に降りる
月旅行の順番待ちの列が
草原に並んでいる
今日の地球は輝雲の塊り
夥しい雲を集めては流し込み
遠去かっていく、巨大な星の地平線

)僕は今日という日に何を求めていただろう?
)今となってはすっかり忘れちまった

ただただ絶えず吹 ....
ぼくのてのひらには何ものこってはいない
かどわかした王女を高い塔の小部屋に幽閉している以外は

王女の手のひらには小ちゃな貝殻と等分の人生の重み

新宿2丁目で飲み潰れている僕はいつか夢の中 ....
思いつくと
手当たりしだいどこにでも書いてしまう癖がなおらなかった
ノートは勿論の事
教科書の余白
新聞の折り込みちらしの裏側の白紙
左の手のひらの上にも
さすがに紙幣には書けなかったけれ ....
まだまだ続くと
誰もが思っているだけで
夏は終わろうとしている

長いようで短い夏だと感じる
何をしようか悩むのがもったいない

夏だけは何故だろう
終わろうとする時
寂しさが押し寄 ....
愛する妻に捧ぐ。
あなたは少なくともわたしの命を救ってくれた。

「あるひとによせて」

神は聞く

いかに生きるべきかと

あなたに逢うた時、わたしは心うたれた

なんと可憐な ....
人生の灰皿に手が届かない。
わたしって悪あがき、そうじゃない? 視界にはいつもブラインドがかかっている。
だから、いつもおかしな見方をしなければ、物が見えないね。
あなたってのんびり屋のおさぼり ....
かけっこの末に気まぐれに迷いこんだ迷宮。そこでキャンディーをかじりながら、
対角線の夢なんか見てた、それとこれとをつなぐための。
はっきり分かったの。空と海とに境目なんてないと。
ビルと人との間 ....
詩の言葉を置くことは
一つの救い
わたしがあなたが
不安に恐怖に脅えていても
詩はわたしをあなたを守ってくれる
その細やかな細やかな律動で
二度と反復され得ない
真新しいビートを刻んで
 ....
好きになれる
ココロのあやふやな音が
聞こえなかった

夕刻の
魔が
影にひそんでわたしを
濡らしていった

近くのコンビニで
明けるのを待った

雷鳴が
とても近くて
震 ....
ねぇ
あたしの事愛してる?

勿論
愛してるよ

本当に?
本当だったとしたら
どのくらい愛してくれてるの?

正真正銘
本当に決まってるよ
だけどどれ程ときかれてもな

 ....
子供は泣くことにためらいがない
対して
大人は泣くことにおおいに躊躇してしまう

男は泣くことに恥じを覚える
比べて
あえて、女は男に泣き顔を見て貰いたいところ
あるのかな?

涙っ ....
望遠鏡の死骸
市街地に散乱
錯乱する警官
痙攣的発砲
こめかみを貫かれた売女は
突っ伏して死後硬直

うす汚れた銅像の見る夢
ハイウェイバスの疲労
ミルキーウェイの素っ気なさ
 ....
自称詩人NAMIAMこと無職古見義明(34)が
文芸出版社にガソリンを入れた容器を
台車で運び込もうとして逮捕された
逮捕時古見容疑者は周囲に「俺の自称詩がパクられた」
と叫んでいるところを目 ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2339)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光の窓- ガト自由詩7*19-9-3
目を瞑ると- こたきひ ...自由詩219-9-3
_「空とシャツ」または「青とワインレッド」- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-3
クリスマス- 夏川ゆう短歌219-9-3
松の妖精- 丘白月自由詩219-9-2
夕焼けと僕- TwoRivers自由詩3*19-9-2
露草つゆくさ- 46U自由詩519-9-2
羅紗バサミ- もちはる自由詩219-9-2
etude- la_feminite_ ...自由詩4*19-9-2
凪ぐとき/荒ぶとき- la_feminite_ ...自由詩4*19-9-2
雨の日- 都築あか ...自由詩319-9-2
「魚が見る夢」という詩- 村乃枯草自由詩119-9-1
到来- ひだかた ...自由詩6*19-9-1
反照- 梅昆布茶自由詩1619-9-1
昼と夜が交互に繰り返されている- こたきひ ...自由詩919-9-1
明るい夜- 都築あか ...自由詩519-8-31
十五夜- 丘白月自由詩219-8-31
今日の地球- ひだかた ...自由詩619-8-31
新宿2丁目のうた- 梅昆布茶自由詩719-8-31
趣味で詩を書いてるなんて- こたきひ ...自由詩419-8-31
夏の終わり、寂しさ- 夏川ゆう自由詩319-8-31
詩四編「あるひとによせて」、「木」、「春」、「新鮮なあなた」- ビショプ自由詩319-8-30
ポエム- la_feminite_ ...自由詩4*19-8-30
ポエム- la_feminite_ ...自由詩3*19-8-30
詩を書くということ(改訂)- ひだかた ...自由詩819-8-30
夕立- 立見春香自由詩419-8-30
求愛のない日々は- こたきひ ...自由詩419-8-29
涙腺をゆるめられる事のしあわせ- こたきひ ...自由詩419-8-29
いつだってそれは過去形で語られるものだろう- ホロウ・ ...自由詩3*19-8-29
自称詩人、襲撃!!- 花形新次自由詩119-8-29

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