静けさ 揺れる
俄な雨、
光の空から
降り注ぎ

宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては散開し
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する

静けさ 奥ま ....
雲が帰って

空には誰もいない

見上げるすべてが

星と月だけのものになる

やがて

聴こえてくる

オーケストラの音が

目の前まで星が降りてくる

月が指揮をす ....
断崖絶壁に追いつめられて
片方の足を踏み外した

寝床の中で右側の足を蹴ってしまった
それで夢だったと気が付いた

それはきっと誰でも見るに違いない
断崖絶壁から落ちる夢

フロイト ....
夏の余韻は完全に消えて
秋に成り切って
寒さが少しずつ増していく

秋の潮騒は何処か寂しさがあり
満たされていない心には寒い

秋にやりたいこと
直ぐには思いつかない
何をやりたいの ....
舞い降りてきた粉雪が

トーキョーには珍しくて

傘を持たない人々は

慌ててカフェに避難する



舞い降りてきた静けさが

トーキョーには珍しくて

ポケットの無い ....
未来から
遠い遠い過去の木霊
確かに響いてくるのなら
私たちはもはや何処にも属さず
あらゆるものに優しく開かれ
柔らかに終わりを待てばよい

)あまたの感傷を一つの確信に変え

ふる ....
遅い初雪が降った朝
地面は乾き
空は薄雲に覆われて
空気は張り詰めている

刈り残された秋明菊の平たい葉が
上を向いて受け止めている
クリスマスローズの広い葉も

とける事を忘れた雪 ....
朝目覚めて何もせず
ベッドからソファへと身を移す
時計は6時を指している

街はまだ微睡の中
幹線道路から離れた住宅地のせいか
車の音も人の声も聴こえてはこない
漸く鳥たちが目を覚まし囀 ....
指の骨をポキッと鳴らし、さぁ僕は男になるぞ!
左の小指だけ鳴らなかったんで、やっぱりやめます!
雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている

)わけの分からない宣伝カーが
)ゆっくりと通り過ぎて行く

ひんやりとうねる空気
傾きかけた太陽
 ....
月のかたむき
くまの夢
片方のこったパンの耳
この日差しのあふれた一粒を
こまかく こまかく
もっとこまかく、美しくみがいて
あつめて
天からふりまいたのを
永遠と呼ぶから
きみ ....
この凛とした 、夜の大気に
夕暮れ斜光の余韻 未だ響き
寂寥空洞のその彼方 、遠い畏怖が蘇る

君の豊かな白い乳房に
西陽のなか幾筋も浮いていた、
蒼い血管の生々しさを
忘れることができたのは
ついに自分に勝てたから
ではなく
燃え盛っていた胸の火が
ただ儚くもかき消えたから


恋慕い
ついに手に入れたもの
手に入らなかったものたちが
木立の間に ....
人は詩人にはなれない
まわりくどく
うんざりするほど
くどい説明しか書けない

月や花は何も語らないけど
存在そのもが
永遠に詩を詠ませる

季節だけが唯一詩人であり
人はその ....
ある日
どんな気持ちの迷いか
それとも突発的な事故と解釈するべきか
お年頃の二人の娘に
お父さんは童貞だよ

言ってしまった

すると上の娘が何ら怯む事なく
私達二人共、小学校の時 ....
坂の下は霊魂の溜まり場だった
降りて行ってはいけない と彼女に言われた

彼女は二十四の歳に逝ったままの若さだった
その代わりにある家を見て欲しいと言う
二階に八畳間が二つ在るのだけれど何か ....
風のすっかり止んだ朝
あなたと僕とは 
公園のベンチの見える辺りで
昨日の雨の激しさを思い出した

いつのまにか あなたがポケットに忍ばせた
淡色の宝石が 太陽を透かす
哀しい石鹸の香  ....
向かいの家の屋根瓦が
黄金色に照り輝き
高い高い秋晴れに
遊ぶ子供達の声も軽やかだ

一方私は布団のなか
鉛の憂鬱を抱えながら
それでもこの美しい秋日、
天高くから降って来る
青い青 ....
知らないうちに僕も大人になっていた。
絵柄を見ずにコアラのマーチを食べていた。
魅力ある町にしようと話し合い新しいもの取り入れる勇気

ラジオから鳴り響く歌懐かしい懐かしさだけ集めた番組

ラジオ聴き最近の曲知っていく歌詞重視の曲を聴きたい

昔見た映画のシーン思い出 ....
ちまたには暗いニュースばかりが続いているから
明るい話題が欲しくなる

そんな思いを数にたとえるなら
きっと算数だよね
数学じゃなくて

悪い噂は
それがたとえデマでも
一度立つと
 ....
ことばって何処にあるの
辞書のなかに埋もれているの

人間って何処にいるの
へそまがりな生き物じゃあなければよいけれど

幸福と善とはいっしょなのでしょうか
あるいは幸福のしっぽが見え隠 ....
ア、気息が冷たくなった。


夕空のコゲが美しい。

このダイダイの空腹。


迷子になった記憶はいつも鮮明。

まちがえ人が話しかける。

身内のだれかにするように・・・ ....
遠い汀に
戯れる鴎の姿
記憶は遥か遠く
思惟も体も
遠く 遠く

言葉は硬質な一条の
紙片に書かれた
淡くても強い直線
のようだ
彼岸を渡り
わたしの幻を
確かにあそこに
作 ....
見捨てられちまった小鳥が一羽 弥生生まれの小鳥が一羽

夜に目覚める小鳥が一羽 飛ぶ先の無い小鳥が一羽

それでもあてなく羽ばたいてみる それでも翼が頼むから

それでもあてなく飛び立って ....
感情が漂白され
漂流していく時空を
速くなったり遅くなったり
緻密になったり大雑把になったり
なんて自由自在に運ぶ移行

魂の打つ突発的な躍動
変拍子や裏拍に
コレハナンダ?
新たな ....
あとどれだけ生きられるのかなんてまるでわからない、人生の終わりは以前より確かに親しげな笑みを浮かべて、横断歩道のむこうでこちらを眺めている、風は少しずつ冷たさを増し、そのせいでなにかに急かされるよ .... 朝は一番に鶏が鳴いた
庭の隅の小屋のなかで

戦後十六年か七年の頃だったと思う
私は小学校に上がって間もなかったと思う

山間の辺鄙な場所は
食料品に恵まれていなかった
私は痩せこけて ....
星々が紡いだ朝を毛布にして
夜は眠る 瞼を閉じた役割のない世界で

毛布になった朝は太陽を掲げる
その両手は太陽の手と呼ばれた

名のない時代でもそれは当たり前のように巡り廻った
その頃 ....
これまでに余りに
多くの音楽を聴いてきたせいだろうか
ふっと頭に突然メロディが流れてくることもあれば
TVを観ていてCMや番組の曲が思い出せないことがある
脳にメロディが張りついた感覚だと言え ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
造形流- ひだかた ...自由詩4*19-11-9
星のシンフォニー- 丘白月自由詩219-11-9
夢の正体は解らない- こたきひ ...自由詩319-11-9
秋の潮騒- 夏川ゆう自由詩119-11-9
トーキョー少女- もっぷ自由詩2*19-11-9
贈り物- ひだかた ...自由詩519-11-8
いつから仲間になっていたんだろう- Lucy自由詩6*19-11-8
静寂- HAL自由詩7*19-11-8
ポキッ- クーヘン自由詩5*19-11-8
道草(改訂)- ひだかた ...自由詩319-11-7
かわいい- はるな自由詩519-11-6
残響- ひだかた ...自由詩519-11-6
晩秋の空に- Lucy自由詩9*19-11-6
- 丘白月自由詩319-11-6
月の満ち欠けにまつわる物陰- こたきひ ...自由詩319-11-6
夢現〇境界- ひだかた ...自由詩4*19-11-5
恋愛詩- Giovanni自由詩10*19-11-5
この秋日に- ひだかた ...自由詩1019-11-5
コアラ- クーヘン自由詩9*19-11-5
映画- 夏川ゆう短歌4+19-11-5
誤算だらけのラブソング- こたきひ ...自由詩719-11-4
ことば- 梅昆布茶自由詩1519-11-4
秋になると思い出す断片- ナンモナ ...自由詩9*19-11-4
別れ- Giovanni自由詩619-11-4
見捨てられちまった小鳥が一羽- もっぷ自由詩2*19-11-3
ポップ・フィールド(改訂)- ひだかた ...自由詩519-11-3
晩鍾、狂ったように木魂するさなかで- ホロウ・ ...自由詩2*19-11-3
鶏だって- こたきひ ...自由詩619-11-3
- きみのて ...自由詩719-11-3
ググる- HAL自由詩6*19-11-3

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