死にたいと思いながら 同じ時間に目を覚まし
死にたいと思いながら リンパ浮腫になる心配をし
死にたいと思いながら ラジオ体操をしたりする


死にたいと思いながら お茶を飲み
死にたいと思 ....
さあ悟れずに生きていく

線路に財布を落とすようなとき

駅員がひとりもいないようなとき

ホームから降りて財布をとるようなとき

だれかが非常停止ボタン押して大騒ぎ

平成は昭和 ....
滞在時間が近づいて
右手からプラズマが出てる

あなたの食べてるものを食べてみたかった
あなたの飲んでるものを飲んでみたかった

ひどい別れ方をすることになるけど
それまでいっぱい、 ....
死にゆく蛍がかじった、かもがやの隙間の細い風
すっかり軽くなった腹を抱え
夜霧の中をしっとり歩いている
大きな風に
人の声が洗われて、草木の本当の
美しさを見る日を待ちわびていた

 ....
だれも自由をうばえない
君の自由は君だけのもので
でもね

僕の自由は遁走することだけなのだろうか

君の自由は時に逆走して過去や未来を変えようするけど
それを拒むものは自分自身なのかも ....
同窓会のたびに
あなたを探す

席に着いてからも
入口ばかり見てる

お酒を飲みすぎて
タクシーでホテルに帰る

ドアを開くと
カーテンが揺れてる

さっきまでここにいたの?
 ....
うつろな白い金魚が
一瞬こちらを見た

わたしはもうずっと、この命を誰かにもっていってほしかったから
誘われるまま飛び込んだ

ザボン
それから息を吐き切ってブクブク……

9%のチ ....
気が狂っちまった

宮沢賢治はどんだけ正気?

中原中也はどんだけ正気?

誰もがせつなくて


俺の半分以上が俺のもんじゃねえ

狂うってこたあそういうこったあ

さらにさ ....
掌から零れ落ちた幸せを
慌てて拾い集めようとするけれど
砂上の楼閣の如く
脆くも崩れ去り
風に浚われ跡形もない

立ち竦む 過去と未来の狭間
砕け散った心だけがその場に囚われ
視界を阻 ....
{引用=(*筆者より――筆者が本フォーラムでの以前のアカウントで投稿した作品はかなりの数になるが、アカウントの抹消に伴ひそれら作品も消去された。細かく言ふと二〇一五年十二月から二〇一七年二月までの間に .... 船が海に飽きて空中を浮遊したり
飛行機が空に絶望して海底を探検したり
少年が瞬くまに老人に進化したり
したら
愉快で痛快だな

子供が鉄棒に失敗して砂場に落ちた
自力で這い上がり立ち上が ....
ただきみが死んでしまうということが僕にとっての救いだったはずなんだけど
終わりがあるならすべてが美しい思い出になるしゲロ吐いたことにも意味があるし
心臓をすり潰してつくった色とりどりの造花を花束に ....
ピンクが似合わない
この体にも
桜は舞い降り
憩う時がある

腕のざわめく
動きに合わせて
花びらのトンネルが
開通する

まるでカーディガンを
羽織る姿は

春しか着ない
 ....
 43年ぶりに高校の同窓会に出ることになって、卒業写真を探していると、古い写真入れの中から一枚の写真が出て来た。それは母の遺品の形見分けの際に兄から渡されたものだった。古い毛ばだった厚手のコートを着て .... 翌日。
妻は薬局で妊娠検査薬を買ってきて試した。
陽性だったと妻はそれを俺に見せた。
俺たち夫婦は子供を授かった。勿論その事実を確かめる為に俺は会社から休みを貰い妻を産婦人科に連れて行った。
 ....
天変も大地の異変も起こる事なく。
一見、平和に穏やかに過ぎていく日々。

リモコンのスイッチをonにすれば、映像と音声が垂れ流される。television。
垂れ流されているけれど、眼も耳もほ ....
燦々と
陽は降り注いで芽は弾け
花は開いて誰か居ぬ

誰かいたか?誰がいた?

記憶にうっすら響く余韻
懐かしく憧れた 
娘の顔が
逆光に浮かぶ

)きっとまた会えるから
)き ....
真夜中の真ん中あたり
帰宅した千鳥足に
コツンとぶつかった
ものがある
   
jorro
   
やあ久しぶり
すっかり忘れていたよ
 
世界にそういうものが
あるなんていうこ ....
物が増えていく
片づけをしなければ
部屋の空気が淀んでしまう

いつも掃除をしていれば
片づけようとすんなり思える

要らないもの捨てる勇気
思い切りのよさが必要

感謝しながら
 ....
なにに触れたい
どんな言葉にして告げたい
その言葉に夕日は驚くほど
ウブなふりをするのでしょうか?

すっかりと
夕日は街を歩く人の影を
針の線にし
けれどようやく生き返った人はみな
 ....
歪んだ頭蓋骨は陳列され、天井のひと隅から滴る雨水は床に暗示的な不協和音を作り出す、お前の罪の名をその情景に添えよう、次に来た誰かが腐肉の臭いを飲み込まずに済むように…黒猫がひとつ、自分の毛並み .... 今日の平板を飼い慣らし
明日への傾斜を生きる私は
もう何十年もの間口を開いたことがない
者であるかのようだ

赤く燃える早春の夜空
ゴオゴオと鳴る遠い街並み

いったい出口は常に入口だ ....
ワンピースの裾をはためかせてバイバイ からからと
転がる青い日傘

レースのカーテンにとまる蜜蜂
ありふれた言葉の羅列をたどり
ふり返り笑う

命の儚さ
虚さ
ひとは過ちを繰り返す

からからと
転がる青い日傘
 ....
ある日少年が目覚めてみると 
背中に翼が生えていました


とても大きくて重そうな翼です


少年は空を自由に飛びまわることが夢でした
なので嬉しくてうれしくて
早速その翼を羽ばたか ....
男の髑髏を擂り鉢に入れ擂り粉木で砕き擂り潰しながら傍らに置かれた壺の半ば迄腐らせた自らの血を柄杓に掬い垂らしていく
黒ずんだ液になったのをみて両の掌に掬いとり口に含むと舌で撫で付け広げていった
擂 ....
娘が二人いて、二人共中学一年の終わり頃から不登校になったよ。
俺は三十代の半ばに縁があって結婚し所帯を持った。それ以前は飲食店の厨房で働き店を何軒か転々としていたが、十年近くはM駅前の洋風居酒屋で働 ....
待ち合わせは19時

人智で朽ちた世を
きっと春雷が明るく
美しくしてくれる

さあ
行きましょう
サクラの木の下へ

サクラのチップで
燻製にした
シカやウサギは
美味 ....
宙空に
吊るされ
巨大な空虚が
肉身を引き裂こうと
している
足場は奪われ崩れ
奈落の底を眼前にし
私はそれでも
前へ前へと
自らに言う
不安と恐怖に
貫かれながら
もう駄目な ....
涙のない光の夜に
闘いは風をひもとく
桜に集まる少年の歌は
一つになる静かな歌
一番なんて言わない
遊びなんだもの
光によって歌によって
始まりになった春の扉
秋葉竹さんのおすすめリスト(2293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アンビバレンス- 涙(ルイ ...自由詩819-3-13
孫悟空の八つ当たり- ペペロ自由詩819-3-12
オイル缶の食料庫- mizunomadoka自由詩419-3-12
虐待- 印あかり自由詩11*19-3-12
自由の歌- 梅昆布茶自由詩519-3-12
shallows- mizunomadoka自由詩819-3-11
春休み_月曜日_ドン・キホーテ- 印あかり自由詩3*19-3-11
気狂い詩人- ペペロ自由詩919-3-11
レクイエム- 美空自由詩319-3-11
旧作アーカイブ1(二〇一五年十二月)- 石村自由詩14*19-3-11
船が青い海に絶望して- こたきひ ...自由詩419-3-11
架空の恋- xxxxxxxxx自由詩219-3-11
空のクローゼット- ミナト ...自由詩419-3-10
_モギリ_/_冷たい大理石の記憶__- beebee散文(批評 ...5*19-3-10
天変も大地の異変もなくて_続編- こたきひ ...自由詩419-3-10
天変も大地の異変もなくて- こたきひ ...自由詩419-3-10
春日の余韻- ひだかた ...自由詩619-3-9
思い出す- やまうち ...自由詩3*19-3-9
部屋の片づけ- 夏川ゆう自由詩519-3-9
夕日の約束- 立見春香自由詩1019-3-9
オルタネイト・ピッキングの幻想- ホロウ・ ...自由詩3*19-3-8
ループ- ひだかた ...自由詩519-3-8
一行詩- ミナト ...自由詩219-3-8
青い日傘- あおいみ ...自由詩419-3-8
あの頃少年は、行こうと思えばどこへだって行けるって頑なに信じ ...- 涙(ルイ ...自由詩419-3-8
お歯黒- ルラ自由詩2*19-3-8
干からびた流木を集めて人生と言う筏を組めば- こたきひ ...自由詩4+19-3-8
エアレストラン- ナンモナ ...自由詩4*19-3-7
walk・on_7_前へ前へ- ひだかた ...自由詩719-3-7
春の扉- moote自由詩419-3-7

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