夜が、急行列車のように
時を、間引いて、過ぎていくから
夢と現実の境界線は、いつも
曖昧に、滲んでいる



抱き締めあう行為は、
波のようなリズムを、刻みながら
深い海に沈んでいく ....
甘い声二度とこない、二度とこない。
ロンロンロンバケイションは黄色く目を細めた。
女性は整形をくりかえし 男性はふりむいてばかり。
若かったから使った、
使った音域をえらいきかいにとり ....
ここんとこ
ぱっとしないし
この先再ブレークの
見込みもない

そうなったらとりあえず
「引退します」と言ってみると
引退までは
あの頃を思い出したように
持て囃されること受け合いで ....
涼やかな風が吹いている
寂しげな曇天に包まれて
秋の気配が漂っている

僕は相変わらず臥せっていて
君の姿は遠くある
遠く響く君の声
僕は抱きしめ此処に居る

君、ぼくたちはどこから ....
私のもしもは妄想に溢れてた

もしも
お金ではなくて
愛情を融資する銀行が出来たら
手持ちの愛を預け入れる人がいて
それを借り入れた人は
利子をつけて返していくんだろうな
だけど預け入 ....
なにか

白い ものが

のこされて ゐる


うまれたものが

去つた そのあと に

そしてこつちを

みつめてゐる


長い午後に

時が

裏返 ....
街が明かりを失った夜
星々は本当の輝きを見せた
どんなに悲しい理由でも
それは純粋に美しかった
便利さと引き替えに
手放してしまったものが
便利さを失った時に
わたしたちを慰めてくれた
 ....
初めて

心が死んでしまうと 思った

初めて

ずっと ずっと 泣き続けた

初めて

気が狂ってしまうと 思った

自分から 振りほどいた手は

とてつもなく 痛かった ....
道の端に蝉が転がっていた
壁の影にひっそりと

炎天下の中へ這い出て
求愛を啼き叫んだおまえの夏は
一生が、
ここで終わったのか



あなたを思い出にするにはただ時間をかける
 ....
私の世代で
大坂と言えば
やっぱり大坂志郎だ

私にとって大坂志郎は
善人の男子代表であり
(女子代表は三崎千恵子)
こんなおじさんになりたいなあ
と思う数少ない人物の一人だった

 ....
ひとりで生きてくことが
出来るほど
優勝賞金凄いね、凄いね四億円
ウィリアムズがあんなに
怒った訳が
やっと分かった気がします
ああ大坂しぐれ
あれは高熱で友人の家での介護から帰った日だった

何通もの速達が届いていた


電話をください

父から



そして今になっても聞こえる
二階の昼時の母のスリッパの音
 ....
あなたは今後私達が子宝に恵まれたらどんな子になってほしい?健康な子ねそう言うと思ったわもちろん賛成よだけどね人は健康に死にいくことは稀なのよ私はこの子が風邪をひいて寝込んだら入院生活を送る人を思い頭痛 .... 怪我さんの筆力がすごい
そんなフレーズを思い出しながら
蓮の花咲く街道を
歩いていた

脳の絵が思い浮かぶと
白い服の男が
警察官に誰何(すいか)されて居た
自転車を道端に停めて

 ....
雨上がり まだ見ぬ楽土 虹に賭け 深草恋しい 梅雨しぐれ

ゆらゆらと 風の子守か ひまわりの 裏に隠れた 草虫ひとり

キラキラの うねりゆったり タイヤの浮き輪 浅瀬の小魚 遊び仲間に
 ....
やはらかく稲穂は風にたくましく それは夏の嵐の夜であったが
積乱雲の割れ目から
夜目にも鮮やかな新星が見えた / 見えた気がした


暗い湿気た空気の中を
零れ落ちて 光の粒よ


光の粒には質量があって
重さが ....
嗚咽しながら

吐き出した言葉に

貴方は どんな顔をしていたのか

視界はあまりに歪んでいて

土砂降りのように 見えなくて

優しく 頭を撫でてくれた手に

私が

ず ....
時に
他人の親切や思い遣りが煩わしくなる
そんな日は良い人になれない自分がいて
どうしても優しい笑顔がつくれない

理由もないのに心がビョウキになってしまう事
きっと誰にでもあるだろうけれ ....
大きな波がやってきて
ふるさとをさらっていった

そこには金の楽器があって
音楽が保存されていた

夕暮れの歌
あの時の歌

昔奏でた旋律は
どこへ行ってしまっただろう

ひと ....
古本に残る傍線秋灯下 いつだって弱い者がウソをつくのさ

ワタシって必要かしら今のキミに

つまり雨そういうことよ残念ね

ごめんもうがんばれないこれ以上

ヘルプミー急遽癒しが必要です

誘惑に負けて ....
脱ぎ捨てられた革靴にすんでるゆめみたいな気配
のどの奥がかゆくてくるしくて
頭にあなをあけて考えてることがみんなだらだらあっと流れていったら楽だなとか
2番線ホームのまん中くらいからみえる公 ....
呉市から幾つか橋を渡り
大崎下島にある御手洗地区

昔ながらの建物が並ぶ
町並みを歩いて
日本の奥深さを知る

最近になって人気になり
観光客をたくさん引き寄せる

海からの風
 ....
「何やら 嘘の匂いがするなあ」

なにか 一段と深い思い出の
あたしのよく知る 醜悪な思い出の一端によく似た
赤い女が 高く遠い 塔のてっぺんにいるらしい

その女の声は こんなにも遠く離 ....
眠れない街よ
興奮と快楽と 女と男
何処で眠るのか いつ眠るのか
しでかした過ちの代価は 病と牢獄へ
叫んでも 償っても 
因果応報 神の裁きは免れぬ
脳が沸騰して闇夜に消える

天災 ....
彼は世界一静かに電話をかける。
彼が電話をかけるとき、何故かコール音も小さくなるので、ほとんどの人は、彼から電話がかかってきても気付かないだろうと思う。
だけど、わたしは電話に気付いた。ずっと耳を ....
そんな日が来ることを
心の底から願っている

もし挟まれているところを
見つけたら
一目散に駆け寄って

「今なら良い自称詩が
出来るかも知れないぞ
ほれ、何か呟いてみ」

と優 ....
ぬいぐるみタワーの頂点に鎮座まします
柴犬の子犬のような何かでもないよりか
はましだということです

その女、凶暴につき
眠ります秋眠だって暁は覚えない
左足首を捻挫しました履いていた
 ....
熱帯夜、青褪めた路上で血を吐いた
のたうち回る放熱の過去
祭壇はニコチンと、それから
もう少しイルーガルな煙に煤けて
性急過ぎたエイトビート、カタルシスの
生真面目な断絶の残骸
摩天楼 ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2339)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
記憶の海- 長崎螢太自由詩3*18-9-12
あまこえにと- ともちゃ ...自由詩3*18-9-12
スーパーモンキーの引退商法- 花形新次自由詩118-9-11
エコー- ひだかた ...自由詩11*18-9-11
街が詩人で溢れたら- こたきひ ...自由詩218-9-11
白いもの- 石村自由詩10*18-9-10
星空ツイート- もとこ自由詩13*18-9-10
それほど君が好きだった- 赤椿自由詩318-9-10
「空蝉」- 桐ヶ谷忍自由詩418-9-10
大坂物語- 花形新次自由詩118-9-10
大坂しぐれ- 花形新次自由詩218-9-10
親不孝- まみ自由詩3*18-9-10
育ち- しょだま ...自由詩318-9-9
怪我さんの筆力- 間村長自由詩7*18-9-9
四季彩の風と空- むっちゃ ...自由詩7*18-9-9
稲穂- chiharu俳句6*18-9-9
強く放たれて来た光の粒よ_/_放たれていること- beebee自由詩11*18-9-9
愛していたよ- 赤椿自由詩618-9-9
分け与えるなんて- こたきひ ...自由詩518-9-9
音楽- やまうち ...自由詩318-9-8
秋灯下- chiharu俳句5*18-9-8
非常口- Wasabi 川柳6*18-9-8
けはい- はるな自由詩918-9-8
御手洗地区- 夏川ゆう自由詩318-9-8
偽りで話す_赤い女- クロヱ自由詩118-9-7
天災は忘れたころに- あおいみ ...自由詩2*18-9-7
静かな電話- 水宮うみ散文(批評 ...3*18-9-6
自称詩人が建物の下敷きになる日- 花形新次自由詩118-9-6
羊の眠る場所/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩1*18-9-6
波紋の残像- ホロウ・ ...自由詩2*18-9-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78