朧な虫の音
池畔に風が渡り
汗がひく
ほんの
ほんの少し
涼しい夜
夏の欠片を
見つけた夜
「みやざわけんじくんが
人殺しだと言っただけじゃないか!」
木更津の暴れん坊が
予算委員会で唐突に
そう叫んだとき
質問者の共産党員が
「何を言うんだっ!」と気色ばんだ

それをニュー ....
明日鰺を焼く
今日は豆を食べる
いつもと変わらぬ
立秋過ぎて
8月14日
空晴れて後
夏が残る
ライブ行き行っただけでも気分いい歌声を聴き更に気分いい

ハンバーガー好んで食べる気はなくて無理して口に押し込むようで嫌

暑い日はかき氷食べクールダウン頭が痛くなるのが嫌い

動物園時々 ....
形から入るタイプだから水晶玉でもそろえない限りスピリチュアルに傾倒することは一生ないと思う。それに飽きやすいから。さみしい人がハマるんだよって、ハマったこともない友達が深刻な顔で忠告してくれたけど、き .... もうちょっで物語は完結するから、舞台の前から席を立たないで欲しい。
あまりの悲劇の連続に笑いが起きてしまいそうだった。でも最後は泣けてくるから期待して下さいね。
どんなに長丁場の物語にも必ず終わり ....
かたいかたい土を破って死ににくる蝉。六角形の頂点で、
わたしたちは夏を迎えた 地味で可愛い花とか、葉っぱ
とか、きれいな石や安くてぺらぺらの靴。32階建のビル、
眼鏡のあの子、クーラー ....
素手でごしごし食器を
洗うようになった
ゴム手袋は着用せぬようになり
ゴム長靴はタクシー会社に
置いて来た
だって私は毒殺犯ではないのだから
湯呑やピペットは要らない
赤痢が猛威を振るっ ....
みんみん蝉の鳴き声が
ギラつき始める昼下がり
私は君に沈み込み
君は私を受け入れて
二人は一つに溶けていく
天蓋が開くのを待ちながら
苦痛と陶酔入り交じり
骨の髄まで溶けていく
乾燥機の横に
ノートが吊り下げられていた
落書きが多いノートの最後に
「心を洗える洗濯機を入れて欲しい」とあり
お店のコメントは
「探してみます」と書いてあった

ちょっと笑えて心が洗わ ....
強い酒を飲む習慣が身に付いてしまった。
何の事はない。仕事と職場の人間関係にストレスを感じてしまい、強靭とは言えない精神が悲鳴をあげたからだ。
アパートに一人暮らしをしていたから、誰にも咎められな ....
平和なひとにしか着られない服があるらしい。あたしも着たい。「似合わない」の散弾銃を浴びたい。身体中ぼこぼこに開いた穴から零れるのがうつくしい宝石なら生きた価値を見出せる気がしている。証明させてよ。フリ .... 取り出したノートを夕暮れに見つめている
手にして 最初の行から それを見つめては 
手で 時間自体を紐解いたような
光の方へと 時の言葉を読んでいる


何か そして 自分が経験した出 ....
擬音的な焦燥が砂のように散乱したフローリングの暗い色のグラデーションを誰かの
ダイイング・メッセージのように読みながら疲弊し続けた今夜の遺言を日付が変わる前に
脱ぎ捨てた衣類には今日という名の ....
夕立の匂い。そろそろまたこの辺の雑草を刈らないといけないか。遠くでゴロゴロと空が鳴る。横道にそれることにした。砂利だった道に草が生え、トラックのタイヤの跡だけ線路のようにまっすぐ伸びている。このあたり .... そう言えば
小学生の時給食費を持っていけなくて
担任の女の先生にクラスメートの前でズポンとパンツを脱がされて
尻を剥き出しにされた事がある
何十年たってもそれが脳裏にこびりついて離れない

 ....
私に秘訣を
聞いておかなくていいの?
いいんだ~?強がっちゃってさ
頑固は父親似ね
そんなお父さんや
あなたの人生を支えた私から
云って上げられることはそうね…
何があってもどんな時でも ....
1から育てた僕の木が
少し曲がっていた朝
風が吹いていた
誰かが曲げたのか
風のせいなのか
1から育てたのに
そう思うと腹が立った
一緒に種を植えたあの人
いつ見ても少し微笑んで
腹 ....
広島市の目の前にある似島
フェリーで二十分くらいかかる

海水浴場もあり
海水を使ったプールもあり
山登りも出来る

小学生の頃
臨海学校に行った
その時に似島を好きになった

 ....
 時代という鐘がなって、僕は生まれた。
 コンクリートで固められた部屋には窓がひとつあって、そこから海が見えた。
 そこには髪の長い女の子がいて、自然と二人並んで海を見ていた。
 海の音も風 ....
匂い立つ草に絡めとられ
探している君はいったい
いつの間に探すことを忘れたのだろう
夏というこの機械仕掛けの季節に
試している君はいったい
いつの間に試すことを止めたのだろう
夏は単純 ....
隣の工場の煙突はワケわからない煙を吐いてた。
匂うし、目が痛くて仕方なかったのは最初の内だけだった。
今は慣れて何も感じない。

筑波山が見える辺りの空に入道雲がたちのぼる季節だ。
工業団地 ....
君の頭のなかに幾千もの数が降り続けている。
暇さえあれば君は、暇さえなくとも君は、一心にノートに数式を書き続ける。
あまりにも君が夢中だからみんな不思議がるけど、なんのことはない、数が降ってきてい ....
真夜中のスーパーマーケット。どこにも行けないわたしを守る光の零れたシェルター。その隅で半額のお刺身を手に取る。賞味期限の近い3割引の食パン、腐りかけの安いバナナ、廃棄寸前の玉ねぎサラダ。見放されたもの .... 尚も人は、
七つの哀しみにわかれて
凍りついた虹の椅子に着座する
空はまだ無い

二度と汚されてはならない

新しい、昼と夜のために
星もなく陽もなかった
罪に染まった息を幾度もくり ....
ゆれながら
ふれると
濡れる

てのひらがあついことは
天使みたいに
すばらしい

朝がきて
夜がきて
また朝がきて
夜がきて

鳥がとんでいく
名前をよばれる
ふり ....
星ラクダが膝を折り
どうと倒れた

砂漠の王は革袋の水を掌にとり
その口に差し入れる

盗まれた太陽を追い
千夜を駆けた

汗と砂で固まったターバンは
王冠となり

残して ....
夏の麦わら帽子に穴を開けて
花の縁取りをした

冬のニット帽は角も包み
風邪をひかないようにした

卒園式にマニキュアで
魚の絵を描いた

わたしが死んでいないか不安になって
何度 ....
かさぶたは自己治癒能力の集大成で
自分も知らない、意識しない間に
細胞が傷を癒そうと努力してくれる。
形成されて行くその様子はまるで
傷がついたその箇所だけ
自分 ....
待つことになる約束などしなければよかった
待たせるような人を好きになってしまった
待っている間に雲を水平線を見ようか
暑い夏のこの駅で私はあなたを待つ
そういえば乗降客はいない
気の早いアキ ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2339)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏を惜しむ- 腰国改修自由詩1*18-8-15
殺人犯みやざわけんじくん- 花形新次自由詩118-8-14
8月14日- 腰国改修自由詩2*18-8-14
動物園- 夏川ゆう短歌218-8-14
宗教- 青花みち自由詩4*18-8-14
耐えられない心の痛み- こたきひ ...自由詩218-8-13
- はるな自由詩418-8-13
となえてこらえた- 間村長自由詩818-8-13
法悦- ひだかた ...自由詩518-8-13
コインランドリーノート- イオン自由詩2*18-8-13
胃が痛くて- こたきひ ...自由詩418-8-13
シースルー- 青花みち自由詩518-8-13
昔の日記を開いて- 番田 自由詩318-8-13
からっぽの世界に小石を投げ込む音を椅子に腰を下ろして聞いてい ...- ホロウ・ ...自由詩2*18-8-13
散歩に意味なんてないのだけれど。- よーかん自由詩218-8-12
- こたきひ ...自由詩418-8-11
最後の夜に- しょだま ...自由詩118-8-11
忘れよう- 腰国改修自由詩1*18-8-11
似島- 夏川ゆう自由詩218-8-11
時代の鐘- ヒヤシン ...自由詩4*18-8-11
夏のからくり- 葉leaf自由詩218-8-11
魂は瓦礫になってしまいそうです- こたきひ ...自由詩218-8-10
数が降る- 水宮うみ自由詩2*18-8-10
真夜中のスーパーマーケット- 青花みち自由詩10*18-8-10
アメジスト- atsuchan69自由詩4*18-8-10
紙のふね- はるな自由詩1018-8-9
morning_sun- mizunomadoka自由詩318-8-9
Horns- mizunomadoka自由詩218-8-9
かさぶた- 中山 マ ...自由詩418-8-9
夏の駅- 腰国改修自由詩3*18-8-9

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