面白いテレビ番組は終わり
テレビを消せば静寂

真夜中の室内に
真夜中の唄が響く
静寂だけど確かに聞こえる

頭の中が静かになる
今を純粋に感じられる

真夜中の唄は
静寂だから ....
戸口にて
人の声、聴く
この夜半

神は生誕し
闇を包み

私はそっと
鍵外す

遠く忘れた抱擁に
我が身を委ねる
そのために
パチンコで負けた金がいま手元にあれば
ipadを買うが
パチンコで負けた金がいま本当に手元にあれば
またパチンコ屋へ行くだろう

ガッデム
愛と平等という
矛盾に気づいた深夜に
冷蔵庫は唸り出す

絶えることのない
沈黙にも似た説教に
何一つ解決策は見出せず
労働者は眠る

冷蔵庫の不眠不休
労働者の不平不満

実 ....
口内炎を舐めながら新年を迎えた。
舌先に、除夜の鐘の青銅の味がした。
そう、
僕たちはいつも現場にいる
破片

最低の言葉遣いをする低脳だ

たとえ親が死んでも現場にいるし
無縁菩薩の教えなんてしらないし

5百ミリリットルのお茶が欲しいなんて
誰に ....
何もやることはない
金もない、家族もない、友達もない
ただ無駄に健康と時間だけがある
年末だろうが
年始だろうが
いつでも同じ
一生、ケの日の人生
自称詩書きまくりの生活

自分には ....
さむい朝
世界じゅうで息は吐かれて
甘い詩をなめて生きていくの
といった
彼女が死んだ
花はあめ、さめざめと底で
咲くからよるに鳴く
あわい、
輪郭をなめてとかす
ふぶいても
ふぶいてもひらく花
拐かされた
まひるの疑いようのないしろさが
しんしんと積もる

 ....
さようなら、うつくしい雨が消えていく
冬の破片があちこちできらめく街
ささやかに風の模様が刻まれた傘をたたんで
きみはアーケードの中へ姿をくらませた

九十日垂れ流されたクリスマスキャロ ....
ピアノには弾く人の心乗り移る弾く人の世界形成される

生き物のように街並み変化する毎日何処か工事している

通学路その周りには家ばかり児童の安全守るグループ

近道があればいいなと思う日々 ....
咲き誇る冬の薔薇
清澄な空気に
白く濡れたふくらはぎ
閉じられる傘

雨上がりの明るみに

触れ合う額と額
優しい石鹸の匂い
紅に染まる薄い頬









 ....
絵筆ではなく
言葉のペンでするスケッチ

現実からかけ離れた場所に椅子を置いて
そこに身を委ね
手には大学ノートではなく
スマホを持ってる

頭の中で思索を巡らしていたら
そこからみ ....
年末の日曜日


昼から呑みながら適当に





部屋の整理をしていたら




















 ....
まだ6時前だが
ぼくはカウンターのいちばん手前の椅子を引く

マスターが早かったね と言いながら
ぼくのアーリー・タイムスのボトルを出してくれ
磨かれたオン・ザ・ロック用のグラスがひとつカウ ....
 恋人にもらった架空の靴で街を歩こうか。
 (逐われる度に痛むんだ心臓が)
 精神を病めば幽霊が見られなくなるんじゃないか?
 (湿地で恋を叫びながら踊る人間たち)
 かつての人は豹変する。
 ....
東に東に行ってそれで見えるようになった建物が
大きいほど小さくなれる気がした
本当は寒いところならどこでもよかった
この季節に
身を預けたままぼんやり生きたい
ままならない生活、体、触れられ ....
行きたい所を決めて
良いイメージを持ちながら
あなたとデートを楽しむ

見る街並みもお洒落な店も
輝きが増し特別感が湧く

何処へ行こうか
前日から色々考えて
幸せ気分を味わう

 ....
 原色の静けさの中ここは湖底。
 月光は青い輝きを紡ぐ糸のよう。
 黄色の象徴は何を思うか。
 息苦しく波打つ湖面に雨は降る。

 血潮に染まる感情の震え。
 息苦しさを抱える貴方が見 ....
 公園を散歩してる時

 電車の席で

 映画館の座席で

 その人はいつも右側にいました

 レモンの香りを漂わせ

 右腕に想いをこめて

 引き寄せる腕力を示せたら
 ....
方角はどっちでも拘らない
もし空を円盤が飛んでいたら
それを目撃してしまったら
携帯電話のカメラ機能で動画を撮るなんてとんでもない
私だったら
何も見なかった事にする
直ぐに忘れてしまう事 ....
夢のように過ぎてゆきました
何も築くこともできず
何も成さず
夢のように過ぎてゆきます
ただ暮れてゆきます

風吹きぬけ
とまどい惑い怯えています
遠くから聞こえてくるような
懐かし ....
使わないという理由で
祖母にもらった電気スタンドは
明るさを調節できる
調節することは滅多にないけれど
以前に使っていたものに比べ
きれいで新機能があるので嬉しかった
ほぼ毎日使っているこ ....
愛娘が毎朝八時に起こしに来る
歪み捩れた時空の層を超えるのは
なかなか大変だそうだ

)合鍵を作ってやろうか?ちゃんと電車に乗って来いよ

おはようのキスをしながら僕は言う

)そんな ....
ぐっと空気を、背骨が開く、奥から、丸く、盛り上がる
身体的な構造が、喜びなら
感覚は、恥部だろうか
神経は、管で、感覚を開くくさびだ
喜びがつくられたものなら
この身体的な喜びの感覚は
開 ....
雲、流れ
流れ、雲が空をいく

ぽっかぽっかり青を裂き
気流の鳴る音、響かせて

澄み切る初冬の夕暮れに
荒れる呼吸を収めては

私の宇宙を横切って
流れ、雲が空をいく


 ....
柿が自らの重みに耐えかねて
落下するのはいつだろう
近くで見れば黒ずんできているが
遠くからなら変わりなく
まるく楽しい色を放っている
俺は葉の落ちて実だけになった
この柿の木を美しく思う ....
スパゲティの判決
噛んだ飴で口を切った
午前零時半の雨が頬を打った
熱を冷まして
爪先に手が届いたら
復讐に出掛けたい
割り勘で食べよう 君はなにもしてないけど

愛にはもう何もできな ....
ゆっくりと歩く蝸牛
それで
どんどんと黄昏の国が過ぎて
宵闇せまる暮らしの中で

わたしも
立ち止まったままの
蝸牛

さまよえる
迷子

冷たい風が
「シッ!」
っと ....
中村くんとは小学二年のクラス替えのときに出会った
中村くんは絵の天才だった
井の頭公園で学年写生大会があった時に描いた彼の孔雀の絵
僕はそれを観せてもらって圧倒された
画用紙から今にも跳び出し ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夜中の唄- 夏川ゆう自由詩320-1-4
委譲- ひだかた ...自由詩2*20-1-3
手元にあれば- mmnkt自由詩3*20-1-3
冷蔵庫- TwoRivers自由詩6*20-1-3
口内炎- クーヘン自由詩2*20-1-3
冬籠り- 梅昆布茶自由詩1020-1-1
大島てるに見つけてもらうまで- 花形新次自由詩219-12-30
彼女- はるな自由詩619-12-30
六花- むぎのよ ...自由詩219-12-29
Spring_Can_Really_Hang_You_Up_ ...- ホロウ・ ...自由詩3*19-12-28
通学路- 夏川ゆう短歌319-12-24
再会- ひだかた ...自由詩319-12-23
抽象と具象、そして写生- こたきひ ...自由詩619-12-23
古い写真- TAT自由詩519-12-22
SAD__BAR- HAL自由詩5*19-12-22
架空の靴- 阪井マチ自由詩219-12-22
胡乱な冬- 星染自由詩319-12-21
デートは楽しい- 夏川ゆう自由詩219-12-21
ヴァイオリン・ソナタ- メープル ...自由詩4*19-12-21
右腕- 佐白光自由詩2*19-12-21
「もし」を重ね重ねたい- こたきひ ...自由詩219-12-21
おやすみ- あおいみ ...自由詩3*19-12-20
電気スタンド- mmnkt自由詩219-12-20
このところ- ひだかた ...自由詩419-12-20
開く_尾骨_骨- 水菜自由詩219-12-19
流れ、雲- ひだかた ...自由詩519-12-18
- mmnkt自由詩419-12-18
告知と食事- 星染自由詩219-12-18
くらやみ蝸牛- 立見春香自由詩1219-12-18
中村くん(改訂再録)- ひだかた ...自由詩5*19-12-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77