すべてのおすすめ
ぼくときみの邂逅が46億年の証明ならそれでよいのだろう
だけど君の背中に羽がついていないのはぼくのせいではない
そういった羽を供給する会社の社員ではないのだから

ぼくは優しい気持を維持できな ....
さびしい道化師は
観客のいないサーカス小屋にひとり
空中ブランコや象の玉乗りの夢を見る

もう雇い主なんていやしないが
故郷にかえるまえに思い出にあいにゆく

もう料金箱にはどんな人生も ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
ただしい農場では
ただしい青果が生産され
世界をよりただしくしてゆくのだろう

おびただしいひとの群れは
おびただしい愛の定義をつむぎだし
世界をより美しいものにしてゆくのだろうか

 ....
とても大切なことをわすれて
とても大好きなひとをわすれて
それでも生きている

あたえられた課題を
こなせない生徒のように

やっぱり不器用でふまじめで
廊下のすみにたたされているんだ ....
解放の日の記念にミネストローネをつくりたかったんだ

なにからの解放だってきかれても
僕にもよくわからないんだが

とにかく野菜は自然主義者で
そのおだやかな主張を胃袋におさめたならば ....
すべてのジャンクの山のなかからあなたを掘り起こす
随分と埃はかぶっているがすぐにでも使えそうなんだ

すべての汚れたもののなかから抽出された血液だけが
あなたを再生させるものなのかもしれないの ....
趣味で生きているんです
死ぬこともできるかもしれないが

くだらなくとも
生きてゆくことが
せいいっぱいの趣味なんです

まだまだ生命活動を続けたいと
こころが言っているようなので
 ....
ところどころ染みがあったり
生活のほつれを永遠に修復の終わらない遺跡のように身体に
こびりつけたまま時に非日常の夢を見る

晴れときどき詩人みたいな気がする日には
あえて蛙の被り物を棄てて芋 ....
世の中の気に入ったものすべてを集めることはできないが
ときおり巡り合う素敵な情景や言葉を僕の何処かにスケッチしておこう

ときにはロボットが生産ラインで溶接した鉄板でできたちいさな車で風 ....
インスタントラーメンと目玉焼きぐらいしかつくれなかったが
いつしか肉ジャガが美味しくつくれるようになってしまった
かぼちゃの煮物と筑前煮と筍の土佐煮にきんぴら

変化は世の常ではあるが妻と離別 ....
風には色がない
想いにはかたちがない

自身のすべてを解ってもいないくせに
何かをひとに伝えようとこころみるも
手応えひとつ得られず

脱け殻となって
風化する前にもうちょっと
生き ....
最期のタバコ屋で最期の女に出会い
最期の言葉を交わして
いっしょに暮らそうかとも想う

いつも最期に出会いたくないので
のらりくらりいきている

挑戦状のないリングで闘争心のない犬と成り ....
おもいでのまちをとおりすぎて
おもいでのまちにかえる

おもいではとうにうせてあきのそらがひろがる
なんだかかなしくてくちぶえをふいてみる

おもいでのいちばではなにをうっているのだろう
 ....
流民をへて流民にあう
きみは遠い昔の記憶の中の文学少女

すべての物語を読み切れないように
たとえばたった一人の歴史も解析できずに

やはり僕はでくのぼうにもなれない半端者
きみの洗礼を ....
僕の成分はわがままが70%

君の成分は愛が70%
おっちょこちょいが20%

のこりの10%がきみへの愛しさなのか

うつくしく哀しくひとはいきてゆく
ときに無情に打算にいきてゆくが ....
風の吹く丘に立ち
君の帰りを待つ

腰の抜けた生活は辞めて
君のがっしりしたお尻に縋り付いてゆこうとおもう

触ると怒られるが大好きなヒップだし
もう怒った顔が可愛い歳でもないが
それ ....
ジムで軽く汗を流した後でも
僕は特別な人にはならない

僕の専門はロックだが
知性に裏打ちされた感性で生きてゆきたいと
思っている

ジョーきみに言いたいんだ
書を捨てて街に出よう
 ....
緩やかな流れに触れたいと想う
雑多なものをすべて洗い晒してしまう水のちからに

ただ流星の軌跡をおいかけて
その先の消滅を想う

ときに走りときに休みときに泣いて
やはり今がいいとおもっ ....
我が身にはこれからも
あまりゆかりのない言葉

新学期

なぜだかわからないが
断固として幼稚園にも行かず
日々放浪していた僕にあたえられた

小学校という世界の箱庭で
やっと社会 ....
かなしみが河いっぱいにあふれて
よろこびも一緒にいる

まるで流し絵のように一緒にゆるやかに
色をなしてゆくもう痛みもない河畔に

ちょっと嘘つきでよゆうのない自分が居て
漢字変換ではも ....
おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ

電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける

痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな

僕の休日は病院に奪われてディスカウン ....
ただしい孤独は
凛として涼やかな音色であった

愛しい憂鬱は
窓辺に花をさして髪を梳かす

美しい季節は
褒めそやされて散る花びら達で
そこそこ保たれるものだ

どうしようもない時 ....
僕のなかには日常とは違った時間が流れている
それを詩の時間とでも名付けようか
遠いところからやってきた亡くした妹の様に
僕の本当の名前をささやいてくれるもの

日常がすべて散文的だとは限らな ....
仄暗い廊下に時々夜の天使のように
夜勤看護師が羽ばたく
世の中で最も偉大で逞しい美しさが
老人達の
人生という点滴を
繋ぎとめにゆく

また鳴るナースコールは誰のための
子守唄なのだろ ....
やまない雨

ひとりぽつんといる

すべては遠のいているし

この部屋できみという花が萎れてゆくのをじっと見ている


ふりしきる雨はやがて氷雨となって

言葉を紡いでゆく
 ....
冷たく懐かれた
幾星霜の旅をさまよってたどり着いた

流れ星の
ふる夜は

君の面影をやさしく
思い出すだろう

この世が無常な
仮の宿りだとしても
僕は永遠に
手紙を書き ....
唐草フウさんの梅昆布茶さんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
優しい気持ち- 梅昆布茶自由詩719-6-1
コラージュ2018- 梅昆布茶自由詩12*19-1-2
- 梅昆布茶自由詩2818-10-1
気流- 梅昆布茶自由詩1118-6-26
大切なことをわすれて- 梅昆布茶自由詩1418-6-11
ミネストローネのうた- 梅昆布茶自由詩1218-6-4
ジャンクソング- 梅昆布茶自由詩6*17-12-19
趣味で生きているんです- 梅昆布茶自由詩2317-8-9
エピグラフ- 梅昆布茶自由詩12*17-5-20
コレクター- 梅昆布茶自由詩1417-3-24
Love&Peace&Kitchen- 梅昆布茶自由詩23*17-2-27
風街ろまん- 梅昆布茶自由詩13*17-2-7
最期のタバコ屋にて- 梅昆布茶自由詩1717-2-2
おもいで- 梅昆布茶自由詩1416-9-19
流民- 梅昆布茶自由詩15*16-9-15
僕の成分表- 梅昆布茶自由詩416-7-13
花形讃歌- 梅昆布茶自由詩316-7-8
君と話したい- 梅昆布茶自由詩1116-7-5
君へ- 梅昆布茶自由詩1416-5-28
新学期- 梅昆布茶自由詩816-4-18
be_happy- 梅昆布茶自由詩1516-3-17
とっても素敵な世界へ- 梅昆布茶短歌15*16-3-7
ただしい孤独について- 梅昆布茶自由詩2014-6-19
詩の時間- 梅昆布茶自由詩2512-3-29
夜の病院で- 梅昆布茶自由詩1212-3-4
もう戦争には行かない- 梅昆布茶自由詩712-2-17
憧憬- 梅昆布茶自由詩711-8-19

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する