Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....

初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
 ....
今日はもう眠たいんだと思ってた耳をやさしく齧られている
 

灼熱のキスも荒地の抱き方もじゅっと言ったら終わりなんでしょ
 

喧嘩してキスして抱っこして仲直り小憎らしいとはお前のことか
 ....
役職は個人の放棄に近い。
役職で呼ばれて喜ぶようでは。

そこにはあなたという
個性は含まれていない。

「先生」と呼ばれることと
「人間」と呼ばれることは
言葉が違うだけで
同じく ....
ああ この
生まれてくるもの

帰りたかった場所
だったのか。
 
日々が、やはらかく、
差し込んでいる
隣に笑顔が、ある
ここで 揺られて
羊水を思い出す
 
胎内に鼓動
 ....
蒸発した母のかわりに満ちる月


懐かしい向日葵の微笑返してよ月!


正しい人間のはずが砂の温もり


蛍光灯割れるたびにうたううた


若葉のような生きる意味があったなら
 ....
世界とは万華鏡に映った地獄である。

それが風に吹かれてくるりと回っている。
白くてちいさなやつをカチカチしてやると
ちょうどまんなか辺のガラス窓から見える
同心円の模様がぐるぐるとまわりだす。
数秒間その動きが持続するのを確認してか
らそいつをガラスのテーブルの上に置 ....
春がじかん切れとなり
贅沢な地下鉄のゆれにまかせて
それぞれ 肩から鳥を逃してゆく
そらにまいあがれ、ちぎれないままで 
そらを

みじゅくな鳥が
春の隅っこを
ゆっくりと ....
いずれにせよ桜は散っていく

まるで、まわりくどい恋文のように
あなたと僕の間を、{ルビ廻=めぐ}っていた感情は
不意に来たあなたの訃報でかたちとなって
ただ、ひたすらに他人でありつづけた奇 ....
夏蝶が越ゆる沼にて逢ふものなし意思なきわれの明日浮かぶのみ

青胡桃にぎって家に帰る道街灯の影を父と信じて

夏空の鎮魂終わらず煙草火を擦り消し煙空に広がる
     パパpapaなんでトトロ
     はあーうーってゆうか知ってる?
アウ タ コタン  (アイヌ のコトバ)
隣  の 村
はあの世のことを言うけど アウ とは 会
 ....
百万塔陀羅尼(だらに)と呼ばれている、世界最古の印刷物としての本があるのをご存知だろうか。

これを知ったのは20年ほど前、実際に古書店をしてらっしゃる直木賞作家、出久根達郎氏の随筆によってである ....
(高架下で)
雨が静止する、ノイズは、
細かい
画家は絵を描き、___
作曲科は音符を記し、___
詩人は、川岸、
意味を、安楽死させる___



 ....
心配事の多い夜に
あなたがまつげを上に向けて
なにもない灰色を
そっとめくる


そらのうらがわには
てんごく なんてものはなかった
ただ
春めいたゆうやけがとろけていて
おも ....
 ボク女が大量発生したのは80年代前半だそうだ。

(1990年に海燕新人文学賞を受賞した松村栄子『僕はかぐや姫』は、「ボク女」が大量に生息している80年代前半の地方高偏差値女子高の文芸部が舞台で ....
晴れて晴れてそよ風かよふ我が小庭桜桃の実の熟れてけるかな わが春の分身とよびたき青き種子大地の暗み信じて沈む

いちめんの麦の青みのなかにいて思ひつげよとわが背押す風

上空の子燕のみが新しく街にはびこる意思なき者は
種を蒔く思想なき者蔑視つつ

復活祭たばねし少女の髪揺るる

春の雨車窓の少年頬冷やす
重ねるほどに
見えるものまで見えなくなる

それを情け無用と切り捨てようにも
思うが侭にならぬ身体と
曖昧な優しさで隠す意志の弱さ

諦めることさえ捨て去ってしまい
手の中の小さな夢を ....
疲労の日
弾丸の詩口より寒い報告書
それはさせません
どれが静かに叫びましたか
どれが塵を払うお金の
どんな雨季への小さな指の間隔まで
その日数倍のバスの間に敷かれたことでしょう
 ....
わたしたちはゆるやかに
つながっていくだろう

春をわたる風のように

だいじなことは
たぶんきっとあるだろう
だけど
それがどうだというのだ

わたしたちはとうめいになった

 ....
{ルビ門=かど}ごとにあふるる花を競ひ合ふ住宅街を光貫く

やはらかき茎裂けながら薔薇の芽のあたらしき肉色に生い{ルビ出=い}づ

腐りつつ笑ふ黄の花雨受けてプラスチツクの鉢膨張す

恨ま ....
木々の芽の{ルビ魚=うを}の頭のかたちして霞の谷に息ひそめゐる

この冬も人失はれ残雪の谷さやさやと木の芽張り初む

断崖に身をよぢりたる一樹あり芽のあをあをときのふを忘れず

約束てふ言 ....
電車過ぎやがて月食はじまりぬ夜風静かにうぶ毛を揺らす

噴水も止まり後には静寂と夢なきわれの影はゆらめく

他郷での海岸にでて小鳥らにここも故郷と言ひてはばかる
ペダル踏む春野に轍を刻みこみ

青麦に大人になりたく包まるる

すれ違うモノみな思い出桜餅
少年は手にもっている一つの林檎を空に向かって投げる
するとそれは翼を拡げる鳥になった

少年は青い空が好きだった
空の中は永遠に汚れぬ世界であると信じていた

少年はどこまでも途切れぬ煙突 ....
鏡台を売るとき若き母うつり秋風にわが身を虐げる

怒りなる林檎投げつけ少年はジャーナリズムの正義疑ふ

叔父いつも偽善者ならむと決めつけて蒲公英踏みつけ青空仰ぐ
きみの目がとりたてて好きだってことではないんだ
そんなこと言った覚えはない
きみだって
不意に
なんてことない仕草に
たとえばYシャツの袖をまくりあげたりする動作に
くらっとすることはある ....
淡く
夢にいた人は水彩でした


*


(あ、)


こめかみとシーツの間に
かすかに染み入り、そこから
まぶたに明けてゆく一筋の朝の滲みに、すっと
打 ....
るかさんのおすすめリスト(2359)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕日- 水在らあ ...自由詩54*07-5-20
初夏- 吉田ぐん ...自由詩4307-5-17
ながしそうめんリフレイン__(モアラヴ)- ふるる短歌11*07-5-17
個人名- 美琴自由詩407-5-17
帰りたい場所- 黒子 恭自由詩7*07-5-10
荒廃する場所- 青色銀河 ...川柳11*07-5-10
世界- 佐藤伊織自由詩2*07-5-10
(無題)(ノート)- 青色銀河 ...未詩・独白507-5-9
砂の城- はな 自由詩29*07-5-9
訃報- たにがわ ...自由詩1307-5-9
鎮魂歌- 村木正成短歌4*07-5-9
リモートクリティック- 新宮栞自由詩1107-5-5
百万塔- カスラ散文(批評 ...107-4-29
(未詩)_(無題)_(苺)- 新宮栞自由詩1307-4-29
空の刺繍- はな 自由詩19*07-4-28
人称代名詞(中断中)- A-29未詩・独白5*07-4-28
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大地- 村木正成短歌6*07-4-28
- 村木正成俳句2*07-4-28
- 恋月 ぴ ...自由詩32*07-4-27
真夜中の小さな- キメラ自由詩507-4-27
ユニヴァース- umineko自由詩9*07-4-27
幸福の廃墟- 渦巻二三 ...短歌207-4-27
木の芽立つ- 渦巻二三 ...短歌207-4-27
月食- 村木正成短歌5*07-4-27
春の野- 村木正成俳句2*07-4-27
- 村木正成自由詩12*07-4-26
青空- 村木正成短歌5*07-4-26
瓶底眼鏡- 佐々宝砂自由詩8*07-4-24
水彩の夢- A道化自由詩3007-4-24

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