揺れたものが 残骸になり
と 一言 の 神が 歌う
茂みの中 汚れた 道を
救え
救え

敵兵が 塹壕で 
即身成仏の証
愉快な 騒ぎが
静まる頃

揺れたものは 腐り
英詩の ....
頭蓋骨が震える高音の悲鳴が最後の武器
動かない右手に錆びたナイフ翳してわたしは生きるよ
子供のころは毛布にくるまって世界の様子見てた
手紙を書いた いってきます(もう帰りません)
決別の雨なん ....
お母さん、おなかすいたけどなんかあるかな?
お母さん、あいつ殴ってもいいかな?
お母さん、明日休んでもいいかな?
お母さん、子守唄歌ってくれるかな?
お母さん、僕、詩を書いてもいいかな?
 ....
ここにちかよってはいけません
きれいなはながみえているでしょう
もうとりかえしがつかないですよ
かんぜんにはまだ
わたしはこわれきっていません
うつくしいおんなをもとめています
し ....
 得意げにまわってる
 あの子は
 何も話せないから
 おどけてるだけなんだよ
 水色の音楽の真ん中
 はしゃぎ過ぎて
 黄色のスカーフが
 ほどけて
 落ちた ....
暮れる無人駅に人でなしがぽつり

この街はどこからはじまる杭を打つ

死氷着く 絶海
とはこのこと

一切れはワゴンに乗せられ
て どこかへ

海鼠腸
しはらいうのみになりすます ....
わたしたちは
もう離れないと誓いました
空に
風に
緑の木々に
そして
大きなビル群にも
これからは
飛び立つのもいっしょ
羽を休めるのもいっしょ
暑い夏
アスファルトの照り返し ....
脳髄の端っこの方で
姿の見えない白糸が透くんでいる
欠落の檻の中で
手合の区別もつかぬ阿呆が空くんでいる

毎々
世界の舞
札束の枚
歴戦の埋
生活の米

不条理が可愛く
致し ....
いつもより早く目が覚めたので
まだ薄暗い庭へ出ました
体に沁みこんでくる空気が
私をここから救ってくれるのだと
そんな気がしました

空中を飛ぶ小鳥を眺めながら
なぜ人間は飛べなくなった ....
静かな風が吹き始めます。感情は涙の滴り。イバラの花びらはぼくらを遠くに抱きます。ようやくちいさな春がきましたが、ようやくきたちいさな春は、白い舗道の悲しい小学校に続いていました。香りの道にそって、夏の .... すすきの檻の中で
僕らはこの世界に全く無関係に
声を上げたり遊んだりしていました
地平線を縁取る山々の木々が萌え
白く雲は何処までも白く留まることがなく
道はなく
それでも帰ることを知って ....
家の金を盗んでいた
支払い用の金の入れてある袋
盗んだ千円札で買い物
買ってもらえない
買ってと言えない
憧れ
食べてみたかったものが
手に入る悦び

気づかないうちに
かわらない ....
わたしのキャンディーボックスは閉鎖的な雰囲気
零れ落ちるわたしの手のひらにはフェイク
あくまでアップルフレイバー
でも一粒舐めると甘い夢を遡上する
わたしの原始的回顧
エヴァは、何故、林檎を ....
狂った証明が欲しくて
区役所の交付窓口へ赴くと
長蛇の列で要求は要望通りに進まない
腕に赤いルーン呪符を刻んだ
パンクスタイルの女の子と
ソーセージを詰める腸皮めいた
ヨレヨレスーツのおじ ....
そしてまた世界は
からっぽに明るくなる
このいたずらな明るさの中では
何かを見分けることなど出来やしない

事象たちが書き割りのように
意識に貼り付く
歩きたい道を見いだすことも困難なの ....
屋上に ちょっと頭のおかしくなった犬がいて
朝から晩まで グルグルグルグル
同じ場所を廻り続けている
誰が連れてきたのかも知らないし
いつからそこにいるのかもわからない
ただ ずっと グルグ ....
森の中に聳え立つ
巨大なホテル
とてもメルヘン
入り口には着ぐるみが立っているの
「いらっしゃいませ!」
くま
うさぎ
ねこ
いぬ
ありがとうありがとう
わたしとあなたは
すっか ....
戦争ということばは
ことばでしかないような
そんなおじいちゃんの傷跡は
僕が
大学をでるころ
白と灰のまじった骨になって
それをみたぼくは
その前に
においがきたのだ
骨が炎で焼かれ ....
 口笛するけど音が出ない
 きみはうつくしい食器を洗った手で
 一枚の銀紙を折り畳む
 訊ねようとしたことを
 思い出すために
 つらい過去も思い出し泣いた
 カレンダ ....
鏡台につもる
見えない髪の毛
ふさふさとこぼれ
足指に触れる


鏡のふところにあなたはいる
鏡の声に応えるあなたと
ほころぶような微笑みと
映ることのないわたしを見 ....
   
   旅


遠ざかる風景の中に、手を振る私がいる。
穏やかな表情で手を振る私は、微笑んでさえいる。
(あの時の私は悲嘆にくれていたのだ)
それを見ている私は、手を振れないでいる ....
ヤニでぐちゃぐちゃに潰してやりたい/吸い込んだ空気の半分はあんたが吐き出した二酸化炭素で/汚い口腔に突っ込んでやったのは熟れた林檎/きりきりと指を鳴らして/3時間目の保健の授業は待ち遠しかった/宮崎あ .... 幾千幾万の人波は終わりを告げない


すれ違う一つ一つの顔を
忘れる代わりに
白の背中が
鮮烈に映える

本当は
黒であり
青であり 
赤であるかも知れないが
白で良い ....
しっとり、これは
濡れるために、素足


群れる草の土に冷たく踏み入り
行き場を失くしたことのない、
何処にも行かない、素足でした、濡れるために


こっそり、あれは ....
突き飛ばされて あざがついて
ほうっておいて
独りにして
悲しすぎる叫びが この世界にはあふれてる


ささくれだった心に 滲む紅
悲しみの美しさに惑わされて
ほんとうにきれいなも ....
わたしは

わたしは わたしの魂を石にします

わたしは
わたしの 魂の石を  
ひとつ ひとつ せっせと そらに詰め

いまや そらは 綺麗な オオルグレイです

その全てが ....
ことばは
しずかに
すべりおちていく
せなか
まるく
じてんしゃを
あめのなか
こいでいく

だいぶたいりょくがついてきた
さかをのぼる
としょかんへいくんだ

しはまいにち ....
彼はつながる
無数のかげを
今日もなにげに
ながめるだろう

いつかに沈んだ 船の名も
隣に立った 友の名も
懐かしさのみを携えて
渡したまへと伝えてくれる

彼につながる
無数 ....
乳白色の
血を流す
草の名を忘れてしまい
野原にからだをうずめた

満天の星の鎮魂歌を
あすの朝の火に{ルビ焼=く}べて
壊れた時計の可燃率とともに眠る

忘却は
時を経るごとにや ....
よくわからないけれど
書きかたを
忘れてしまった

書きかたを
忘れるということは
つまり
言いたいことを
伝えるやりかたを
忘れてしまったということで

もしかすると
言いた ....
るかさんのおすすめリスト(2359)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
揺れた_塹壕- 奥津強自由詩405-9-15
暗澹- ゆみ自由詩305-9-14
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死氷- 黒川排除 ...川柳605-9-14
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夜呆- 自由詩2*05-9-14
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落陽の標本箱- 青色銀河 ...未詩・独白505-9-14
すすきの丘- さこ自由詩405-9-14
盗っ人- 蒼木りん未詩・独白605-9-13
根源的な私的リビドーとアップルフレイバーのキャンディー- 芳賀梨花 ...自由詩8*05-9-13
狂った証明- kw自由詩3*05-9-13
九月の黙示- 塔野夏子自由詩17*05-9-13
いつか空飛ぶ円盤が来る日まで- 大覚アキ ...自由詩505-9-13
非常時- チアーヌ自由詩305-9-13
- 石川和広自由詩9*05-9-12
悲しい摩擦音- カンチェ ...自由詩705-9-12
ノート(鏡)- 木立 悟未詩・独白705-9-12
- newR自由詩205-9-12
虚言症候群- 無知アコ自由詩1*05-9-12
火の鳥- 千波 一 ...自由詩17*05-9-12
ビューティフル- A道化自由詩1905-9-12
悲しすぎる世界- anne自由詩1*05-9-11
わたしの魂の石- 第2の地 ...自由詩505-9-11
すべりおちていく- 石川和広未詩・独白7*05-9-11
ささやかに- かぜきり自由詩2*05-9-11
忘却曲線- こしごえ自由詩15*05-9-11
嘘詩- 大覚アキ ...未詩・独白305-9-11

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