わたしたちぬけがら
中身なんていらないわね

足してふたりで十分

本当に欲しいのは皮でしょう

内側は暑苦しくて困るわね
ここならそんな心配ないのにね


だめだめ
間違えて ....
詩を読むようになってから
詩を書くようになりました

詩を書くようになってから
詩をもっと読むようになりました

詩をもっと読むようになって
愛が深まった気がします

でもわたしは丸 ....
 母さん あの青い鳥 緑の小鳥は一体何を探して飛ぶの?

  ……それは坊や 鳥はあの青い空の そのまた下の青い空の中
  仕舞い込まれた宝物を毎日かいさぐって飛んでいるのよ

 母さ ....
あおぞらが
おしえてくれた
あおじろい
あんたのうた
無声音でうたう
あんたのうた
ナイフはひびわれて
ナイフは鈍くなって
とびっきりで
ひとりきりの
うた
ここは
あかるい真 ....
月を落せると信じていたから、いつか触れようと誓い合う。


ゆっくりと近づいてくる景色を、
遠ざけようと、するために眠る。
いつからか儀式となった風景を、懐かしいと君が言った。
首をかしげ ....
  海

嬉しいから速い
それは入院するけれどもときめく
それは徐行するまで惑う
いつか公害になる
優しいかもしれない
性別があるからこそ愛する
浜辺はみかんだ
海がなくても計算 ....
わたしはくま
バニーにも
子猫にもなれなかった
ちょっと可愛くない女の子
だって言われても
好きなのは甘いハチミツ
大きな森の小さな家で
あなたと暮らす夢を見る
わたしはくま
バニー ....
コルクにあわせた
瓶などないのに

飲み ほしたら
捨て去られるだけなのに

杖のように立って
流れていかないように

静かに仕事をしている

歌われないことなど
気にもしない ....

1 2 
音色が あざ笑う
3 4
時が 刻まれる
1 2
繰り返し 消える 運

黒い ビロードの 生地の中を 這いずる トカゲ達に
官能などない!
蝶は 沖縄の 基地から  ....
1.

9月
冷えた朝がきた

2.

電車を通り抜けるような
風は吹かない

3.

書ききれない言葉や
伝えられない言葉が
指の間から
夢をみせる

4.

 ....
{ルビ欅枯=けやきか}る{ルビ七光台=ななこうだい}というところ 明るい夜も、暗い夜も、それぞれに色々な夜があったけれど。


遠く回り道をするように。言葉が言葉からそれからを選んでいくように、一瞬だったものを、ふと、足を止めて拾い上げてみれば。もう、「それか ....
「最初で最後の、黙礼を交す」



いまはむかし
(この{ルビ宇宙=そら}もなかったころ)
それは無としかいいようのない、事象でした
そんな折に私は、
星占いをゆめゆめ零さぬようにと、 ....
あたし、くちびるが花びらで
いつも
ちょっとしょっぱい

くるしい感情はおっぱいがつくってて
って言ったら

すぐわらうきみです


あたしの
おっぱいはまるい
人並みにまるい ....
夜道で
目の前を歩いている女性の存在に耐えられず
追い抜こうと早歩きをはじめた瞬間に
その女性が早歩きをはじめたので
追い抜こうと走り出したら
その女の人も走り出して
誰か助けてといった
 ....
羽がはえる
墜落をも抱き込み
くちびるが歌う
ながい夜の
電灯がうるさすぎて
実感にしないと
うまれ得ない

とどけた瞬間
いったい何年前の
扉をたたいた

むかえ入 ....
禁欲の 雲雀
邪宗の 太陽の 金泥する様よ
ああ 曇った 日差しが
真実の 雲雀を 照らす
私は まぶしい
新しい 禁欲が
感情の 閉鎖が
閉じこもり気味の
女と 子供達よ
君らに  ....
おれは今日
すれ違った女子高生の
毛先15センチの緩やかなウェーブが放つ
甘いフローラルの香りに潜む閃光に
一撃で命を奪われてしまいたい
そんな気分なんだ

ベギラマ一発で瀕死に陥ってし ....

林檎は何時でも
小気味よい音を立てて
裸になってくれる
こんな女の人がいたらいいなと思う
十月の昼間は少し暑くて
隣家から
おもいっきりテレビの音声が聞こえる
シンクには
小腸み ....
ある日
くまさんが

出会った人は
おじさんでした

おじさんの家に連れて行かれ
可愛がられました

くまさんは幸せでした
でも

くまさんは大きくなりすぎて
おじさんは家族 ....
賢い主婦はスーパーで
手前から古い牛乳を買うのだそうだ

ここにいない死者のために

未来
まだ生まれこぬ子供らは
つまり
まだ死者の国

私たちは循環する
古い牛乳を破棄する ....
あるきつかれた鄙びたモーテル
きみは背のたかいテーブルと椅子に
ぼくはその向かいから
きみをぼんやり眺めていた
ふるい鉄マドから差し込む
外界のひかり
照らされ
スパゲティーを丁 ....
まる子みて二度泣く秋の夜は澄み 生まれて きた それは 事実か?
生まれたのだろうか
産む という 行為に
認められた 事実はあるのか?

生を 肯定すべきか
あの 夕陽に 飲む 女の声
死から 生まれてきても
それ ....
いつも定められた電車に乗って
東の朝日を窓から浴びる
電車を降りれば
眩しかったことを忘れている
私がいる

いつも決められた時間割に沿って
前の黒板を席から眺める
授業が終われば
 ....
識閾下の原罪の内部で成長を続けた粘性の原始海である
午後六時の迷路の中をひたすらに彷徨う球体の少女である
オリーヴの地平線の際で揺れている乾いた人のかたちである
ついさっき僕の目の前に現れた金属 ....
雨が降って

雨が降って音がして

雨が降って音がしてあなたが

雨が降って音がしてあなたが何か

雨が降って音がしてあなたが何か小さな声で

雨が降って音がしてあなたが何か小さな ....
君の寝ている隙に
本を開いてしまったよ
手のひらと同じくらいの大きさの
くたびれた表紙
真ん中より後に挟まれた栞
海の色をしている
波の音が聞こえそうで
耳を澄ませば
君の静かな寝息
 ....
十五に満たない女の子が
いのちを
空に差し出した

私は
彼女にかけることばを知らない

生きていれば
きっといいこともあるんだよ
なんて
そんなこと言えない

誰かが
きっ ....
これが
自由というものなのですか
教室の机の中に
ゴミがいっぱいに詰め込まれて
誰がしたのと
言ったところで
全員が「知りません」
どうしてこんなことがと
思ったところで
全員が「わ ....
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