死するものの輝きがひとつの歪んだ戦慄のなかで遠景をひろげている、過去から届くさかだつ呼び声は次第に熱化して僕から幽石を焼き切ってしまう、僕は雨の中で生まれたのだろうかあるいは海の中であるいは問うことの ....  早朝、携帯電話のアラームがいつものように作動して「んんんんんん」と寝返り打ち「…ん」と起き上がってからやっともっともっと眠ってもいいのだといつまでもいつまでも眠ってもいいのだと気がついて「ア…幸せで .... そんなわけで
行くあてもないおれたちは
足元の小銭を拾いながら
真冬の街角をとぼとぼと
歩き回るぐらいしかすることがないんだ
無遠慮な視線を巧みにかわして
無機物の保護色を纏いながら
自 ....
優しくありたい

麦の 名付け親である

やさありは

泥の 炎である
炎の 中には
渦が 種をまき
炎が 燃やす
ために

優しくありたいは

麦の 呼称なのである

 ....
いつもの手紙の更新を、また忘れたりしながら
滑り落ちるような坂を
今日は黙って落ちる
街外れの図書館はいつも通りの匂いがして
さらさらと視界が変換されていく


名前を名前と呼んだのは何 ....
きつねの師匠が言いました
この道はきつね道
とても厳しい道ですよ
きつね道を行くものは
みんないつか死ぬのです
脳が退化し
便や尿を垂れ流し
胃に直接流動食を流し込まれ
喉に穴を開けら ....
人が死ぬときにする 小さな音を
まねしながら このうたを うたえ
生き死にのリズムで このうたを 

「きみは いきろ ぜったいにいきろ
 まっくら闇 
 煌々とひかるのがきみのひとみだけ ....
てくび
また
やっちゃった って
短いメールが私に届く
病院は
静かだねって

別の友は
2週間で体重が
5キロも減った
休職願いを出すという
そうか
そうだね

もう
 ....
――切り立ってごらんなさい。つまさきで。手の先を。あなたの手のひらには死の網が浮き出ている、巻雲の申し子だ、耳の中で変色する早苗の葉音を頼りに、内園からつなぎとめておくのです。私はおさない被告人、砕け .... 今年最後の海を見に行った

午後六時
駅から海までは住宅街の中をしばらく歩く
にぎやかな町ではないので夜は早い
ビルディングの間からは見えない星座がたくさん瞬いている

海岸沿いの国道に ....
地面は かわいそうの塊ですか 
小学校で教わりました
動物の死骸は土に変わると
野菜の残骸は土に埋めると
お母さんに聞きました
おじいちゃんは
土に還って眠っていると

地面は ....
前に娘
後ろ椅子に息子
三人乗りで
自転車をとばす
重なった影法師が
むくむく育ち
故郷でよく見た
山の形と同じになった

つながった稜線
家族が並びあう姿
あぁ
毎日見て ....
時々
ドキドキ
疎外された気分に
なって
少し雲をみる
覆われるように
垂れこめている
少しの間包んでくれ

マフラーを巻きなおす
自分だけのページが出来た
生きている
言い切 ....
私らは 呼吸を しない
一匹の 呼吸が 惨殺された
誰からも 見放された
無学の ために
呼吸は 刺殺された

私らは 人工呼吸 によって
生きるために
一匹の 人間が 射殺された
 ....
住所録に
死者が潜む
この時期

もう
逢えない人たちに
私は
アタリスクを贈る

消せないで
たたずんでいる

やさしい未来
 
 
 
忘れてしまった
カラン カラカラと
転がっていく
空き缶みたいに

誰もいない商店街の
その真ん中を
私の蹴飛ばした
空き缶がゆく

カラン カラカラ

閉じられたシャッターに ....
目一杯に指を開いて
その間から覗く世界は
少しだけ明るすぎて
いつものように目を閉じていく
はらはらと花の散る道が
視界の端には、何処にでもあった



午前五時
空を埋める目覚ま ....
ぼくらはみな、生まれつき、
魔法をかけられているんだ。

その証拠に。

背がのびる。
歩けるようになる。
ことばをおぼえる。

好きな歌ができる。
好きな人ができる。
だれにそ ....
只今 わたしの太ももの間で平和を願っている男が一人

いる

時限爆弾のスイッチを押すかどうか迷ったあげく 明け方に
うちに転がり込んできたのだ

こちらが引いてしまうぐらい泣いているの ....
何となく、薬と酒に手を出して以来、こんな事が書きたくなった。
俺は3年前に、梅木君という男とであった。奴が俺の人生を狂わせたのだ。人のせいにしているとか思われそうだが、ついでにベースとアンプ、返して ....
こなゆきの歌が
雪のない街に流れるので
雪に埋もれてしまいたい気になる

いなくなりたいよ
雪に埋もれて

いなくなりたいよ
君に必要のない
私なんて
明かりの灯った廊下
一人歩きは寂しくて

今日も仕事をきちんとやりました

ああ
それだけで満足です

そんなの
嘘ですよ

後ろから来るのは
何でしょう

待てばいいのか ....
私は、私の内実を永久に出ることはない、だ
ろう。私の子宮では、無意識下で鋭くえぐら
れた、いつまでも分裂している彼方の翼が、
黒曜石の暗さで果てもなく胎動し凝縮と膨張
を繰りかえし自らへと表裏 ....
俺の時代が 腐っていたのは
親父が 自殺した その後
生き恥さらして 生きる幸福感を
十姉妹が 笑ってやがる

男は 飛び降りたよ
ピート・タウンゼントよりも 腕が長い
水死体は 何より ....
書架-トリックの懺悔ノhair.土-星歌ン名 ビーズに散乱シタ(Ur)万顔のミュー頭のチー句-Lu
聖堂-プ.ティングル、ヴェール℃のベル兎・夜をテラス鴉の卵-プ.√ノ フルー徒のパレェド
カライ ....
 
きれいな唇が
閉じたり開いたりするのを
ぼんやりと見ていた
たぶん君がなにを言っても僕には解らない、聞こえない
同じ空間にある別の世界に
二人は住んでいる

君は僕を見つめている
 ....
ルーシアンの薔薇ック小屋rd ニ蛇口.溢れる南Suiノ燦然メートルのLines
水辺-Lの喪ーニング・ベル 妊婦ノ述べるヴェールのLu/.inTAIYOOの照ル部屋ト
夢声のhairの.スペアの微 ....
ただひとつの意味でだけ
朝であればそれでいい


女は、暗がりから
チチチチチ、が発されるのを待っている
さあ、と
鳥が開かれるのを、鳥が始まるのを
待っている
 ....
意味不明
短い両手をひろげた
お人形

ほほ笑む口と裏腹の
まるい目が
なんだか哀しい

子どもは
こういうお人形が
本当に好きなのか

たのしげな顔なのに
放っておかれたま ....
本当だ
刀は 折ったんだ
そこから 国旗が 飛んでいったんだ

ジョニーが テレビの中で(た)
国旗を 広げたんだ
そこから えにも言われぬ(た)
天国が 現れたんだ

嫌われ者の  ....
るかさんのおすすめリスト(2359)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 葉leaf自由詩905-12-29
海を、見に行く予定です。(日々の垂れ流し処051228.)- A道化散文(批評 ...705-12-29
冬の旅人- 大覚アキ ...自由詩105-12-29
やさあり- 奥津 強自由詩2*05-12-29
オレンジジュース- 霜天自由詩405-12-29
きつね道- チアーヌ自由詩305-12-28
生き死にの音のうた- 第2の地 ...自由詩1105-12-28
約束- umineko自由詩2*05-12-28
生死- 葉leaf自由詩8*05-12-28
今年最後の海- 岡村明子自由詩405-12-28
〜地面〜- cyuma自由詩6*05-12-28
〜夕暮れ〜- cyuma自由詩4*05-12-27
治さない- 石川和広自由詩5*05-12-27
呼吸- 奥津 強自由詩3*05-12-27
*住所録*- umineko自由詩4*05-12-27
うるさいんだよ- umineko未詩・独白4*05-12-27
thanks- 霜天自由詩905-12-27
魔法をかけられている- ZUZU自由詩1605-12-26
in_between_my_thighs- むらさき自由詩2*05-12-26
糞戯言(薬とかに不快な方は見ないで下さい- 奥津 強散文(批評 ...6*05-12-26
凍死- 蒼木りん未詩・独白305-12-25
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時代- 奥津 強自由詩5*05-12-25
Sui-晶- 六崎杏介自由詩105-12-25
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泣いている訳- 蒼木りん未詩・独白305-12-21
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