わたしたちの目の前で
落ちるブルー、ブルー、ブルー、





ブルー、ブルー、ブルー、
いちにちの、落ちる、朽ちる、空はやがて
静かに液化して海となり、闇となり
ざ…、 ....
「ラブアンドピース」緑川ぴの
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=128847


アオザイの揺らめきはあのときのままではない。アオザイは民族衣装なので ....
銀の鱗たちの抱擁に
十重二十重に被覆されたまま
世界の深奥に 沈むもの



嵐 過ぎて後
マンホールの隙間より聞こえる
ゆるやかに 鼓動するもの



いつか伊太利亜 ....
君の言葉はまちがいなく真実なんだけれど
僕が目にした現実が全てを否定する



確実にこの想いは存在しているはずなのに
否めないありのままの宇宙の真理は 
梅雨空に本来の姿を映し ....
小さく折れ曲がり
玉蜀黍畑にうずくまる
光と共に、空から
夥しく剥がれ落ちる玉蜀黍の葉の
激しい葉脈を見上げる


光、
青、深緑、
夏、
という、灼熱
 ....
(天井にはたくさんの実がなって、今にも落ちるような気がする)

犬と抱合しましたの。 痩せた短毛の犬です。
私は十六日前に生まれた女。唖です。
この骨の肉は、絡み合ってようよう見えそう ....
 『最果て』水在らあらあ
 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=123658

 ワタナベさんがこの詩について述べた文章http://po-m.com/f ....
国のためには死ねないけれど
恋人のためなら死ねると思う

そんなことを言う若者が増えてきたので
国は美しい女の振りをして
全国の若い独り身の男たちに
情熱的なラブレターを送りつけた
まん ....
どうせみんな
機械から生まれて
機械に繋がれて
死んでいく


ラヴ・マシーン


メキシコシティ生まれの農夫には
かえるところがない
八戸生まれの漁師には
かえるところがない ....
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る

ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す

鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの



電話線には雀が五六羽さわ ....
あなたを睨む

眼が痛む


守り隠すように
あなたは柔らかな腹部を下にして
その為に息苦しい眠りの上表には
あなたの背が波打っている
私は扇風機を止める
 ....
水在らあらあ氏 「最果て」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=123658

私はネット上にあるさまざまなサイトに自分の詩を投稿している。それは、いろい ....
薄ら寒きベンチに座してビールとパンのささやかな昼餉

寒き朝駅に列車を待つときも心引き締め未来をみつむ

立派な書物さえ並んでおればそれだけで書斎は良く見える

駅に向き歩き来たれば傍らに ....
真っ赤な帽子をかぶって 
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから

彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
 ....
今からある情景の描写をするが
それはけっして
何かのメタファーではない
それを読んで
書かれていること以上のなにかを
読み取ろうとしたりすることは
まったくの時間の無駄である


 ....
グスターフは 静かに 時を 待って いた

湾口の 砂州は 彼の ふるさと で

きょうは どうしてか

鼓笛隊が 空を 横断 して ゆくよう だった





お ....
わたしたちのうえに空がある、その水に浮かぶバラのように、
ほたるがやわらぐと、韻律のように風がすぎていった

伝書鳩がもどらないガラスの夕刻、
そよぐ花びらのまえで、つばさをかすかにふるわすこ ....
こんな拙い言葉では 届かないかもしれない

だけど だからこそ 

あなたが視線で追った わたしの一つ一つの言葉が 一行一行が

そのまま浮き上がって 瞳を通して 身体のどこかに 直接流れ ....
戦争に行ったら
兄は変わってしまいます

精神がガクっと
音を立てて

おい、大丈夫だから来い

なんていう力強い言葉を跳ね除けてしまう


幼くして病を戦った
そんな ....
 
静かな言葉に騙されて
武器を売り続けた

いくつもの春を泳ぎ
疲れれば
もの言わぬ記号に似ていた

河口に人の死体が流れてくる
知らない人ばかりだった

知っていたとしても
 ....
神様は湧出したという説が

初めての女征夷大将軍

こうなるとこれから先がわからない
リゲイン10本で 240時間 闘える 再び人生を問う   

整理する本棚にみる妻の本ほのぼのとした明るいおもい

オールド・ファション・シボレーが走るハバナの側堤を

夜のキャバレーの黒人歌手みんな独りよがりで生きているのさ ....
 人形が、腐敗しかけている。


 鏡像の中に冷たい朝を探す
 体温の染みついた仮面は
 もう、いらない。


  若い頃の、母の口紅のように赤く
   水面に広がる
    正夢 ....
ジャックは豆の木に登らない
代わりに木の台に座る
そうすると
(地面にいる虫たちに邪魔されない)
らしい


犬らしくないジャックは
だけど、海賊でもない
ただのジャックだった
犬 ....
詩と詩論(2)




:*横瀬夜雨について

 プラトンが言っているのですが。哲学は学習できるものではないとね。詩もそう言うことができるのではないかと。この詩人は生涯廃疾の身、つまり体 ....
髪を短く妻は刈った前とちがってちょっと残念だった

妻が勤めに見送ったさびしい体操をして元気をつける

また妻と二人西武百貨店に行って喫茶で話しをしよう
説明不足のままで
鳴らしていた警報は
今はもう、空気に溶けて
宇宙へと
気化している
いるから、
 
正論をぶつけたと思っている
君の思考から
ネジをほどよく外して
考えることを
 ....
?.


眠っているとき
おまえは
ほんとうだから
なあ
なんで
眠っているときだけ
おまえは
本当なのかな







?.


 ....
 父が死んだ時 私は少しも悲しまなかった それは幼児期に虐待を受けた
 トラウマなのかもしれない
 私にとって 父親とは 暴力以外で存在
 できなかった
 全身が暴力の固まりで
 それは私に ....
るかさんのおすすめリスト(2358)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落ちるブルー- A道化自由詩907-8-11
「ラブアンドピース」に対する異議申し立て- 佐々宝砂散文(批評 ...20+*07-8-8
千のベーゼ- ムラコシ ...自由詩7+*07-7-25
現(うつつ)- ムラコシ ...自由詩7*07-7-22
微粒子- A道化自由詩1407-7-19
トロツキーの口唇、眩惑。- ミゼット自由詩8*07-7-16
『最果て』を読む- 渦巻二三 ...散文(批評 ...4+*07-7-13
戦場へ- 楢山孝介自由詩12*07-7-13
ラヴ・マシーン- 大覚アキ ...自由詩407-7-11
白い朝顔- 生田 稔短歌7*07-7-10
初夏の人- A道化自由詩18+07-7-9
水在らあらあ氏・「最果て」に寄せて。- ワタナベ散文(批評 ...8+07-7-9
手帳に記されていた歌(2)- 生田 稔短歌5*07-7-8
くちづけ- 水在らあ ...自由詩30*07-7-8
殺景- 大覚アキ ...自由詩807-7-6
空中の_地上の_ものたち- モーヌ。自由詩19*07-7-6
さびしさに関する言語学的研究- 青色銀河 ...未詩・独白707-7-5
縦書きの理由- 楠木理沙自由詩5*07-7-5
その名は馬の名で突撃隊だ- 那津自由詩3*07-7-5
武器商人- たもつ自由詩1707-7-5
こうなると- 生田 稔川柳207-7-5
じゃぱにーず_びじねすまん- 北大路京 ...未詩・独白12*07-7-5
再び人生を問う- 生田 稔短歌5*07-7-4
正夢- 灯和未詩・独白4*07-7-4
ジャックは豆の木に登らない- 小原あき自由詩14*07-7-4
詩と詩論(その2)- 生田 稔散文(批評 ...3*07-7-4
さびしい- 生田 稔短歌507-7-4
終演- 山中 烏 ...自由詩1407-7-4
きず- 水在らあ ...自由詩34*07-7-4
- 円谷一自由詩7*07-7-4

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