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神様は湧出したという説が
初めての女征夷大将軍
こうなるとこれから先がわからない
蒸発した母のかわりに満ちる月
懐かしい向日葵の微笑返してよ月!
正しい人間のはずが砂の温もり
蛍光灯割れるたびにうたううた
若葉のような生きる意味があったなら
....
父親が午後に死んでも腹は減る
眠くても胃が痛くても腹は減る
かゆくてもぶつぶつ出ても腹は減る
もどき詩が詩のふりしても腹は減る
鳴り止まぬ洞のむなし ....
くちびるで囁く竹林内部の神主
白い粉かぶった故郷に無傷の女体
霊が来るんだ次の次の駅緑地公園
溺れてるみたいでしょう追い風なんです
庫内の傘やがて遺跡の足を濡らす
父ら夜 ....
暮れる無人駅に人でなしがぽつり
この街はどこからはじまる杭を打つ
死氷着く 絶海
とはこのこと
一切れはワゴンに乗せられ
て どこかへ
海鼠腸
しはらいうのみになりすます ....
屍に悉く空恭しく
夏の水道唾液のぬるさにて
設計図に紛れて一本になる
真夏日に晴れの予報を見て死んだ
弁当と残像を家に置いてきた
返り血を浴びて太陽燃えている
目覚 ....