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花は
花としての言葉を失い
季節もまた色を失う
渡し損ねた言葉があるように
雨もまた
流れてゆくのだろう

春の窓辺を飾るもの
無言の結露
人見知りの鳥たち
か細い茎の名前の知らな ....
夕陽が沈むときの寂しさを
木枯しが吹く歩道橋で立ち止まり
みた
のは、今日がこの街を
出てゆく冬だから?

小雪も、降らない


つまびらかにされた
ただの爛れた愛の部屋を ....
あたたかな
日の光が降り注ぐ
静謐な午後
夢の感触を追いながら
夢の輪郭を確かめながら
眩しく輝く光源に従い
浅い夢見に入っていく

遠い日々、震える記憶
ひとり見つめる
疼く胸の ....
ギスギスした緑が
ゆっくりと滲んで
空にひろがれば  
ぶきみな瞳も
きえてゆくかもしれない。
  
溶けるまで待てるのですか
この色が溶けるまで、待てるのですか。
こぼれ落ちる色たち ....
ひらがなやカタカナというのは

本当に偉大な発明だと
つくづく思う

そのもとになったのは
奈良時代を中心に使われていた
万葉仮名らしい

平安時代になってから
仮名が発明されたが ....
乾いた
水の匂い
漂う
この夜陰
窓辺に寄れば
雨は
降っていた

孤独を透明に濡らし

季節は一巡りし
春 
私は感じる、
春の雨

遥かな
空の高みを
ひかりの ....
好きな小さな白い花の話をして
通じないのがあたりまえだと
知ってるのに
それが通じたときの
まるで透明なお日様みたいな
あたたかな光を浴びせてくれるみたいな

ちょっと、恥ず ....
いちばん良いピエロが 震えている

夜の都で知り合った寒い国の人を待って

黒いマスクを着用しているの ダメ?

じぶんにぴったりのじぶんを見つけらるから

朝日が伸ばして ....
ついこのあいだ
やってきたと思ったら
もうお別れか

さよならなんて
とても言えそうにないな

手を振ったって
今年だけは

誰もあいさつなんて
してくれないと思うよ


 ....
胸もとを
濡らすと
あなたの熱視線
キラキラふる恋、
虹呼ぶ小雨か

なぁ〜んて、ね。


流すプライド
傷つく心臓
寝がえりを
うった背中は震えてて
あなたは去りゆ ....
夢を炎やしたのか
夢に炎えたのか

いずれにせよそれは炎で
炎えてゆくほどに
   透明な翳りを深め

   深く潜るほどに
   見えてくる星空

遠くからの呼び声

    ....
生活の
営みに密着した
祈りは
もう無いんだよ
神は私たちの普段から
とっくに
姿を消したから
そうして個人は
自由になったから

あゝ晩鐘
根付いた信仰の
その生活
朝陽と ....
コロナ下に
大国どうしの戦争が
始まろうとしている
第三次世界大戦勃発か!
「プーチン氏よ 今こそ汝の敵を愛せよ」
市の広報に
「学習支援員 一日4時間 時給1,000 教員免許必要」
とあった
隣には
「特別支援教育支援員 教員免許必要なしで 
一日5時間 時給900円」とあった
教員免許がえらい低く ....
会いたい人とか
まずいない
そんな僕に
会いたいと言う
君の気持ちは

どんなにか
ねっとりと
魅力的に
映っているのか
知るすべもない

僕はといえば
僕には毎日
会って ....
開演まえのテントでは
青色ピエロがにっこり微笑む

その花の名前を
だれか知っているのだろうか?
名もなくゆれる花
手の届かなかった高く綺麗な山の
いただきを拝ませてさえくれなか ....
窓の外は一面の銀世界

強い寒波で
氷点下の気温がおおう街は

すべってころんだりする
危険な世界

なのに
アメダスの積雪深は0cm

どうやら
切り捨て表示らしい

こ ....
子どもたちが目覚める朝、
怪しい鉱物質の煌めき
管楽器が荒れ狂い
セリアガル不安に
一つの強迫観念が
冷ややかな絶望を
木霊させる

ボクはココニいない
ボクはココニ属さない
ボク ....
星が滲む
冬の空にも愛はあり
優しい風が吹いています


爪を切りたいのは
切って尖らせたその先で
あなたのその柔らかな頰を
血の滲むまで愛してみたいから

そんな夢をみて ....
夜のとばりをバリバリとかじり
新しい鳥が生まれる
生まれながらにして重要
で不確かな自由を継承
ピカピカの街の看板に降り立つ
翼で指図する
お前はあっちでお前はあそこ
立っていればそのう ....
旧い友だちが訪ねてきた気がして
俺はうっかり夜の扉に手をかけた
友だちは俺を素通りして
何食わぬ顔をしてこう言った
やあ、初めまして気分はどうだい?
お前のおかげで、最悪さ
夜に意味を求め ....
生まれてきたのは

自己責任じゃないのに

生きていくのは

自己責任になる
コロナ下でも
学校はある
仕事はある
どんなに寒くても
どんなに暑くても
学校はある
仕事はある
子どもたちは学校へ
親たちは職場へ
毎朝一途に向かう
その一途さに
リタイアした ....
めくるめく不在、滲む涙
雨は計り知れない高みから降り
沈黙のうち叫んでいる
外へ外へ

踊る陽の光に歓喜して
揺れて、揺れ動いて
弾けてゆく、
属する場所を探し
踊る陽の光に彷徨う
 ....
{引用=水辺の仮庵}
月は閉じ
口琴の瞑る仕草に川の声
白むように羽ばたく肌の{ルビ音=ね}の
ふくらみこぼれる光は隠れ
ふれて乱れたこころの火の香
探る手をとり結んだ息に
ふりつむ{ル ....
潰れた店のカラッポが
はためく旗の向こうに広がっている
イートインにてコーヒーを飲みながら
そのガランドウを見ているじぶん
じぶんの虚ろがガラス越し
帰属すべき場所を探しながら
街の通りを ....
眠りたくない
一日寝ていたから
働く人に詫びながら
何もできず
真夜中になって
心の整理の手段を探す

何度でもやり直せる
だけど時は流れていいものか
ジリジリと減ってゆく
私の生 ....
弓の練習の時に各人一長一短があるねえ!という話になったら
同級生が
「一長一短ならまだいいよ!俺なんぞ一長二短三短だよ!」
といった
「なるほどそうだねえ!これから一長二三短でいこうか」
と ....
君の可愛い顔が微笑んで
青空が密やかに開けていくと
もう隣のお爺さんはくたばって
透き通る清風を浴びている

いつ果てるとも知れない
この肉身を背負いつつ
若き魂に祈っている

生活 ....
霧のなかで死を捕える

異郷に目覚めて
寒風吹きすさぶ
荒れた大地に身を竦め
無に帰るのか
永遠へ還るのか
遠い地平に灯はともり
君の帰還を待っている

)もうどうしようもなくなっ ....
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