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ひかりを知らないわたしはただ、あなたの風景になりたかった。
あなたを少しも知ることのない、言葉として。
好かれなくても好きになれなくても構わないけれど、
知らないままで通りすぎるのは嫌だった。
 ....
これまでどこをどうして
旅をしてきたのだろう?
小さいとき、夏に南の海や
北の山に幾度か
家族で行ったことは
途切れ途切れに覚えている

あの頃は父も母も優しく
弟とも仲良くしていて
 ....
金木犀のかおりがゆっくりと剃刀をすべる
あらゆるもの
そう、あらゆるものを新しくするために
血液とは違う方法を
僕らは読み込まなければならなかった
チラシの裏側に蠕く蛞蝓
コンセントの穴か ....
同じ方向をみている
静止したまま
なにも言わずなにも吐かず
同じ方向をみている
そのまま時が止まっても
ゆきがふりつもっても
気づかないだろう静謐さで
みている
動かず
生きてい ....
私は何を遺して
この世を去ってゆくのだろう?
子や孫を残して?
しかし、彼らは別の人格を持ち
私からは離れた存在となり
年月の流れに
私はだんだんと影を薄くしていく

それでは映像や写 ....
いまから約四百年前
ちょうど今頃の季節に
徳川家康率いる東軍と
石田三成等の西軍が
天下を争った

もっと古くは壬申の乱で
後に天武天皇となる大海人皇子が
天智天皇の子、大友皇子の軍を ....
もうかなり昔のこと
僕はあなたの住んでいた部屋
お墓を訪ねたことがある

そのとき、あなたのお墓の前で
僕はこう祈った
『クラシック音楽、あなたに関わるこの仕事を
僕の一生の仕事、天職と ....
第1楽章 夢と情熱

まだ本当の恋を知らない若者は
ときに言いようのない恐れ
不安にさいなまれる

恋人との出会いー
若者の夢と情熱が
恋人の旋律、動機を創り
その姿を次第にはっきり ....
見つけたりない気がして
海底を泳いだ
短い手足がだんだんしびれていく

水圧のせいかな
ちょっと戸惑って
いつかの風船がひっかかる

悲しみにすら触れられない
それじゃあ笑われちまう ....
振り返ると夕焼けだった。
鼓膜を揺らす色。
青が茜に、茜が藍に移ろっていく。

未来できっと私は、いまと違う音でピアノを弾く。違う耳で曲を聴く。
その風景は、いまもピアノの内で眠っている。
 ....
水平線を描く、言葉のない雑談。
色が飛んでいく、星のような瞬き。
風の夢が漂う。丸くねむる夏。
朝のにおい。

君の絵に出会って初めて、絵に出会って、君に出会った。
世界をわすれて、ずっと ....
ポケットに
風のシールを
しのばせて
使い途など
無いほうがいい

けどそこの
あなたとあなた
そのすきま
何もないより
吹かせましょう

風の色
見えないはずの
赤、青、 ....
驟雨が街を過ぎ
それから爽やかな風

陽の光が差し
窓の外から深く青い空

この大地で
たくさんの戦いがあって
たくさんの人が消えた
ああ 思い出したくても
決して思い出せない
 ....
あたしは、もうなにもしない。
きょうこそ、かならず、なあんもしない。
勉強もピアノも、いぬの散歩もなぁんにもしない。
あたしはっ! なにもっ! ひとつもっ! しない!!
ぜったい! ぜっったい ....
ゴーヤが実る光のなかで

君と一緒にパンダをみてた

日々の出口で夜空は暮らす

青いから海になったりもする
剥がされたとしつきが 白鳥の羽のしたに風をよんだ
はらはらと ふり 白く つもる
昏い 目の中のひかり と よぎるスカートの白が
したたるほどの夜明けを ゆっくりと通過していく

 ....
みとれていたのは恋をしたから

朝のひかりで空の詩を書く

手紙のように話をしている

風にはきっと心があった

紙ひこうきで何度も出会う
さやかに聞いた
竹の花が咲くゆめを
みどりと土の色の混じる
薄暗いさなか
ちいさなとかげが
わたしのひふを すべる


魂が
つまっていたという
どうして うえつけ ....
自転車のないなつやすみ

扇風機よりも強そうな人

夜には秘密基地になります

ひと夏を蝉は歌った
君のいない詩を書きたい。
君がいないと書けないようじゃ、僕は僕と向き合えないから。
心の中の君が、ぜんぶ詩になってしまうから。

君から、言葉にならないものをたくさん貰った。
それは僕を詩に ....
未関係未関係未関係少女がはしる

草むらの道と影のない通りを





無関係無関係無関係少女もはしる

こおりの中と強い響きの中を






壊れ ....
月に光る草を見つけた

君の持ってきたビニールシートが

魔法のように浮き上がっていた

口では言わない言葉の

墓場のような気がしていた

お互い様かもしれないが ....
愛を言葉にするために未来がある。
そう信じられたのは、きみの歌が好きだったから。
相も変わらず、夜が来る。
日々の最後に灯が消える。
布団の中でラブソングを聴いていた。
ぼくの毎日に朝陽が昇 ....
いしを抱いて夜を
ひたす 
そして そめられていく
呼吸を ほのかに名付けて
あなたはうまれたのでした
ちぎれるように 風をおこして


春だとか夏だとか
うんざりするような ....
 
 きみが初めて見たものは
 きっともうきみの記憶にない

空の青さを知るまえに

 この世界に生まれた命は
 涙のあじを最初に知る

わたしは夏に生まれたけれど
いまだに夏色を ....
 
ぽつりぽつりと降る雨の中
ぽつんぽつんと灯るあかり

この世とあの世の境目で
どの道を歩けばいいのか迷う

迷えるのはまだ救いがあって
どの道を歩きたいのか選べる

だからまだ ....
 
さようなら
静かに落下してゆく
少し前までのわたし

頑張りましたの
はんこを押されもせず
1日が終わってしまう

ねむたいと
感じることを忘れてから
そんな儀式を繰り返して ....
 
すぅ っと吸って
はぁ っと吐く

わたしの中に入ったものが
わたしの中から逃げようとする

それが
まわりの空気よりも少しあたたかい
だから
わたしは何かを奪われた気がして
 ....
政治か?権力か?すべては権勢側からみた言葉の綾だよ、きみ。反社会的な行為にも理由があって、これが善かろうが悪かろうがただの脅しならば、そりゃただの暴力という訳だわな。あはは。笑。ということで、椅子 ....  
はるか空
最近は見上げることを
忘れていた気がする

それは足もとの水溜まりを
下を向いて避けながら歩く日が
続いているからだと思った

はるか空
そこには雨の工場があって
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたの風景- 水宮うみ自由詩3*19-10-13
終わりの旅- 日比津  ...自由詩219-10-12
けさ- すいせい自由詩119-10-11
火照り- すいせい自由詩319-10-11
私は何を遺して?- 日比津  ...自由詩319-10-11
関ヶ原- 日比津  ...自由詩219-10-9
ブラームスへ- 日比津  ...自由詩419-10-7
幻想交響曲(ベルリオーズより)- 日比津  ...自由詩219-10-5
ソナー- カマキリ自由詩219-9-8
ピアノ- 水宮うみ自由詩3*19-9-7
君の絵- 水宮うみ自由詩1*19-8-31
風のシール- AB(な ...自由詩619-8-29
赤壁の風- Giovanni自由詩4*19-8-21
なにもしない日- 水宮うみ自由詩3*19-8-19
愛されている- 水宮うみ自由詩3*19-8-17
ひまわりの途上- すいせい自由詩4*19-8-14
紙と暮らす- 水宮うみ自由詩11*19-8-14
竹花- すいせい自由詩13*19-8-11
夏のかけら- 水宮うみ自由詩3*19-8-11
君のいない詩- 水宮うみ自由詩1*19-8-10
土塊と感傷- カマキリ自由詩219-8-9
アナーキーインザ2LDK- カマキリ自由詩419-8-1
ラブソングの日- 水宮うみ自由詩1*19-8-1
石のおんな- すいせい自由詩7*19-8-1
空の青さを知るまえに- ベンジャ ...自由詩519-7-21
迎え火- ベンジャ ...自由詩519-7-17
きのうの自分- ベンジャ ...自由詩10*19-7-14
「呼吸する」- ベンジャ ...自由詩119-7-7
反社会的人物- アラガイ ...自由詩3*19-7-6
「雨の工場」- ベンジャ ...自由詩3*19-7-2

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