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夕暮れ
時 やわらぎ
広大な大地
ぽつんと独り
取り残され
失うもの
もはや
何ひとつ無く
ひたすら自由に

懐いていたもの解き放つ
抱いていたもの解き放つ

)わたしはあな ....
おふとんとわたくしの
さかいめがおぼろげ

すなのこまやかさで
ぬりこめられて

まぶたをきちんと
とじたまま

きょうのしごとについて
まとはずれなだんどりをくりかえす

お ....
 水面を埋める
 蓮の葉が
 大きな葉っぱばかりでなく
 伸びた茎の先々で
 小さな葉も立ちあがり
 陽を透いて
 静かになびいている

 まるで{ルビ摩周湖=カムイトー}の様な水辺に ....
信号待ちで
横に並んだ

君はさりげなく
イヤホンの片方をはずしてくれた

信号が変わった

僕は
とうとう
おはようって言えなかった

君はだまって行ってしまった

 ....
○「伯母さんの死」
一度は死ななければならない
と口癖のようにいっていた
95歳の伯母さんが急に亡くなった
胸と背中が痛いと朝電話が来て
かかりつけの病院へ僕の車で乗せて行った
早く死にた ....
雨の形のまま
わたしたち、地下鉄で
産道を進む
透明に敷き詰められた窓
向こう側に続く暗くて
滑らかな景色
輪郭は線となり
わたしは葉っぱを並べる
あなたは選挙の人にもらった紙が
 ....
校庭でゼリーが息絶えていた
音も無く
オレンジ色の匂いがした
樹木の間から
整体、の看板が見えていた

看板が見えるのは校庭の高さが良いからだ
と、かつてあなた言った
それはここと ....
○「美を求めて」
人間は
美を
求めて生きる動物であろう
美は
身の回りに
無数にある

○「大事なこと」
テントを担いで山を縦走すると
大事なことがはっきりしてくる
それは「食 ....
路上に散らばった散弾銃の薬莢を拾いながら朝早くから昼過ぎまでずっと歩いていたんだ、それが本物かどうかなんてことはどうだってよかった、サバイバル・ゲームに使われるチープなものだって全然かまわなかった .... 夜の雨は何かを伝えようというのだろうか
泡立つように一つの感覚が芽生えてはうなだれ
いつもように日々が過ぎていくのを
僕は目を少し開けては眺めている
昨日少し生まれ変わり、風の子供の歌を聴いた ....
○若い頃は
やりたいことが
なかなか見つからず
年を取ったら
やりたいことが見つかっても
もう動けない

○「自賠責保険だと
対物はなし」
そういう車にぶつけられたらどうなるの?
 ....
 ひとりで
 星を見る

 水を湛えた
 ナウマン象の足あとに
 両ひざを抱え
 転がした
 身体を透り抜けながら

 ひとりで見る
 星のひかりよ

 むき出しの
 大理石 ....
 僕の隣に立つ女は長身でショートカット
 切れ長の吊り目が奥二重
 パーマのかかった短いまつ毛
 手に布製のブックカバーを持っている

 ああ、どうして彼女は
 こんな下地の色に淡雪の様な ....
雨垂れ 一滴、また一滴
落ちて 落ちつづけ
あなたはグツグツおでん作って
わたしを待っていた

なんて空漠とした空間、
生活感の一切感じられない部屋で
あなたとわたし、
横並び お皿の ....
コロナが5類になってからマスクを外す人も多くなり、あれ?
隣に座っている同僚の顔ってこんなだったっけあるあるが、
あちらこちらでおきている毎日ですが、今はポエムの日々だなあ
とすごしています。
 ....
いたるところに花は咲き
いたるところで花は萎み
街行く人の方向はあちこち
空は相変わらず青く青く
俺は歩道橋で破裂する
駅前で少し遅めの「朝定食」を食べる。
ご飯、焼鮭、大根おろし、味噌汁、生卵、漬物という定番だ。
客も少なく静かなテーブルに座り、ゆっくりした朝を過ごした。

バス停がある時代を生きている。僕は ....
雲が空のように見えた
走り書き
眠たいだけが取り柄だった
バス停が点在するこの街で
列車の駅を見つけた
小さくて冷たい
それだけの駅
草の夢で躓いて
命を生きることにも
少し ....
 熱いゆげをわけて
 ちりれんげですくって
 ふう ふう 吹いて食べるのです

 舌の上にのせた豆腐が
 かすかに香って崩れる時
 ふと時間は逆戻り

 勤め帰りのスーパーで
  ....
耕し石拾う 堆肥を入れ耕す
くり返し くり返し
ご先祖さま

豊かな土、良い土は黒い土

腐った生きもの
小さな生きもの
混じっている

生きた土、良い土は黒い土

命をつなぐ ....
濃緑の葉群れ、
波打ち照り輝き
眩しいくらい
生命の純粋
恐ろしいほど
生命の威力

新緑の季節、進み深まり
道向こうの落葉樹たち、
枝葉を繁茂させ盛り上げ
五月の青空、五月の風に ....
ビスカッチャになった私は
眩しそうに目を細めている

ただ ひと目でお疲れなのだろうと分かる
それがなんとも言えない いい味わいなのだ

植えたばかりでも
水田では風を見ることができる
 ....
白い巨人、大股で
光の天空、過ります
ゆっくり流れ
両手を開き
現の夢、ぽっかりと

この世界は比喩で充ち溢れ
この世の未知なる表れに
次々形象の輪郭、浮き彫りにして
輪舞奔放な言の ....
  美しいもの


 今 光のなか
 美しくなる夕べ
 風の川に

 鳥も 花もあって
 私もゆっくり
 とけてゆく

 とけた私を見ると
 どうしても 幾つかの
 悪くて  ....
ふわふわとした
形のないものを抱いて
目を覚ました

今日は何だか
うまくいきそうだと思わせる
朝の匂いは甘くて

誰かの柔軟剤の残りが
空気に溶けて
酔っているだけなのか

 ....
目覚めると昇る朝日に向かって
手を合わせる
夕暮れには沈む夕日に向かって
手を合わせる
感謝に始まって感謝に終わる暮らし
ああ!美しい70代ここにあり

金もうけも勝ち負けも名誉も捨てて ....
土にもぐって 咲く花に
仲良し双子の 子が育つ

かんかん照りでも 大丈夫
大雨ふったら たびに出る
ぷかぷか流れて 新天地

別々お部屋にいるけれど
顔は見えるし 話せるし
大きな ....
よく聞こえる耳はいらない
なんでも見分ける鋭い目も
もっと聞きたいと思うこころ
飽きることなく見つめてしまう
忘我の時をいつまでも
得ることは失うこと
あらたな構築と古きものの破壊
たえ ....
魔的瞬間、訪れて

溢れ出して来る響きに
旋律に戦慄しながら

純白の砂漠に独り置き去りにされ、

あなたの夢の涙の連弾 掴まえる
人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている

樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ....
おぼろんさんの自由詩おすすめリスト(3258)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おかえりなさい- ひだかた ...自由詩8*23-6-3
おふとん- 日朗歩野自由詩14*23-6-3
蓮の葉- リリー自由詩4*23-6-1
落とし物_今もそのまま- 日朗歩野自由詩4*23-6-1
独り言6.1- ホカチャ ...自由詩4*23-6-1
閃光- たもつ自由詩11*23-5-31
準備- たもつ自由詩4*23-5-30
独り言5.30- ホカチャ ...自由詩3*23-5-30
誰かが遠くで笑ってる- ホロウ・ ...自由詩4*23-5-29
動けずにいる- 山人自由詩9*23-5-29
独り言5.29- ホカチャ ...自由詩4*23-5-29
星のひかり- soft_machine自由詩323-5-28
グラデーション[まち角2]- リリー自由詩8*23-5-28
貴女2- ひだかた ...自由詩6*23-5-27
自由なのは読者ではなくて書者なのです。- 足立らど ...自由詩6*23-5-27
飢餓- ひだかた ...自由詩523-5-27
通行人1- 空丸自由詩1023-5-27
水鳥- たもつ自由詩323-5-26
湯豆腐- リリー自由詩10*23-5-26
黒い土のため- 日朗歩野自由詩5*23-5-24
生命の力動〇上昇、そして下降- ひだかた ...自由詩523-5-24
田植えのあと- 日朗歩野自由詩10*23-5-22
白い巨人(改訂)- ひだかた ...自由詩423-5-22
美しいもの- soft_machine自由詩323-5-22
again- ミナト ...自由詩423-5-21
美しい70代- ホカチャ ...自由詩4*23-5-21
落花生- 日朗歩野自由詩3*23-5-20
死者の数だけ歌がある- ただのみ ...自由詩3*23-5-20
白夜夢- ひだかた ...自由詩4*23-5-19
樹木のように- 日朗歩野自由詩11*23-5-18

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