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 山裾の丘陵地
 総合病院の裏出口から
 人通りすくない小道を往くと
 閑静な民家の中にログハウスも立ち並ぶ

 金網張られる路端に
 あかるんできた雨空をあおぐ朝顔が
 緩い風の懐であ ....
白いテーブルに散らばった、
古い痛みと哀しみが
碧色のガラスの欠片とともにある
陽の当たる部屋から外を覗く

破れた写真をページに挿んで
永く閉じている本の背表紙に触れる
想い出は、夢の ....
朝の迫る 小屋の中で
瞼のない鶏が 夢を見ている

句点の間に
翔び 落ちて
読点の染みになる

それは
憧れ 贖い
取るに足らない
それでいて
代えのきかない
祈り

 ....
深夜、コインランドリーで、小説を読みながら機械が止まるのを待っている女、彼女がどんな気分かなんてある程度想像はつくけれど、それが正解とは限らない、ただ、夜中にまとめて洗濯をするのが好きなだけの女か .... 今宵この人生の終わる時 、

とてもとても遠い声のする
この光満ちる意識の視界に

為され来た約束全て破棄され

彷徨える人魂は風の吹くまま
シルフの知るかよと救いなく
さわさわ囁き ....
○「辞世の句」
辞世の句には
その人の人生が集約されている
まことに尊い言葉である

豊臣秀吉
「露と落ち 露と消えいく 我が身かな 浪速のことは夢のまた夢」

吉田松陰
「身はたと ....
 何も言わない
 読点のような皿を洗う
 燃え終えた数本のマッチに
 年々似てくる
 僕の記憶

 日をうけて
 影になっていく 木
 振動する沈黙 かなしすぎるほどに
 決して ....
○「死に方」
朝トイレでばつたり倒れて亡くなっていたおばあさん
夜風呂場で突然亡くなっていたおじいさんなどが
いらっしゃる
ガンは検査機械などの進歩などにより
早期に見つかる場合が増えてきた ....
殺しなさい! さあ コロシナサイよ!

詰め寄りこちら見上げる母の
醜く歪み震え迫り上がる顔、
せむしの如くひん曲がった背姿、

己が嘗て懐いた人の魂の肉に刻み込まれ





 ....
 金の星の光 滴り落ち
 ひとしずく ひとしずく 

名も無き人に うた歌い

 響かせ 刻み付ける 自らを
 金の光の涙充ちて溢れ出し

寄り添い馴染ませながら突き放し

 一雫 ....
そろそろと人間が影絵になる頃
通い路の柳がそのうでを
わたしのほうへ
やさしくのばす
はらっても
はらっても
しなやかなそのうでは
あきらめることがない
からめとられたら
わたしも
 ....
その通り 私達は一切何の関係もない赤の他人同士

それが救いであるといつからか思うようになるだろう

飼い主に当たり散らす 小鳥のさえずり

飼い主を取って食ってやろうと思っている 子猫の ....
真珠を胸に抱きながら
旅立った彼女 、

ひたすらな走りの末自らの肉抹殺し

魂の静かさに至るため
この平面因果の次元突き抜け
昨日、みぞれ交じりの雨が終日降り続き、積った湿雪はさらに重く
あたりを一面の白さに塗しつけている

どこからともなく、なけなしの高揚した気持ちが芽吹いてしまい
はずかしいくらいの言葉を書きなぐ ....
草の根と息吹と
あなた、忘れていったね
飛行船の落とし物みたいに

剝がしたり叩いたり
転んだりしながら過ごした毎日を
何と呼べば良かったのだろう
丁寧だったり雑だったり
胡麻 ....
呪詛のような蔦に巻かれ、痩せ細る夢を見た転寝の午後、少しずつ窓を駆逐せんとする強い西日、動乱めいた夕暮れが背中まで来ていた、コークスクリューの風が吹く十一月の終わり、ベルベッドにくるまれた骨の身元 .... 泉に落ちた心の花を
女神に祈れど掬(すく)えない

すべてに正解する空は
みあげるたびに輝いて

おそらく少し恐ろしく
なにかに急(せ)かされてるようで

ひとりの部屋で ....
ご当選おめでとうございます
こちらお持ちしました

ありがとうございます
例のものですか?

はい、このアプリをこのように
スマホやタブレットに入れて頂ければ
対話型生成AIで
あの ....
○「一日一生」
僕は
今日一日に
集中しよう
明日はわからない身なれば

○「坐禅」
ありのままの自分に向き合う時間

○「幸せ」
幸せは
各自の脳にあり
我思うゆえに幸せなり ....
 

なにが私の役割なのかとか
マジメに考えていたこともある


今年ももうおわる
たっぷり楽しめた
小鳥ももういない
すこしだけ寂しい

シンプルに云っていいのなら
オシ ....
握りしめた掌の内にある
相が示すものを大切に

地に足をつけて
地球の小さな一画に
間違いなく生きている

上を向いて仰ぐsky
電線で切り取られても
宇宙と繋がっている

私は ....
        


',
, 髪の毛が十勝フイールズ
, ジャマイカなストロベリーフイールズ
, 何食わぬ顔でスノウドーム
, 逃げ込むオピニヤォン

',&# ....
金の光の瞬き揺らぎ、

自らを振り返るな
私は此処に居る

声音の柔らか
色付き包み込む
揺らぎ輝きまた瞬き
人に全幅の信頼寄せて
暑と冷の狭間の優し熱光
見えない観えるもの確と示 ....
なんにも詩が浮かばないので
ぽかんと青い空に
真っ赤な風船を
浮かべてみる

真っ赤な風船は
すぐ青空に溶けてしまった
これではお話にも映画にもならない
せっかくの赤い風船なのに

 ....
春はこない
いまのわたしは冷たい風と雪とが吹き荒ぶ冬
いつか読んだ物語のように
魔女がわたしのこころを冬にしてしまった

春はこない
夏も秋も
たとえ季節が移り変わったとしても
わたし ....
○「四季」
春夏秋冬
日本には四季がある
春には春の美しさと喜びがある
夏には夏の美しさと喜びがある
秋には秋の美しさと喜びがある
冬には冬の美しさと喜びがある
僕たちは一年中飽きない美 ....
男は女について理解出来ない。そして女は男を理解したいとあまり思わない。
だけど、お互い気にはなる。
それは男が穴を求め、女がでっぱりを求める生き物だからじゃないかしら?

女は、欠落について考 ....
 冴ゆる風にこぼれて舞う
 レモン色した木の葉のひと翳り
 そういうもので
 詩を書きたいとおもう

 心に満ちる平穏な日常は、
 わたしの気付きもしない情景のなかで
 なにものとも く ....
 赤い葉が 二、三枚
 枝に残っている

 ここに
 光が建っている
 秋 水辺にいるみたいに
 薄く 目を開けて
 飛沫を 頬に浴びて
広葉樹、飛行機の跡
吸い込まれる旧い戸籍
羽音と水分が
扇動を始める時
わたしは滑らかな
脱輪を選んだ
あなたが遠くの砂漠で
靴を並べている
人が来て靴を履いて行くと
空白を ....
朧月夜さんの自由詩おすすめリスト(3778)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
吐息- リリー自由詩7*24-12-4
碧の欠片- atsuchan69自由詩19*24-12-4
鶏小屋- はるな自由詩624-12-4
真夜中のゲーム- ホロウ・ ...自由詩2*24-12-3
詩想、この人生の終わる時に- ひだかた ...自由詩324-12-3
独り言12.3- ホカチャ ...自由詩9*24-12-3
何も言わない(2024.11.03)- 草野春心自由詩624-12-2
12.2独り言- ホカチャ ...自由詩4*24-12-2
五行歌、にくしかなし忘れ得ぬ一瞬の- ひだかた ...自由詩324-12-2
詩想、金の星- ひだかた ...自由詩624-12-1
かよいじ- そらの珊 ...自由詩15*24-12-1
白紙の地図- 201自由詩324-12-1
五行歌、砂漠の薔薇(改訂)- ひだかた ...自由詩4*24-12-1
雨も止んで- 山人自由詩13*24-12-1
知らんぷり- たもつ自由詩14*24-12-1
bottomless_swamp- ホロウ・ ...自由詩3*24-12-1
夜虹(やこう)のうた- 秋葉竹自由詩324-11-30
田中角AI- イオン自由詩4*24-11-30
独り言11.30- ホカチャ ...自由詩3*24-11-30
目覚めた朝の想い- 秋葉竹自由詩424-11-30
天地- 自由詩624-11-29
Glass__Onion__- アラガイ ...自由詩11*24-11-29
詩想、宵に明けに今日もまた- ひだかた ...自由詩4*24-11-29
浮かべてみる【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩324-11-29
春はこない- 栗栖真理 ...自由詩224-11-29
独り言11.29- ホカチャ ...自由詩4*24-11-29
『でっぱり』について語る時に、私たちの語ること/作・ミセス・ ...- 鏡文志自由詩6*24-11-29
プロフィール- リリー自由詩11*24-11-29
プールサイド(2024.11.24)- 草野春心自由詩5*24-11-28
記憶- たもつ自由詩224-11-28

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