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この世界という
無意味を掴んだら
この無意味という
力動に包まれたら
次に行って生きて

 
欲はあっても執着はない
荒れほど在った
食欲も性欲ももはや囚われず
自由なる大海、恋愛 ....
 おおきな
 朝日を 笑いながら
 数えきれない鳩が輪になって
 時の繋がりが聴こえてくるような
 羽根を打つほどうつくしい游び

 壁にぶつかるんじゃないか
 そしてそのまま吸いこまれ ....
高く濃くなる秋、きっとすぐ澄んで
晴れ渡るとして、なんともさみしい
夜の都市、煌びやかなネオンサイン
キレイだろうけど、中身はカラッポ

 あゝやっぱり突き抜けよう
 あゝやっぱり還ってい ....
秋は遠い
肩にこうべをあずけて眠る
ひとりの女のように

一匹のトンボがくぐりぬける
それ以外なにもない
綿の花をあしらった
青くくすんだヴェールの下

静かな死者の息づかい
遠く ....
 ショルダーバッグの鈴が鳴ります
 シュリリン
 控えめな 優しい音色

 金と銀がありました
 三井寺で 手に取ったのは銀の水琴鈴

 事なかれ主義の八方美人は嫌われる
 か ....
混沌の渦に力動し
闇から立ち上がり
浮き上がる
変容し続ける光

凝視スル、

それはもう
無邪気じゃない
天然自然では無い

数多くの体験を経て
幾億もの歳月の許に
自らを ....
のうみつな
緑の群れ
さやさや
揺れ
照り映えて
意識の視界は
眩しく輝き一点に凝集、
遠く深くザワメキの森を凝視し
 ひとつ択ばせてあげる
 そういわれたら

 もし較べたとして
 どちらも美しいのだから
 ひとつは激しく輝き
 ひとつは静かに乾いてゆく
 涙に浮かべた想い

 机にかさね肘をつい ....
時間になると
犬が呼びに来る
首輪に紐を結びつけ
散歩へと連れ出す
私が立ち止まると
犬も立ち止まる
空似た他人とすれちがうとき
いいから行くよと
紐を引っ張る
雨の日は合羽を着込み ....
 会社の敷地内に植わる樹々の緑
 仰ぎ見る 折り重なったイチョウの葉っぱから
 顔のぞかせている黄色味がかった実

 「今年、実が大きいですよ!」
 詰所の更衣室で先輩へ報告する朝
 「そ ....
曙光が閃く、落日の近付き

流れるもの、只 流れるままにし

 水平線、能動的に描き
 垂直に、開く鮮烈な像

光の蝶 舞う
遠去かる 
宙の縁に触れ 燃えあがり
忽然と消え また ....
ティーポット、熱湯の中心で 草の根からしみ出てくる成分が
私という容れ物に落ちれば そこでもまた精神作用をしみ出させる

陶磁器は地中海のような白さと 中東のように丸みを帯びている
知らされて ....
一緒に行くはずだったこの景色を、

病床の君に見せたかった

写真を1000枚撮って、君に見せた

1000枚目を手にとって、君は息をひきとった

悲しみ超特急が

目の ....
結局のところ、残されたのはがらんどうの部屋のみだった。北に空いた窓から、曇りがちな今日の午後の光が遠慮がちに忍び込んでいるだけだった。気づかなかったけれど、午前中には少しの間雨が降ったらしい。窓か .... 奥深く行く生く
意識の明度、
あくまで保たれ保ち
より明るみ明るませ
映るモノ 待つ


沸き立つ
思考という力動
今、静かさに
意識の微睡みの覚醒にて
感情を生き直観に捉えられ ....
春の水蒸気は何処に行つたのか
この空は{ルビ禊=みそ}ぎするものの色
永訣の色

地上は百色さんざめき
めざましくもゆたかである

いちめんの輝かしき生存
疾風は田園の暮色をよ ....
 男が 居た
 美しい男だ
 あぜ道沿って咲き誇る
 紅のみち
 彷徨って舞いわたる

 男が 居た
 彼は蒼白い顔に大きな目を光らせて
 おしゃれなスーツで包む
 細い し ....
銀の輝き放ち
小さな機体移動して
濃くなる青の高空を
ゆっくりゆっくり
前へ前へ真っ直ぐ
あるもの在りと
力動ツラヌキ
飛行機は行く

世界から来て世界へと

 あるもの在らしめ ....
遠い話とほいはなし
ああそんなところだね
いまとなつては
大気は海の継子じみて
地中海色のタイルの
すました青磁のなかに透けてゐる
カラカラした浴場のなかで昼寝してたら
いつのまにやらお ....
天国と地球の狭間に在り
光の響きに注ぎ込まれていく
ヒビキの速度と一体化しながら
巨大な何かの残響足跡残像

反復され前進し反復され

天国と地球の狭間に冷ややか覚醒して生き
ひたすら ....
一斉に発信される音を
受信したラジカセで変換し流す音楽が

ドアも窓もない部屋で飽和していき
ベッドの上で潰れそうになるから

カセットテープに録音してはつめを折って
レターパックへ入れても宛先が ....
僕のオリーブ色の世界は
涼しい部屋、僕の部屋へ南端を張り付けて
外はいつでも火葬場と、冷たい果物の皮、
神経の通った舶来の氷、醒めた屋根、裏庭の水
(コミュニケーションと、くらい泡((

 ....
時に漂い佇み
名の言葉の
剥離した
何かを
観て

吹く風の霊 纏わり付く概念、融解し
なにか寄り添いなにか抱擁されて吹く

ひたすらに、

 脈打つ肉体の悲鳴上げ
 魂の激痛 ....
 ふんわりあかるい 丘をもちあげ
 かげにかくりと 谷をおる
 ひらひら帰りみち

 みどりのうらで こえをきく
 蜘蛛のこわさや あしたの雨の
 ひろがりについて

 夕陽がおちる
 ....
 
 にぎわう大通りのバス停
 心無しか暮方の鼓動
 増したような

 とり巻く人影に
 女の脚がふとためらう
 (昨夜、踵にオリーブ油をぬらなかったけど……。)

 コンサートホー ....
グレーのスーツが似合う彼女は普通のお嬢さんで
普通の家庭に育ち普通に教育を受けてきた
彼氏の部屋は引っ越しをしたばかりで
壁はまだ白いまま放置されて無口のままだ。
 まだ片づけてないけど、 ....
ある日アヒルの王子様がやってきて
結婚してやってもいいけどなどと言ってきた
でも待機児童問題が、と言うと
ガアガア鳴き始めたので
彼には彼の人生をお尻プリプリ歩んでもらう

瓶ビールに ....
「あなた ここに入れた梨 知らない?
ここに確かに今朝入れたんだけど?」

「知らないよ!」

「あんた 今日食べてない!」

「食べてないよ!」

「ほんと?
あたしここに確 ....
目を閉じてる
からっぽなのは
腹だろうか、胸だろうか

水の音をたどった先のわさび田にうもれた
がらん

まぶたの裏で
突き上げられる胸か
まぶたの裏のもう一つの目が
みつめる
 ....
 
 風の夜が来た

 しめ忘れたガラス戸から
 一枚の枯葉を伴って
 大胆に忍び込んで来た
 啜り泣きかけている女に
 熱く くちづけようと
 風の夜が来た

 思い切り 声をあ ....
おぼろんさんの自由詩おすすめリスト(3258)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五行歌、籠のなかの球根(改訂)- ひだかた ...自由詩823-9-30
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