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最近 鳥の鳴き声を聴きましたか
最近 波の打ち寄せる音を聴きましたか
最近 雑踏の喧騒を聴きましたか
最近 話し掛けてくれる人の声を聴きましたか

ぼくはどの音も聴いていません
聴いたのは ....
今頃、どこら辺に居るのだろう?
君が旅立ってまだ一日と経っていないよ
けれど、わたしは君がどこへ行ったかを気にしている
何も手がつかなくて日常が荒れ果てていったとしても
わたしは君の居場所を探 ....
夜の入口にて
誰かと誰かが話している 

太陽が無限に没した後
地球という宝石箱はぶちまけられ

夜の入口にて
誰かと誰かが話している

蠢く闇に包まれて
密やかに、密やかに

 ....
歯ブラシの先が割れて開くまで
僕等は何を磨いて来たんだ

青春が落ちてまた繰り返した
砂時計の窓かも知れない

心臓に咲いた花のように
誰かを包める優しさはもう

屋根がなくても登っ ....
月夜の庭の物陰で土と溶け合い
消失していく段ボールの記憶よ

何が盛られていたのか
空洞となって久しく
思い返すことはないだろう
お前は満たされた器でなかったか
ある時は瑞々しい ....
パチンパチンと音がする
シュンシュン シュンシュン、音 響く

半端な冬の夜半過ぎ
黒ずみ弾ける二股鞘と
剥き出される真っ赤な種子
街灯に照らされアトランダムに
蒼い地面に撒き散らされ
 ....
雨は小康状態で
放課後の気配に似た
澄んだ空気が鼻を通り抜ける
走馬灯の影が揺れる
それは微かだったから
嫌な思い出も浅瀬で泳いでいる
本当に深いところで
思い出すものさえ虚像だとして
 ....
荒波白波 眼底痛
堪え堪えて書いて書く
笑っておくれよ、地蔵虫
少しの集中で火を噴く目ん玉
だから書けるうちに刻み込む

生きているから痛いのさ?

そんな生半可な答えでは納得せぬ
 ....
小さな大阪で生まれ育ち、小さな大学を出て、小さな大人になった。
小さな大病を経て、小さな大切に気が付き、小さな大福を手に入れた。
木々は枯れて葉は落ちて
遠く鳥の群れが過るとき
裸木の梢に半月が
白銀の色を散らしながら
真冬の空を愛撫して
ぽっかりうっとり浮かんでいる

)あゝやっぱり今日もまた
)永劫宇宙の営み ....
君の言葉が
僕を貫いて
揺さぶって
世界を変える
そう思っていた

期待だけが膨らんで
君が見えなくなって
僕の世界は窮屈になっただけだった
強い奴が弱い者を苛める話はよく聞くけど
弱い者同士がお互いの首を絞め合うのってどうなんだろう

この世界には中心があって
そこはきっと点なんだよな
そこから外れたところへと
世界はどんどん ....
叩きつけ合う鋼鉄
反響スル
この森に
霊魂をぶら下げ
午後五時に入る

 異界ノ息、
  異様ナ相、、
 移行ノ刻、、、

穿たれる
窪みに
今や鉛と化した
前頭葉をズブリ
 ....
目と鼻の先だからと油断しちゃいけない。
象の目と鼻の先って、結構なかなか遠いよ。
真夜中を折り返す靴下に
冷たい指を隠して座った

追われているような気分
追いかけてるような時間

迷路を抜け出す道がない
その胸の果てはどこなの

ススキが揺れて手を振り
さよな ....
四車線の
道路の真ん中で丸い木が揺れ
葉を擦らせて薄い音を出す
男性同士が手をつないでいて
なんとなく初々しかった
電車では倒しそびれたシートに座り
ボックス席でもないのに向かい合う
座 ....
庭の木も街路樹もすっかり
葉が落ちさり手をひろげて
雪を待ちかねてざわざわと

さぁ、おいで、雪よ、おいで
歌いながら風を掬い夜を掬い
全身で冬の夜空を受け止めて

君は僕の手をひいて ....
怒りをこめて
空が鳴っている
人のせいかは分からない
ただ無性に空が怒っている
もうずっと晴れていない
空が晴れないと
この土地は敗北したように沈む
こんな姿は見たくないと
私は部屋に ....
結露は結露る気分でなくとも結露らずにはいられない質。
結論として結露が結露っているのは結露らざるを得ない為。
まだ6時前だが
ぼくはカウンターのいちばん手前の椅子を引く

マスターが早かったね と言いながら
ぼくのアーリー・タイムスのボトルを出してくれ
磨かれたオン・ザ・ロック用のグラスがひとつカウ ....
空に近いところで
電線の数を増やすために
電柱に取り付けられた棒状のパーツが
電柱とクロスしていて
十字架のようになっている

電柱というのは宗教家である
世界中に張り巡らされ
イン ....
そのお嬢様は、人を信じることができなくて
そのお嬢様は、『いい人』のことが大嫌いだった。

いい人が、いいおこないをするのには
なにか理由があるんだと知っていたので
いい人を尊敬したりし ....
くちのなかで飴玉転がし
立ち消えた、
甘酸っぱい感情を
想い返す


作られた梅の酸味は
さらに人工的な丸い味がする

冬は、寒いから、嫌いだ

死んだ人のことも
 ....
造ったものを埋めようと思い
草原を掘っていたら
本物が出てきてしまった

その土偶に
隣のミヨちゃん
という名前をつけて
博物館に送った

ねぇミヨちゃん
僕は あといくつ
 ....
夢のように過ぎてゆきました
何も築くこともできず
何も成さず
夢のように過ぎてゆきます
ただ暮れてゆきます

風吹きぬけ
とまどい惑い怯えています
遠くから聞こえてくるような
懐かし ....
駅前でタクシーを拾ったので交番へ届けた。
善い事をしたはずが、690円を支払わされた。
灰の空、
カラスがカアカア鳴いてます

枯れ葉は落ちずに
枝に揺れ
終いの色を響かせて

遠く懐かし高曇り、
鉛の身体を引き摺って
今日も今日とて参ります






 ....
雲、流れ
流れ、雲が空をいく

ぽっかぽっかり青を裂き
気流の鳴る音、響かせて

澄み切る初冬の夕暮れに
荒れる呼吸を収めては

私の宇宙を横切って
流れ、雲が空をいく


 ....
(うしろの正面ダアレ)

、いきなりですが
羽根を持ちあげては殺しあう

郭公が鳴いた

鏡に映るのは化粧の白い羽根

声音を十二階変化させ
モノマネをする

知らない
 ....
僕はいつも一度だけ改行をする。
その小さな段差に一人で座っている。
おぼろんさんの自由詩おすすめリスト(3258)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最近- HAL自由詩4*19-12-28
今頃、どこら辺に居るのだろう?- 卯月とわ ...自由詩419-12-28
ある日- ひだかた ...自由詩419-12-27
新世界- ミナト ...自由詩219-12-27
虚舟・改稿- 帆場蔵人自由詩319-12-27
繋ぐ命- ひだかた ...自由詩319-12-26
レモン- mmnkt自由詩119-12-26
疼痛宿痾- ひだかた ...自由詩519-12-26
小さな- クーヘン自由詩2*19-12-26
裸木- ひだかた ...自由詩519-12-25
息苦しい- 卯月とわ ...自由詩319-12-25
世界の片隅って- こたきひ ...自由詩319-12-25
狂騒の森- ひだかた ...自由詩619-12-24
- クーヘン自由詩5*19-12-24
wasteland- ミナト ...自由詩319-12-24
かわいい領域- mmnkt自由詩219-12-23
冬を歩く幻想- 帆場蔵人自由詩519-12-22
空が鳴っている- mmnkt自由詩3*19-12-22
結露- クーヘン自由詩2*19-12-22
SAD__BAR- HAL自由詩6*19-12-22
電柱- mmnkt自由詩2*19-12-21
云い放つ、『良い人なんて、大嫌いっ!』- 秋葉竹自由詩519-12-21
艶姿- 秋葉竹自由詩519-12-21
ミシガン・レリックス_2- AB(な ...自由詩6*19-12-20
おやすみ- あおいみ ...自由詩4*19-12-20
タクシー- クーヘン自由詩4*19-12-20
Walk・on_20- ひだかた ...自由詩219-12-19
流れ、雲- ひだかた ...自由詩619-12-18
郭公- アラガイ ...自由詩7+*19-12-18
改行- クーヘン自由詩10*19-12-18

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