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僕がまだ僕じゃなかったとき
家の周りは原っぱだった
イトを縫うみたいに
とんぼが
焦げたバッタが飛び
無心になって追っていた


 気づけば
 自分の影なんかほったらかして


 ....
いちいち考えるのも嫌な程
空の色は日々まちまちだから
季節という単位はいい
そして新しい春がやってくる


まだ外は寒いのに
窓は全開のまま
ビー玉のような海
煙突は禁煙しない
 ....
雲の隙間 渡り鳥の影
兄弟は膝で立って見つめる
煤けた駅に着く度
ひとつひとつ歳をとっていく
遠く青空を
帆船が抜けるような春
冬のような春


ガラス窓が区切り
今もう車内では何 ....
利己主義の果て 僕の砂丘
雨は降らない
唇が乾く
ただ黒いピアノが鳴っている


月はなく、だけど暗くはない
足場は抜けていくけど、つらいというほどでない


何もないことのほうが ....
しまわれたミシンのように寝た夜

確かにじわり夏が
やってきて
背中は
しずかに暖かい

窓から伸びて廊下まで臨む
虹には
家族誰ひとりだって気づきはしない
だから明日の
朝食の ....
いつでもいいんだ
いつもの場所で待ってろ
寒くない格好で、頬をあからめ
ひとり夜を照らすひになりながら


去年の曲線を越えて
じかんの罫線を超えていくからね


僕は時計と
テ ....
万華鏡の街は 
おとなのものだから、

子供はずうっと背中丸めテレビゲームして。
僕はそう思う

電脳スペースの揺り籠のなか見る夢はいつも
空腹の味が奥歯に染みて 眠れないなら、朱いめの ....
たりぽん(大理 奔)さんの便乗鴎さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 便乗鴎自由詩2*06-2-26
アメリカ_2- 便乗鴎自由詩9*06-2-16
レール- 便乗鴎自由詩3*06-2-14
砂丘- 便乗鴎自由詩2*06-1-26
- 便乗鴎自由詩4*06-1-11
抱負- 便乗鴎自由詩2*06-1-3
和泉_誠- 便乗鴎自由詩6*05-12-28

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