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 コトリとした
 小さな違和感を
 いつもいつも大切にして
 彼女は生きてきました

 胸の中で
 コトリと鳴るたび
 どうしてだろう
 と問いかけてきました

 どうしてだろう ....
 出発を告げる笛の音 闇を裂く 背中押されるままに乗り込む

 さようなら 吐息の窓に書いた文字 消えるころにはすべてが終わる

 逆向きの電車に乗れば初夏(はつなつ)の第一話まで帰れるはずだ ....
ひよりさんの伊那 果さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コトリ- 伊那 果自由詩108-4-19
【短歌祭参加作品】最終電車- 伊那 果短歌308-3-19

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