天丼のどんぶりを空にした後 
海老の尻尾をふたつ 
ちり紙の上に並べたらじゃれあい  
嬉しそうに光った 
日々繰りひろげられる知略戦は
白という調和を
もろくも
飛び散らせる。

この戦いが生むものは
勝者ではなく、
豊かさではなく、
正義ではない。

支配であり、
破壊であり、
 ....
金星が右目で木星左の目月が微笑む口のようです すきなんです。 場面、場面がフィードバックされてくる

僕の方はとっくにシャッターを閉じていて
忘れられた街のガソリンスタンドみたいだ

飽きるくらい曲がりくねりながら坂をのぼり
またその道を下りきるまで ....
子供たちの物語は
殺されてしまう

大人たちには まぶしすぎて 力に溢れ過ぎていて
胸に心地よく抱いておくことができない

子供たちの物語は 世界を壊してしまう

すでに流通してい ....
雪が降る

雪が 降る


真白い地面に倒れても
頬には冷たさを感じない

叶わぬなら このまま
雪にとけてしまおうか



雪と とけてしまおうか
使いかけのままのノートを広げると-そこに連なる文字。

1ページ、1ページを繰る

あの頃にまとっていた-乾いた空気、冷たい熱、弾むの葉。

1ページ、1ページを繰る

懐かし ....
この世界に産み落とされてから
ずっと見てきた光

あの光を手にしたくて
必死に手を伸ばした
でも
この手が掴んだものは空気のみ
光はもっと上にいた

日々 背伸びをして悔しんだり
年々 背が伸びるごと ....
どこまで行っても君のことばっか考えてしまうけど
地球って一体いつから丸いの?


空気はすごく自然なのに僕だけかな
不自然なのは

それでも何故かきえるわけにはいかないんだ
 ....
銀色の星夜
永遠をひきずって歩く
時計売りとすれ違う


あまりにも
正確に時を刻むあまりに
永遠を
永遠と
繰り返しては
繰り返す。


時計売りは

小さなコエで ....
エリカ(孤独)


哀しみの根は地面を食い縛り

おまえはヒースの真っ只中で動けない

切りつける寒風は情け容赦なく

おまえの溜息だけが薄っすらと紅い



 ....
ねぇ、あの人が持ってる紙袋。

小さめの茶色いやつだけど。

口とか塞いじゃって、怪しくない?

きっと、あの中には、アブナイものが入ってるんだって。

だって、その人の顔見てみてよ。 ....
君のくれた翡翠の欠片が、音もなく手からこぼれ落ちて




  一瞬




のうちに足元に近づいて、




   また一瞬




のうちに弾けて散った ....
人皮装丁の下劣フィクション

犬の毛皮で包装、ネズミの尾でラッピング

綺麗に塗りたくり、愛情を込めて送りましょう



はじめまして



貴女の知らない俺がいます

貴 ....
切り取られたそれらを、

繋ぐのは難しいけど。

それぞれに、

世界が在るんだと証明すれば。

それぞれはいつまでも、

輝けるんだと。

僕は想う。
消えてしまいたい、夜。

君にぎゅっと抱かれたい。

そんな君は消しゴム。

頬を擦り合ううちに、
唇を重ね合わせるうちに、
腕を絡めるうちに。

コソコソガサガサ、
私を、消し ....
完全な人はどこにもいない

未完だから

学ぶための

ひとつのための

多くの犠牲の風

生きる風の

中にある音

吹く風の

その音の痕跡を

風としか言いよ ....
水墨画のような朧月夜

華麗に踊る大和撫子

はらはらと舞い落ちる雪は

柔肌に触れて静かに溶けていく

不意に丹頂鶴の羽音が響くと

辺り一面の空気は張り詰め

私は煙管に火 ....
人は皆、機関車だ
機関車トーマスなんだ
機関車は前しか見えない
普通の電車のように前にも後ろにも顔があるわけじゃない
人生というレールを後戻りできないんだ
このレールは自分にしか走れない 自 ....
きみはいまどんな顔をしている?


わたしはまだ、白昼に晒された腕をあいせないでいるよ

陽にやけていく肌を見ながら
侵食を止められない

ゆるゆると育った幸福は、病巣
その生温 ....
生き抜いたあとに
待ち合わせの場所で
僕はどんな顔をしているのだろう


風の吹く
この場所は懐かしく思えるのだろうか


はぐれた人との再会は
何かを教えてくれる ....
発見されてから
もう百年はたっているというのに
大人になったら何なのか
あいかわらず知られていない謎のプランクトン
Y幼生

それでも最近
やっと観察ステージが一つだけ進んだらしく
イ ....
適当なメロディを口ずさむ
何もない 白の午後
どこへでも行けるから どこへも行かない
円を描くように
歩いて ただ 空を見上げる



少し休んでみてもいいと言われて 休んだ
 ....
くるくる剥いた林檎の皮が
包丁持つ手にぐるぐる巻きついて
気分はまるで蛇使い
蛇の色の鮮やかさに恍惚
とする自分にエクスタシー

赤い風船 くもり空に飛ばして
太陽みたいだね、って
指 ....
今夜

あの星の光で

できたグラスに

ゆっくりと 

時間 を注ぎ

灯りを消すんだ

百億年

親父とのキャッチボール
おなかがくるしいほど 食べ過ぎたり

市販薬を飲んだときなんか 

つい 楽になろうと

うっかり 横になると

泥のような 眠りについたりして

数時間の あいだに

いちね ....
空は青かった。


休日の校舎は閑散としていた。
それが好都合だった。



「なに、その生意気そうな。」
そう言われたから悲しくて、彼女は目を塗り潰した。

「いちいちうるさ ....
この 指先から細く頼りなく 延びる

絡まった 繊維

夕日に翳して
紅く見える



薬指から延びるのを知って

胸が鳴った


僕の血が流れる この糸を解いて
 ....
何人も 何人も







<新しいバイト先にて>

Aさんの場合

大丈夫ですとか言っちゃったけど
ちゃんと上手くできるか不安で
「じゃぁ一回やってみようか?」 ....
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