普段は殆ど
目もくれない
携帯電話
(というか俺は基本的にこの機械を好かんのだ)
の中の
繋がるか
繋がらないか
今は
分からないほどに
古びた電話帳に
刻まれ ....
油断すると耳に聞こえてきた
愛と感謝を唄う詩
でも僕の耳にはフィルターがあって
別のヒトの声になって心に届きます
そしてその歌声は
私を泣かせるのです
私はきっとその声に恋をし ....
自分で買ったネックレスをひとつ 眺めてみる
気に入って買ったから
今でも気に入っているけど
なんだか軽くて
さらさらと私の手を通り抜ける
例えばこれが 誰かからもらったものだったら
....
傷つけて
傷つけて
傷つけられて
それ以上に自分を傷つけてた
悩んで
悩んで
また落ちていく
静かに落ちていく
感覚
水の音
風 ....
ゆらんゆららん 欲そう まどろみくれない 夜の罪
雷音ごろんごろごろろん ねぞうを直して ごろごろろん
きらりきららん秋の露 むずかしい言葉 ちょうだい ちょうだい
もぞもぞ ....
どこでも諍いは絶えない
表面上は何事も無いように見えても
裏では泥沼
言葉は武器だ
相手のことを深く知っているほど
それは相手を抉る刃となる
言葉は丁寧に注意深く扱うべきだ ....
薄っぺらい嘘だけで
構成されている
俺の中身は
吹いたら舞い上がる
埃の様に、軽い
俺の腹の中に
隠された本性なんて
全部
そこらの本に
書いてある
ひとつ残ら ....
「悲しいからとか
寂しいからとか」
そんなんじゃなくて
『あいたいからとか
一緒にいたいから』
そんなわけで
きみと
きみといたくて
それは
....
聞く耳を持っている人が居たら
聞いて欲しい
悲しみがサラサラ
サラサラ流れていく
流れは堰き止めても
堰き止めても
あふれ流れる
どこまで
流れるんだろう
いつまで
流れるんだろう ....
さっきまでの時間も迷いも過ちも、
嘘だったかのような朝がくる。
嘘だったなんて思わないから。
だから、感じさせて。
こうやって始まっていくんだ。
こうやって続い ....
真っ赤な空ならどうだろう
雲の白さに
焦がれ果て
そこに救いがあるように
そこに聖母が御座すように
ペタッ
と君の心に 張り付いた
僕の心
君はチラッと 見ただけで
付箋のように 軽やかに
半分に折って さようなら
スラッ
と伸びたその指に 釘付けになっ ....
ルシファーよ
驕り高ぶる地獄の王よ
貴様が何だと言うのだ
貴様が何だと言うのだ
私は何も怖くなど無い
ルシフェルよ
かつての同胞よ
自らの翼をもがれた愚か ....
いつも君の事想っているんだ
短い時間だけれど会話して
僕の瞳を見つめないでくれ
とてもガラにもなくて恥ずかしいから
僕の話しはおもしろいかい
君と会ってる時以外は何時もブルーなんだ
君 ....
僕を離してくれなかった。
僕を笑ってくれなかった。
楽しく行こう
笑って行こう
くっ付いて来る人
断る人
追っている人
年賀状の来ない人
生きているもの同士が
くっ付いたり離 ....
どんな光も、いつ降り注ぐか解らない
空も、晴れたり曇ったり
時には光どころか泣き出してしまったり
気まぐれな奴だ
でも、降り注いだ時の、
あの柔らかい美しさ
あの何とも言えない暖かさ
それは ....
ほろりと私が手のひらを開くと
ふわりと私の手のひらに
乗せられるものがある
それは夕暮れの太陽の熱のように
網戸越しの風に靡くカーテンのように
何気なくふとする感触で
手のひらを眺 ....
久しぶりに会った
仲良しだったあの子
チョット大人になったから
照れくさいけど
大人な挨拶したりして
バイバイって別れたあと
振り返ってもう一度
バイバイって ....
やまとの泥のなかなる銃創の軍醫三人ひきずれる長きもの
銃把の下の無花果
鞦韆のうへの
ゐじん ゐじん
――― ―――
血塗れてたつてゐる麥
丸太の
....
漆黒の髪ゆらゆら
白い肌に触れたい
風だけがわたしの気持ちを運び
雨だけがわたしの代わりに咽び泣く
その袖を掴むことも出来ず
あなたは何処へわたしは何処へ
言葉にならないこの思いも ....
君想う
この山越えて
川越えて
いつまで想う
川の面影
あらまぁと
広げてみれば
星屑が
どこまで続く
空の下かな
音を写真で撮ってみたい。
それは、きっと。
声を失うほどに、美しいだろうから。
黒と白の濃淡の世界で
時間が止まっても
風は流れる
想幻の草花を
鱗のように
たなびかせるのです
人は本来、孤独なものだ。
誰かと繋がることはできないし、
誰かを理解することはできないし、
誰かと一つになることは、できない。
それはもう、ごまかしてもごまかしきれ ....
皮さえ剥かず一太刀に
赤く熟れて溢すじゅうすを
舐めては
其処に歯を立てる悦び
落ちた部分の皮を剥き
白く萎びて垂らすじゅうすを
絞っては
紫かけ ....
いつも鉄格子で何も考えていない僕だった
知っている雪の
犬たちへ芝に
積もっていくような ラベルで
ハワイを食べた かつてに
今にまざったような僕の
満たされて中のはじけた口の
....
もしもおいらが昆虫だったら
田に畑
鋤やら鍬の
一振り二振り
掻い潜って生きるのさ
都会の鼠の
腐肉やなんぞに集っちゃいないで
芳ばしい、この
土のうえ
一振り二振り
掻い潜って生 ....
のこぎり色した君の眼と白い服のコントラスト
振り落とされた灰皿 どす黒い赤の色がついた
カタリカタリと秒針が僕の処に近づいてくる
鬱屈とした少年期のヒエラルキーへの苛立ちが
....
明日に絶望しても
未来に絶望はしない
それが俺の生き方だ
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