チリン

チリンリン

チチリン

チリンリン ラン

ラランラン

チリンランウタウタウ
瞬く間に消える儚い夢だから
希望という救いもないのかもしれない


でも

否・・・

だからこそ



その夢は人に希望を与える

人に希望を与え己は消えてゆくことができ ....
誰かに
みせつけるように
差し出した
蒼白い手首に残る
ためらい傷一筋
取れかかった瘡蓋
赤い傷口に
鈍く光る刃先

何故に
ためらったのか
死の際で垣間見た
希望と言う名のま ....
どうせなら
この世にいるすべてのライオンが
友達だったら良かったのに
あいにく僕には一頭の友達もいない
だから食べられても仕方ないんだ
そんな言い訳ばかりが得意になっていく
ライオンのこと ....
  あたしのすきな、言葉がありました

  あたしのすきな、人がいました
  
  あたしのすきな、声がありました

  
  あたしのすきな、名前がありました


  あたしのき ....
朝から母が 病床で
しくしく泣いて いるから

ついつい 酒に
目が行って しまう

おやめなさい
おやめなさいな

ああ
からすさん これはこれは
今日はどちらへお出かけですか ....
林檎を模った硝子細工を
両手で
そぉ   っと
包み込む時の
その危うさに
胸が高鳴る

硝子は非常に薄く
一枚向こうに
仄かに伝わる体温
それで曇るほどだ

一層このまま
 ....
冬からようやく春になります
夜空がもう春になりました たぶん
桜がもう芽吹いています
知っていますか
東京、よりも半月も遅い


川の流れは順調です
これ以上ないほど順調です
その先 ....
長い 列
長い 列
何を 待つ 長い 列
死ににでも 行くのか
忘れない
忘れない
忘れたくない
呪文のように唱えてた

涙がでなくなって
鈍い痛みだけが残った

頬を誰かが撫でた
これは幻…だよと誰かが言った

ついさっきまであなたが誰が知 ....
どうしても朝は来るから


まとわりついた夢と決別しなければならない



「うりゃっ」





布団を蹴飛ばして


すとんと


二本の足で立つ


 ....
海の深さ 山は悲し
山の孤独 雲は悲し
雲の別れ 空は悲し
空の高さ 街は悲し
街の黒さ 雪は悲し
雪の刹那 星は悲し
星の廻り 森は悲し
森の乾き 石は悲し
石の尖り 川は悲し
川 ....
そらのほしたちに ひもをむすびつけて

そのひもをひっぱると そらがあかるくなる

すこしだけ さみしくなったとき

あなたのちかくで ひもをひっぱるの

そしたら あなたがすこしだけ
らくだに乗って、ゆこう
こぶをなでて
いつくしんで
涙をながして
さようならさ
砂の王国まで、ゆこう
やけどをして
喉もやかれて
涙をながして
さようならさ
いけにえに、中におい ....
脱ぎっぱなしの服とか
飲みかけのコーヒーとか
何も入ってないバッグとか
あけたばっかりのジャックダニエルとか

君のものを全部
全部
箱につめて
新しい家に送ろう

聞いたことの無 ....
隣の犬が吠える

僕は 心の中で言う

『おはよう!』

ウーワンワンワン!

想いは

なかなか

伝わらない
よるのなかに

おちているあめを

ひろえないかってかんがえる

ねむれないから

「おはよう」

「じゃあね」

「ばいばい」

って

それだけ言って

もう
 ....
ねえ

あなたにであってから

あたしはほかのひとにであわなくなったの

ねえ

あなたにであわなくなっても

あたしはほかのひとにはであわなかったの

でも

あなた ....
いってらっしゃい

ううん、ほんとは寂しいの

でもそんなことを言ったら
笑ったあなたの頬が困ってしまうから
言わない

昼間、楽しいことがあったとき
あなたがいないと、少し寂しいの ....
あなたのこえが

だんだんちかくできこえるようになって

あたし

ちいさくあくびする

ねぇ、

もうすこし

ちかくにきて

わらって?



あたしたち

 ....
あなたとであってから

すこし だけ

おおきくなったきがする

せはひくいままだけど

たいじゅうもかわらないけど

すこし だけだけど

おおきくなったきがするの

ね ....
じゃりみちってなんでじゃりみちってゆうの?

じゃりじゃりゆうからじゃないの?

えっ?じゃりじゃりなんてゆわないよう

それはゆっちゃいけないってみえこせんせいゆってたじゃん!

だ ....
毎朝 たまごかけごはん 食べてます
日本では 群馬県民が いちばん たまごかけごはん 食べるそうです
ほんのちょっと 昔 朝のテレビが いってました
たまごかけごはん は やっぱり
たまごの  ....
「ネギが駄目でしょ?トマトも・・・キゥイも」

そう言って君が笑う

白いお皿の上から 僕の嫌いなものが消えていって

変わりに君がくれるのは

僕の好きなデザートだったり、果物だった ....
気がつくと きみは
魚になってしまっていたので
ずっと
きみを知っていたのに
はじめて見たような気さえした


望遠鏡をのぞくと いつも
波がよせては砕け
飛び散る


セロハ ....
紫水晶のかけらを
油で揚げてみたことがあります

天ぷらが食べたかった
わけではなくて

シトリントパーズって
実は加熱処理したアメジスト
というのを試してみたくて

ホイル ....
傷つけたいと思うと同時に

私にしか癒されない君を見たいと思う


壊す
直接手を下すので無く
内側から
自壊させる




パラパラと零れ落ちる
君の破片をすりつぶして
 ....
深夜列車の中で
丸々太った
『マルチーズ』と

四角く太った
『ヨークシャテリア』を
見た

2匹とも制服を着て
高校に行っている

『らしい』

昨今
こういうのが増 ....
ここは
風が強い
遮るものは何も無いから
私もざわざわと揺らいでしまうのです


花に昔の恋を重ねるのは
いつまでたっても抜けそうになく
風に揺らぐ花びらに
褪せた写真の中の誰かさん ....
夕飯にとっておいた秋刀魚の青を吸い込む

洗濯物を干しながら

何もない空に吹きかける

夕焼けが青空に戻り、烏が腹を立てる

洗濯物乾くまでほんの少し

庭の柿を代わりにどうぞ
 ....
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