一度で良いから
真珠の館に住んでみたい
というのは
我が家の小さな家蜘蛛が
梅雨時になると決まって呟く言葉だ
『真珠の館』
漂白された空から降ってくる雨粒は
....
コトバを上手く言おうとすると、
きっと下手になってしまう。
コトバを綺麗に言おうとすると、
きっと汚くなってしまう。
コトバを書こうとすると、
きっと途中で変わってしまう。
コ ....
ことばにならないこと
ことばにするから
やさしい
かたちをもたないもの
かたちにするから
たのしい
なんでもあるようで
なんにもないせかいと
なんにもないようで
なんでも ....
お家へ帰ろう。
きっと、この夜空より明るいよ。
お家へ帰ろう。
きっと、そのコーヒーよりあたたかいよ。
お家へ帰ろう。
朝日が昇るまえに、帰ろう。
お家へ帰ろう。
....
何ひとつ
うまくいかない
そんな日常の中に
見つけたもの
探して探して
暗い夜道をひとり
歩いて歩いて
やっと
出会えた
君との日々を
宝物にしたいから
....
あなたは私の虹でした
歓び
恋の炎
止まらない涙
人は言います
でも
仕方ないんでしょう?
あなたは遠ざかる陸地
沈黙の島
冷たい便箋
あなたがもしこの文を読むこと ....
遠いところから ようこそ
朝早起き大変だった?
それとも楽勝だったのかな
バスに揺られ 長時間
何を思ってた?
私のこと考えててくれたかな
再会のとき
ちょっと場所違った ....
五月が終わると
雲の上にいる大きな孔雀が
ゆさゆさと翼を広げるので
太陽は陰り
うっすらと涼しくなって
雨が降ってくるのです
『六月の孔雀』
孔雀の羽根は
雨には強いの ....
また、一つ。
恋の花が咲きそうです。
月下の明かりに照らされて。
綺麗な花を咲かすでしょう。
また、一つ。
花が咲く頃。
一つの花が散るでしょう。
今まで ....
月がめっちゃ綺麗なんよ。
光りもさ、ずっと遠くまで届いとっちゃないかいな。
お前にも見せたいっちゃけど。
今、傍に居らんし。
ホント綺麗かよ。
いつか一緒に見たかね。
「いつか」のために
笑っていよう
わたしがしあわせに笑っている
そこに、あなたのしあわせがある
そう、あなたが言うのなら
わたしは笑っていよう
この ....
最近、アナタとの思い出が。
蘇るのです。
最初の出逢いから、ちょこちょこと。
幸せ、だと誤解してしまうほどに。
現実が、すぐに目を醒ましてくれるのですが。
また、次の記憶 ....
滴る血潮からは
羽を持つ馬と
赤い花が生まれた
『母の日のメデューサ』
母にとって
父の面影を落とす私は
恐怖の塊でした
父が何をしたのか
母がどんな目 ....
プロフィール読んだら
すごく嫌いなタイプだけれど
言葉の使い方が上手いんで
ポイントあげます
いままで
まったく
こっちの作品には
ポイントを入れてくれてないけれど
描かれてる情景 ....
夏の兆し。
じわじわと。
ひかる、ひかり。
じわじわと。
涙と笑顔が
ケンカした。
お互い
意地っ張りなのは知っているから
涙が一つ提案をした。
「せ〜の。で一緒に謝ろうと。」
それを聞いた笑顔はコクリと頷き
涙の合 ....
灯りをともすように 生まれ
それぞれに 与えられた
喜びと 悲しみを
走るように歩くように縫うように
僕らは 生きてゆく それ
だった
ほら、見える?
月だよ。
見えないっていうなら。
もっとこっちに来てみ。
「未来ってね、
絶対明るいと思うんだ」
そう、キミに伝えられたボクは
今、とっても幸せだよ。
どちらを向いても なぜかいつも向かい風
「宿命なのさ」と笑う君
つないだ手さえ「宿命なのさ」と笑う君
向かい風にも ふたりで行こうね
少し前は
「好き」とか
「愛してる」とか
コトバで不安を払拭してた。
けど、最近は
コトバが邪魔なほど
一緒に居るだけで
心地良い。
あぁしたい
こおしたい
ダダをこねる僕を
下から僕は見つめていた
手を伸ばすと
冷たい
土の匂いがした
全てがもどかしくて
そう
もがけばもがくほど
....
道に数々の華が咲いて
水たまりに輪が広がってゆく
外に降る雨は
私の{ルビ心=なか}にも しとしと降る
そんな時は 心も身体も凍える
雨 雨 雨・・ ....
止まらなく、吹きつける。
強い風は。
私に何を云ってるのでしょう。
ただただ、強く。
吹き続ける風を。
私は避けるように。
行きました。
風は、今、どうなって ....
ポイントなんていらない。
ポイントなんて、いらねぇよ、初夏。
ポイントなんて どうでもよくない? よくなくなくなくなくセイ イェーッ!
、、、嘘です!
ポイント欲しいです!
ポイント入れ ....
あの人が、幸せそうだった。
ううん。
幸せなんだ。
僕はまだまだ一人だけど。
何だか、許された気がしたんだ。
少し、ほんの少しだけど。
{引用=ここは
あかるい真昼で
駅のホームで
海だから
寒さとか
淋しさとか
しか
ありません
ナイフは
ひびわれて
刃は鈍くなって
人差し指すら傷つけられな ....
ちょっと前のケータイ。
見付けてしまって。
気付いた。
失ったものの強さと。
空を綺麗に撮れなくなってる、汚さ。
また、いつか。
綺麗に撮れるかな。
撮りたいな。
透明な
透明な場所に
色を付けていく。
そんな小さな革命。
消えてく。
消え行く。
生まれたコトバたちが。
deleteの呪文で。
消えて行く。
消えてく。
消え行く。
消えちゃった。
新しいく生まれる、コト ....
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