思いもよらない
サプライズ。
緊張のあまり
無駄に料理を頼んでしまう。
「よく食べるね。」
って貴方がクスっと笑うから
夜景をそっちのけで必死で弁解。
そんな姿を楽しむ貴方に
焦って ....
遠く虹が見えた
それは
儚く夢のように
あのひととそれを見た
わたしのなかに
さざ波のような
何かが広がって
虹のたもとには
幸せがあるという
探しに行かなくても
ささやかな幸せは
たぶんこ ....
こんどは
そらだけを
みつめて
いきられる
ものに
なりたい
夜があけて
朝が来る
まるで
果てしのない
悪夢のように
けれど
赤い太陽が顔を出して
おはようと呟いて
1日が動き出す
例え
今夜の夢で
また辛い思いをしても
....
わたしのなかに
空っぽがあるの
小さな空っぽがたくさんあって
どうやっても埋まらないの
まるでガラスの中の泡みたいに
でも
その泡が
わたしを彩ってるのかもしれない
こ ....
あれ??いまここで悲しみが生まれたような
気がしてきましたけど
ここには貴方しかいないのですね
では貴方がその悲しみの持ち主ですね??
まだ泣き続けますか
泣く ....
行ってきます
どこへですか
遠い遠い風の帰る場所に
いつごろ帰ってくるのですか
わかりません
ご一緒してもよろしいですか
いいえ あなた ....
ゆっくり、ゆっくり、眠りに就きそうな気分で。
想う気持ちは、本物だろうか。
眼鏡を外して、目を閉じて。
夢の中で、出会ったのかもしれない。
僕の手の届かないとこに、君は居て。
....
過去の記憶が
感情が
腐食されていく
それは今日の恩寵なのか
それとも
明日への道標なのか
わたしの上には
初夏の青空が広がっている
悲しみを抱えて
苦しみを抱えて
それでも
わたしたちは
旅を続けなければいけない
何処へ?
風がふいた
もう7月
新しい夏が来る
蒸し暑い朝
目が覚めた
何もする気が起きなくて
ぐうたらぐうたらしているうちに
ちくたくちくたくと時計は進み
お腹が減ったなあと
冷蔵庫を開けても
何もなくて
ばたんと閉める
カ ....
光にあたりたい
ただ それだけで
日光の当たるところに何かあれば
必ず 陰ができるように
光の当たるところにだれかいれば
必ず だれかの光が途切れるのです
それでも
欲 ....
「さようなら」不思議と涙は出なかった
多分、これからも私は恋をするでしょう
あなた以上もいるでしょう
でも
あなたはあなただから
忘れないよ
あの夜、抱きしめてくれたことと ....
あるところに13才の子のななしの子がおりました
2つ上の姉様がおりまして
其の姉様というのが 大変美人で 剣道をやっているそうなのです
ななしの子も剣道をやっているのですが
姉様に勝てな ....
きみにふれて
きがふれた
きみにふれて
きがふれた
きみにふれて
ありふれた おもい
あふれた
おりにふれて
きいてみたかったのさ
はりもふれて ....
あの
紅く透き通った朝陽は
使い古されることもなく
一日中世界を照らしていく
この光を待ち焦がれる夜も
この光を恐れる朝も
この一日
誰かは泣き
誰かは笑うだろう
わたしはたぶんたくさん泣き
き ....
こんなに寒い夏の朝には
キミをなにかで包みたい
アイかなんかで
このまま、落ちてしまおうか。
ふらり、ふらり、と。
飲み込まれて。
このまま、流されてしまおうか。
ゆらり、ゆらり、と。
海の底まで。
さ よ な ら
ロウセキでアルファルトに書いた
さ よ な ら
声に出して読んでみると
更に文字はアスファルトの上で白く浮き上がった
さ よ な ら
道行く人が小さく読 ....
玄関のチャイムが鳴ったので
仕方なく立ち上がろうとしたら
背中の上に
重たい鳥が
止まっていた
「どいてくれますか?」
黄色の羽根を
ぱたり、と閉じて
ずん、と居座る
「私は止ま ....
匂いがしたんだ。
懐かしく、
優しく、
淋しい。
あなたの匂い。
探さない。
見付けない。
惑わない。
大丈夫。
もう、しない。
雨が過ぎ去 ....
星の涙が、たまに零れ落ちてる。
誰にも気付かれないように。
出来るだけ静かに。
そっと、
すーっと。
もしも、その{ルビ一滴=ひとしずく}を見付けられたら。
星 ....
嵐のあと
夜の彼方から
天空の風が吹いている
その囁きは
時に優しく
時に激しく
空へと誘われるわたしは
まだもう少しだけ
地上にいさせてと
それとも夜に
吸い込まれたいと
そっと呟き
天空の ....
さよならは、さびしいことだ。
だけど、かなしいことじゃない。
お別れは、さびしいことだ。
だけど、かなしいことじゃない。
かなしいことなんかじゃないから、
ぼくは上を向いて、空を見るので ....
さよなら、に添える言葉を探してみたけど。
見当たらなくて。
口をつむった。
さよならも言わずに。
手も振らずに。
さよなら、また逢いましょう。
さよなら、元気で ....
太陽が安らげる場所を
雲がそっと作り上げ
それに気付いた夜空が
そっと目隠しをする。
燃え上がる恋を吹き消した
君の冷たい言葉
君の冷たい態度
それでも再び燃え上がる恋
片想いでもいいよ
姫様は
長い長い
艶やかな御髪を持った
小町と呼ばれる姫様でした
『髪長小町』
私のお育てしたお姫様は
それはそれはお美しく
雪よりも透けるような白さに ....
雨が、すぐそこにやってきました。
さぁ、濡れる準備は良いですか?
ささいな喜びを
心に刻んで
少しでも笑顔が増えたら
涙も大切な時まで
流れなくなると思うんだ。
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