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大好きな色や音に包まれて眠っていたい
内なる声に耳を澄ませ
何かをつかんだ
からだのなかの、おと。
しょ ....
汗臭い蟻が 判然としない表情を浮かべ西に向かう
疲れているんだ
それは無意識
歩いているようで 実は新幹線に乗っているようなスピードで
毎日を駆けている
降車出来ない新幹線の小窓 ....
真っ暗闇で、
深呼吸して、
耳を澄まして。
最初に聞こえた声、
たぶん、
好きな人。
からからと 転がるかなしみだけが
音を立てていました
きのう 死んだ心がまた生き返ろうと、棺の蓋を叩いて
その音がまたからからと音を立てました
耳を塞げどその音は耳の中からするものです ....
私の生まれるべく世界はきっと
此処なんかじゃないわ
ロボッター
消えていく電子回路
刻んでいく時計の針
狂っていく秒針の妃
{引用=もう、疲れたのよ}
泣 ....
愛は何処からくるのだろう。
愛し愛されて。
愛を知って。
生まれるのだろうか。
欲にまみれて。
たまたまデキた心に。
愛は、在るのだろうか。
....
整形をして 性格も変わったアイツがそこにいて
新幹線並みの速さで明るさを増していく
放っておけば アイツは海に殺されるけれど
その前に 天は優しい雨を地に降らし
アイツは文句と
再会 ....
それは片隅にある
永遠にたどり着けないブラックホールの淵のような
時間の中にいるはずなのに
時間は私の外で動いている
私はそれをただ見ている傍観者で
爆発しては吸い込まれて
ま ....
それはある不幸のお話
不幸が生まれたとき
周りの人間は皆不幸せだった
毎日誰かが自殺をしたり
誰かが誰かを殺していた
みんなは早く不幸から抜け出したかったので
生まれたばか ....
さるものはおわず。
さるものは負わず。
さるものたちまいもどっては
しんぼうのないことをくりかえすだけ。
のこるものを負うのはのこるものたちばかり。
さるものはおわず。
くるものはこば ....
私はまだ闇の中
光のまったく無い
暗黒の穴の中
いくら手を伸ばそうとも
天の陽(ひ)は見えず
希望も夢も
生きる糧さえも見い出せない
....
俺が苦手なのは
一番大切な
「ありがとう」
と
「ごめんな」
本当はいつだって思ってる
憎まれ口ばっか叩いてるけど
本当はいつだって思ってる
つらくあたることしかできないのに ....
失うのが怖くて
動けなくなる
でも、後ろから
{引用=
トン
}
って
君が押してくれるだけで
こんなにも簡単に
前に進めるもんなんやね
ツラい、真昼の夢から覚めたあとは
夢の中に登場するのは、もう二度と会うことのない人ばかり
父や母、兄弟、それから親友、もとの恋人、妻、娘、みなこぞって私を責め、苦しめる
争い、別れ、 ....
皇帝夫人の指輪は 不思議な宝石みたい
疲れを癒やしてくれる 光を放ち続ける
夏は赤く輝いて 冬は青く輝くんだ
是非とも手に入れたいな オイラのモノにしちゃいたい
あの怪盗ルパンも ....
ニガテなんだけどドラマは
あったほうがいいと思うな
あたりまえの日々にちょっとだけね
愛とかありがたみとかが薄れている
仕方の無い事だ
姿の見た事の無い魚がパックで売っている
お金を入れれば温かい食べ物や飲み物が出てくる
魚や虫に触れないとかいう人でも
当然のように手に入 ....
あの穴の中を覗いた
そこに所定の置石があったなら私は私の宝石を置かないし
誰もいない部屋の椅子に座ったところで5分も持たない
天井が高い場所、椅子に座った数十秒
天窓を見上 ....
人間は固体だから
何とかして分かりあおうと
言葉という液体を使うんだ
それでもなかなか混ざらないことがある
だから根気強く
私の液体を君に降り注ごう
いつか混ざりあうことを期待して
家に帰る
玄関のドアノブに冷たい握手を求められ
蛍光灯の白い紐に疲れをのせて引っ張る
おかえり
とパチパチと拍手
今日もがんばったんだ
早く寝ようね
私より先に起きているカー ....
駅の端の小さな改札口で君を待っている
電車がくるたびにパラパラと降りてくるひとりひとり
ここではそんなに多くの人間が行き交うわけでは決してなく
鳥かごみたいな短い階段を
家路につく人たちが通り ....
天井の更に上からの雑音
横からの寝息
下からの破壊音
カーテンは〆切
ヒューズは全て落とす
スーパーで買った人形は
食べ物の代わりにはならなかった
部屋
季節
止まらない時計
停まらない鼓動
孤 ....
容赦なく不機嫌であるまなうらにひろがる無数の鶏頭の赤
いちにちを作業療法すると言いビーズ細工にこめるかなしみ
いけないよ爪を噛む癖孤独癖マニュキア塗って待ち合わせしよ
右足をアンクレ ....
寒くなる空。
君の手の温もり。
冬の訪れ。
たぶんもっと速い速度で
きみに近づいている
あした、なんていうものは
きのうで忘れた
だいじょうぶ
向かうところ敵なし、どころか
敵しかいないのでわかりやすい
さっさとやろうよ
....
友達が夢を諦めた時
私はホッとしました
後輩が離婚をした時
私はほくそ笑みました
先輩が恋人に振られた時
私は喜びました
私はみにくい ....
そうして僕は消える
大丈夫 さみしくはないだろう
君の静かな寝息が聞こえ
僕はそっとベッドを抜け出す
(空気が入ったならごめんね)
悪いのは君じゃない
君はいつだって約束に確証を求める ....
本当にかっこいい男を君は知っているか?
ワックスを塗りたくった髪で
たくさんの重々しい飾りを首にまとって
飲めやしないお酒を無理やり飲んで
吸えやしないタバコを加えて
女に安っぽい愛 ....
眩しい今日
雀がせわしく
朝の挨拶
魚の焼ける匂いに
ピンと張るひげ
眠気には勝てず
我輩は身体を丸めて
もうひと眠り
ぽかぽかお日さま追い掛けて
何度も寝場所を変えな ....
この世は終わりのないファンタジー
もしかしてミステリー
いやいやロマンス
しかしドキュメンタリー
この世を彩る様々な言説
万華鏡のように物語
夢まぼろしの伝説
虹かかる寓話
華開く ....
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