切符はもう買った?



          たかかったけど、やっとかえたよ




あなたは幸せになれないの?



          うん、ぼくがかみさまだから ....
「綺麗だ。」

なんてコトバ、いりますか?

大人しく、見つめて居ましょ。
何もしていない君は
幸せを感じていますか
何もやろうとしない君は
楽しいですか

何かをしている時の方が
不幸だと感じますか
何かをしようとする時の方が
苦しいですか

何もしなけ ....
爆発しそうなココロ。

同じココロ。
もぐらが「こんにちわ」
芝が穴ぼこだらけ
抵抗のしようが無い
好き放題

そのうち餌がなくなるのか
いなくなる
子供に取っては嬉しい
ウキウキ、ワクワク。

自然は穏やかだ
徹底 ....
梅雨は、いつの間にか居なくなってた。

晴れた午後、自転車をこいでた。


天気雨が過ぎ去って。

夏が来てた。
 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 あ



 花 ....
旅先で
必ず訪れる旅館があって
其の庭には
花をつけない
見事な桜が佇んでいた



  花をつけないのは
  私のせいなんですよ



其処の女将は笑う


彼女は ....
この花に


この色に


何度 なぐさめられただろう
投げ網のようなものを
過敏に かわしている
どこへも組織されないから
居場所をもたぬ そういう
たましいの 種類である 
大きなサボテン
小さな鉢で
よけいおおきみえる

小さなサボテン
大きな鉢で
よけいちっこみえる

だからよけい両方かわいいねけど

大きいサボテン
「なんか家まちごうてへん ....
めろんの翠が涼しい頃
強引な若さだけを連れて
新しい部屋を探したわたしが
照れながら甦る

必ずしあわせになるのだと
啖呵を切って
飛び出した古い家
裏付けるものなど何も無く
ただ
 ....
金曜日の夜は
やさしい時間
はやくねなさいっ なんて聞こえてはきません

かあさんグマは
大切にしまっておいた
はちみつを

いつもなら すっかり眠っているような時間
子グマたちに  ....
     短冊に 記す願いは 胸の内
     「{ルビ一日=ひとひ}だけでも あなたをください」
ひとやすみ はながみまもる 君が飲んでる紙パックのジュース
一口もらったら
甘くて溶けそうだった

空になった紙パックのとりあい

私が捨てるから

なんて
ずっと喧嘩していれば良かった
それで良かったのに
 ....
君と僕は 
いつもケンカばかり
傷つけて
傷つけられて

それでも
君が好きだから
一緒にいたかった

ただ
ケンカばっかしてて
いつか いつか
君が離れていくんじゃないか
 ....
音を求めたい
乾いた喉を潤す様に
音を求めたい

でも、音は溢れかえってて
一瞬の静寂じゃ足りなくて

音を掴みたい
形が分かる程しっかりと
音を掴みたい

でも、色んな音と絡み ....
僕は急いで君の所に向かうから

君はずっとそこでまっててくれないか?

街の電灯がピトピト光り出した

それは僕の出したSOSだよ

僕は駆け抜けて急いでいる

君はのんびり暖かい ....
逢いたいって 言ってもいいの?
逢いたいなんて 言える立場じゃない
近くにいても どこか離れていて
一線 引かれている気分

だけど、

だから…

そんなに目を見つめられても

 ....
あなたにメールをおくったあとは
ねこのさかな
ぼくのけいたい

ぎゅっとにぎってつかれちゃう
から
ゆかにおく

しばらくしたら
ぼくはせいざ
けいたいに むかって
のぞきこんで ....
初めて指輪を贈った人は
彼女ではなくて
母だった


『ビューティフル・リング』



僕は7歳で
母に連れられて
縁日の夜店を廻っていた
ふと
屋台に並んだ
ガラス玉の指 ....
僕はその日ひたすら歩くことにした
僕はその日違う人生に挑むことにした

いつも目に入るのは
たくさんの人と一緒に見る
何もかもがまざり合った
灰色のもの

でも今日は違った
緑と時間 ....
家の近所に教会があった

私はクリスチャンでは無かったけれど
教会の牧師先生が面白い人で
何故かよく入り浸っていた


教会といっても
見た目は古い日本家屋で
家の一部を改築してでき ....
夜が明ければ夢の後
大人の世界に
ピーター・パンはもう来ない



『さよならネバーランド』



開け放した窓が
梅雨晴れの日光を引っ張っている


家具を無くした部屋は ....
体を水の上で
身をまかせ
輝く太陽
高く高く

笑顔と優しさで
満たされて
癒してくれる
救われる。

緑が美しい
小さな屋根裏の部屋
午後の紅茶
友人と話す。
夏休みにしか帰らない
実家の銭湯には
青い富士山の変わりに
緑のペンキが色あせ
ボロボロに古びた
一匹の龍の壁画が
どん と
風呂場一面を支配している



田舎のせいか
夏場 ....
ずっと一緒だよ
私がそばにいるから・・・

そう 言ったのは
それ程遠くないのになぁ

ごめん
もう無理・・・

そう 言った瞬間に
全部が過去になるんだなぁ

もっともっと早 ....
眠りの国の君は
きっととても美しいのでしょう
けれど
其れが見れなくて
私はとても哀しいのです



君の伏せられた瞼の裏
封じられた瞳の色は
平生の黒ではなくて
もっと
緑と ....
********

『もしも私が死んだなら』

『心臓は息子に』

『両腕は娘に』

『薬指は妻に』

『唇を弟に』

『耳を妹に』

『そして』

『彼女に』

 ....
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