ふと口からもれた声は
どんな言葉のはじまりでもなく
そのまま枕にどさりと落ちた

わからないのは
今日のことと明日のことだ
そのあいだに佇めない弱さで
布団にたおれこむ
それさえひとり ....
翔びたい、と叫んでる人の背中には、綺麗な羽根が生えてました。

あまりにも綺麗過ぎて、動かせないのでしょう。

屋上から、その羽根を羽ばたかせずに、その人は墜ちました。

翔べたのでしょう ....
 起き上がる前の
 暖かい布団の中で
 あなたに触れる

 限りなく
 やさしさに近い場所で
 あなたと
 生きている
 いま

 胸を焦がす情熱ではなく
 ほおを切るせつなさで ....
欲しいモノがあったわけでもなく
ただ切り取られた景色の中を歩いていた
森の夜は
蜜のように甘い月の光が滴り落ちるかと思うほどに澄んでいた
少し疲れていた
と言うよりも靜かな場所を探していた
 ....
生きていくのに精いっぱい
世の中にはおなかいっぱい

「それはくちにしてはいけないよ」

少々食傷ぎみ
胃もたれと吐き気

「それはくちにすべきものだよ」


おなかいっぱいの肥 ....
君が
誰も
信じられなくなり
泣きそうになったら
僕のところへ
戻っておいで

君が
悲しくなり
誰かが
恋しくなったら
僕のところへ
戻っておいで

甘えるところも
寂 ....
文句言いながら
逃げ帰るように

宙返りでリバーシブル
黒なら黒で 白ならそうで
午前2時に同時進行
少しお高めに売り付けられた

ちょっと足りないならまだしも
全然無いってそれ酷い

否定じゃない ....
12階の窓から見える空は
決まって晴天。
いつまでこの晴天が続くの?
誰がそれを左右するのか。
もちろん答えは「天気」だけど。

煙草に火をつけることが
唯一の抵抗のようで、 ....
昨日コイというものを釣り上げた
捕まえたときは随分と暴れたものだが
家に着くころにはすっかりおとなしくなった
改めてよく見ると
キラキラ輝いていてとても綺麗だった
オパールのように ....
こんな
青空の下で

あなたは
結婚式をあげる

おめでとうなんて
ありきたりだけど

言わずにはいられない

おめでとう
おめでとう

神さま
ふたりに祝福を

ぽっかり開いた
青空のような
幸せを
らんぷの灯の下で
古書を開く深夜のひと時 

遠い過去から 
著者のたましいが 
私にそっと、語りかける。 

いのちの宿る一行に 
無心で引いてゆく線は 
宇宙を貫く、流星です 
 ....
心を和ませてくれる
笑顔を呼んでくれる
穏やかになる
グット堪える

乳房の
ぷにゅぷにゅ
赤ちゃんの肌のように
気持ちがいい

美味しいコーヒー
入れてくれる
安心する
一 ....
「ほんっま腹立つわーっ。お前もそない思うやろ?」
「・・・・・・」
「せやろ?あいつら物の考え方おかしいねん。」
「・・・・・・・・・・。・・・・・・・・」
「いや、しよったよ?、しよったしよ ....
毎年失われていく150万の子供たちの命をまもりたい
世界中の人達に質のいいティッシュペーパーをとどけたい
それにより、世界中の鼻の粘膜をまもりたい
世界中の子供たちへの善意とおせっかい
世界中 ....
僕の見ている世界と
君の見ている世界

人の数だけ世界があって
そのいくつもの世界がつながって

この世界はできている

そしていつも

僕はその世界を傍観している

その世界 ....
ひとつの話をしよう

あるところに少女がいた
美しい少女がいた

その少女はあるものしか食べない


チョコレートか

キャンディか

ショートケーキか


いいや

 ....
捲っていた世界は
去年描いたスケジュール
それに気付かずに
新しい世界をさがしていた

君を絞ったら
苦い味がしたので
わたしはすぐに舌を離したのだけれど
もうその時には既に
夜空の ....
貴方は好きだと言った

別に自分に向けた
言葉じゃないとわかってるけど


期待して
良いですか?

勘違いして
良いですか?


それだけ
そんだけ

貴方が大好きな ....
落書きはない
近くには 音だけが聞こえている
確かなことではある
刻みつけようと この車も
続くだけの会話がしているのだろうか

停めていた車ではなく もっとその果て
堤防が 暴力の車世 ....
街中でトイレを探していて
コンビニよりも近くに公園があって
なにやら小奇麗な
新築されたばかりらしい小さな建物

飛び込んで間に合ったまでは良かったが
出るときになって気がついた
「詩人 ....
大人になったぼく
いくつも季節を巡る
思い出のバルーン
子供の頃の情景が
心に浮かぶ

裏の小径を通り抜けて
新しい世界を探検した
どこまでもどこへでも

夢と現の区別なんか知らな ....
きっかけなんてないままに
特別な理由には目もくれず
ただ夢中で積み上げていく
行けるところまで行ってみよう、と


そんな毎日が楽しみでした


円柱形の白いもの
どこで拾ってきた ....
絹のすれる音が、ひとひら

二枚、三枚と

声にならない音をたてて

深い闇に落ちていく


夕と夜の間に

音もなくまぎれこみ

ひとひら、ひとひら

落ちていく

 ....
友が
過去を未来へと繋ぐ
生命の行事に参加した
かつて痛みを知った腕が
今は燃え上がる命を抱く

その腕は庇護の門
やがてそれを押し開けて
子供は出かけて行くだろう
あらゆる光に満ち ....
棒人間は今日も黒い涙を流す

言葉よりも大きな気持を

整理整頓する

嘘っぱちな深夜通販番組を

薄目で見ては誉め称える

貴方は死刑と言われたけれど

そんな証拠は何処にも ....
十七年も前の、夏祭りの夜
祖母に連れられ、幼い私は手を引かれ
祭りの光の中に溶け込んだ八歳の姉を
捜し歩いていたのだ
途中、祖母に駄々をこね
一匹の紅い金魚をすくってもらった
二人と一匹は ....
今日の僕に僕は出会わず、明日に向かおうとしていた。

目を覚ましても、布団から出ずに。目を明けないから、眼鏡もせずに。

締め切ったカーテンで、何時かは詳しくは判らなくて。静かな部屋はそれを助 ....
記憶に新しいのは 笑って過ごした日々
私はあなたが好きでした
それだけでよかったのです

あなたと私のあいだは
隙間のような からっぽの距離がありました

無防備な あなたの左手を見つめ ....
 
比べるものでなく、
善し悪しが在るでなく。
 
僕には僕の、
君には君の。
 
誰のも否定出来ない、
誰にも否定されない。
 
 
愛の形。
 
  君は幸せを幾つ望むだろうか?


  世界が幸せである事

  友達が幸せである事

  大切な誰かが幸せである事


  君がこの世で

  唯一の存在ならば ....
愛心さんのおすすめリスト(1740)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不眠- 自由詩709-10-20
Jump。- 狠志自由詩109-10-15
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戻っておいで- そよ風さ ...自由詩6*09-10-13
曖昧- 黒乃 桜携帯写真+ ...2+09-10-11
冷淡- まぽ自由詩109-10-11
コイ- 麻生ゆり自由詩1*09-10-10
結婚- 風音携帯写真+ ...309-10-10
らんぷの灯の下で_ー深夜の読書ー_- 服部 剛自由詩609-10-10
彼女- ペポパン ...自由詩6*09-10-10
バッテン- 捨て彦散文(批評 ...109-10-9
子供たち- udegeuneru自由詩109-10-9
いくつもの世界- ヒロシ自由詩209-10-9
鳥かご少女- 空都自由詩3*09-10-8
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思い違い、勘違い。- ユダ自由詩309-10-7
目として窓、喫茶店- 番田 自由詩209-10-5
オクトパス・ガーデニング_詩人公衆便所- 海里自由詩6+*09-10-3
区別- リタ。自由詩109-10-3
積木崩し- 中原 那 ...自由詩9*09-10-2
無花果- 橘祐介自由詩709-10-1
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棒人間は今日も黒い涙を流す- こめ自由詩1109-9-27
祭り、花火、姉と紅い夢- 結城 森 ...自由詩2*09-9-26
休日。- 狠志自由詩209-9-23
秘め事- 百瀬朝子自由詩9*09-9-19
あいのかたち- 次元☆★自由詩209-9-19
【_幸せである事_】- 豊嶋祐匠自由詩4*09-9-14

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