横断歩道を
母に押されて
赤ちゃんがゆく
彼、彼女は
やわらかい指を宙にさす
世界は、波紋する、
ひかりに、注されて、
水いろの、みらい、
横断 ....
もう気が済んだ?
君の愚痴ならいつだって聞いてあげるけど
ホントはね 紡がれる言葉に
たいした意味なんてないんだよ
ただ僕と君がいるから
この時間に意味が生まれるんだ
きっと明 ....
懐かしい場所に帰ってきて 変な夢を見た
ある日 神様がやってきて 好きな未来を選べという
悩んだ末 これにすると決めたとき 目が覚めた
ガラクタ集めて組み立てた秘密基地 怒られた夜
目に映 ....
仕事の時は
仕事が上手くいくように
本当じゃない自分を
いつもの本当の君はしまっておいて
みんなだって きっと そうしてるから
(世の中は とても狂っていて
それでも 僕らは生きていかなき ....
恋という伝染病は、
特効薬もないまま、
つらつら、と。
移ってます。
時に、苦しんだり。
時に、何もかも忘れたり。
恋という、伝染病。
移してくれませんか。
....
お日様が ポカポカ
お昼寝中の猫を
包みます
風はまた
冷たくなりましたが
君への想いは
ポカポカです
「夢はあるの?」
「無いよ」
「なら、どうして私に夢を語ることが出来るの?」
「知っているのと、信じているのは違うということさ」
「難しいね」
「悲しいんだよ」
「 ....
君の頬赤い金魚と色比べ
バラバラになっていく
そんなことぐらい無能な僕でも
わかりきったことだった
僕が閉じたはずのマブタの裏には
僕だけの星空が広がっている
1リットルの涙が必要いじ ....
久しぶりに着た服の
ポケットに手を入れたら
一緒に観た
映画の半券が出て来た。
ゆっくりシワを伸ばして
そっと引き出しの2段目にしまう。
また1つ想い出が増えた。
澄んだ青空
光る木漏れ日
隣に、たんぽぽ
とっても
いい気分
募る気持ち
会いたい気持ち
隣に
あなたがいたらなぁ
とっても
切ない気分
昼間の大きな空を見上げて
大きく背伸びして
ゆっくり飛んでいる飛行機は
雲を描きながら遠く遠くに消えていく
だいぶあたたくなったこの時期で
僕はまた暇をもてあま ....
僕は、愛する人を亡くした訳じゃなくて。
愛することが、愛し続けることが。
辛く、切なくなるだけ。
愛する人は、愛する人が変わっただけで。
僕の、一方的な愛は、愛にはならなくて。 ....
重力が
少し軽くなったら
雨の粒は
丸くなるかな?
そしたら
真っ白な傘に
絵の具を塗って
街を歩こう。
「正直、正義ってなんなのよ」
クラスメイトの悪戯描きの中の
正義のヒーローがそんなことを言っていた
ちょっぴり悲しくなったから
「わからないなら辞書で調べてみたら?」
って
小さく ....
えがおが さいたよ
そのてのなかのかにといっしょに
まぶしいほどの えがおがさいたよ
きにのぼったよ
やねにのぼったよ
するするおりてきて
とくいげなかおしたよ
えがおは さいた ....
身長差は10cm。
デコボコ姿が
可愛くて
今日もこっそり
鉛筆削る。
温かい手・繋ぐ
赤い唇・触れる
優しい愛・生まれる
小学生の頃。
遊んでいた、つきやま。
1日中でも、遊んで居たかった。
広くて、高くて。
裏側はちょっと怖くて。
つきやま。
この頃、見る機会がありました。
こ ....
あ〜
風邪みたい
あなたに
大丈夫?って
言ってもらいたいなぁ
ただそれだけ。
涙が
出てきたから。
綺麗なものを嫌った君を
僕は美しいと感じて。
繋がりが
出来たよ。
涙が
出てきたよ。
広いな、広いな、
世界は、広いな。
意味を考えたく ....
冬は寒いから。
凍えるくらいに、寒いから。
だから、温め合おうよ。
誰も見てないし。
寒さのせいにしてさ。
春が近付いてることなんて。
気付かないフリしてさ。
....
大きな手で
頭をぽんぽん。
貴方は気付いて
いないけど
恋に落とす
最大武器なんだよ。
関わってゆきたいのです。
なんらかの形で。
どうにか、どうにか、
触れていたいのです。
唯それだけなのでした。
うたをうたおう
あしたのうたを
きみのこえ
ぼくのこえ
ふたりのうた
あしたのうたを
....
「 星のうえで 」
とても静かな星のうえで
いのちを祈るひと ....
さっきまで見えていた晴れが
今ではすっかりどんよりです
雲はお日さまをひとり占めして
わたしの気分は最低です
犬はいつだって健気にこちらを見て
わたしたちが振り向くのを
ド ....
君は鳥が好きですか
僕はどちらでもないです
桜が咲くと嬉しいですか
僕は土手で寝転びます
今日は何か音楽を聴きましたか
僕は鈴木茂を二回かけました
夕ご飯は美味しかったですか
....
昼間の喧騒は
私を置いて
帰ってしまうから
コツコツ ブーツの音を連れて
家路に着く。
ふと気付けば
街灯のないこの道が
ひと際明るい。
見上げた空には ....
「おいしい。」よりも
笑顔が溢れる
アイのコトバ。
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