「それだけ・・・? 」

溶けてしまいたい
夜は寂しい天気
吐く息は白く消える
寒いのは空気だけ?

霧雨の振る夜
いっそ雨に溶けてしまいたい
目線は常にアスファルトを見 ....
家族


焼け跡から一枚の写真
楽しかったあの頃
親を殺した顔が笑っていた
子を殴り続けた顔が笑っていた






ひとのこころ


クルマに顔があるように
ひとの ....
あひる


醜いあひるの子は
永遠に醜いままだ
白鳥になんてなれない
なのに誰もそれを口に出したりは


しない





ねこ


ねこのかお
よく見なくても、 ....
『かわいいはつくれる』

なんて、聞きたくないなぁ。

もっと自然で。

もっと純で。

良いと思うよ。
ごめん
あと五分だけ。。
なんてセリフ
想像したこともないよね

君の寝顔
無敵の寝顔
「恋する瞳」


君の瞳に恋をした

君の笑顔に涙した

君の事が頭から離れなかった

電車の中、君の夢を見た。

夢の中で笑った君は、何よりも微笑ましく見えた

 ....
雨が上がると
空気が透明を増して
夏の名残と夢とが冷まされ
水の中を歩くように九月

夏服の明るさが
どこか不似合いになり
息を潜めていた淋しさだとか
熱に乾いていた涙が
堰を切 ....
写真を撮り始めたのは
去年の二月のことだ
私の仕事は
月の表面を映し
氷があるかどうか確かめること


私は
しがない月探査機だ



『優秀の湖に眠る』


物心がつい ....
そんな二千年も前のこと
俺にわかるわけないだろう?

昨日のことも覚えてないのにさあ

まあ
あれだね
きっと今頃は
どこかの村民センターの下あたりにあるね
     ある日いきなりあらわれた
    「さぁわたしの手を取りなさい」
     それは白く細い手で
     燃えるようにあかい頬
     
     その手はとても ....
時々鮮やかな夢を見る
誰かが微笑む夢を見る

白いテーブルの向こう側に
時がさらさらと流れてく
それは風のように足元を流れ
微笑む人へと続いている

時々せつない夢を見る
誰かを愛す ....
あとで
雨脚幽歩


気づいたら皆、拳を振り上げていた
革命が起きると、歓喜を響かせた
常識を穿ち、列を連ね
信号を振り払って、行進を続ける



気づいたら皆、行進を始めていた ....
帰宅
疲れ
机上
手紙
気づかない

深夜
パソコン

向かう
気づかない


書こう

書こう
あれ
あれ
気づかない

キーボード
コーヒー
 ....
額の汗を無造作に拭うあいつより
きれいに畳んだハンカチで汗を拭う
そんな男のひとに憧れてしまう
えっと…そんなひとなら
細い指先に挟んだボールペンを
くるくる器用に回したりして
わたしのこ ....
疲れたからだに流し込む、元気な音楽は。

少し、前を向かしてくれる。

空は、青くて。

雲が、白くて。

太陽が、眩しかった。


疲れたからだに流し込んだ、ホットのコーヒーは。

するする溶けて ....
瞬間に
こみあげて
にじんでく
つぎつぎと
(ドキドキと)

君が好き。
空いっぱいに
こっそりと
きれいに消し去って欲しい
あなたの腕で
わたし自身では消せなかった
こころのなかに棲みついたもの
胸騒ぎのようなもの
きっと消せる あなたなら
その腕でわたしを抱き上げて
森の奥深く連れ ....
青空が、気持ち良くて。

飛び出したんだ。


さぁ、掴まえにいこうか。
アナタと初めて来た場所は。

アナタの想い出の場所で。

それを塗り替えて。

幸せでした。

もう、船が沖へ出ることはなく。

船着場で、じっと揺られてました。
引っ越したアパートは
薬屋の二階だった
辺りには小さな商店しかなかったが
近くに大きな川が流れていて
君の心を支えながら
よく土手を歩いた

神社には大きな桜の樹があって
薄紅の季節を ....
「おばあちゃん元気にしていた?」
わたしの大好きなおばあちゃん
共稼ぎの両親はいつも家にいなくて
学校から走って家に帰ると
おばあちゃんが出迎えてくれて
手作りのおやつがとても美味しかった
 ....
芝生に寝転ぶのってちくちくするから苦手だった

うちあげ花火が不思議すぎて頭がこんがらがったことがあった

そうだった

けれど、どれも過去のことでしょ

あたしはもう芝生に寝転ぼうと ....
6歳の頃
初めてりんご飴を買ってもらった
食べるまで
りんご飴は
ケン玉の赤玉でできている と思ってたので
甘くて柔らかいから吃驚した


7歳の頃
初めて金魚すくいに成功した
ふ ....
「ばかやろう!!」

そう言って 駆け出した君。


わかっているよ。


本当は ずっとそばにいて欲しかったんだよね?


ごめんね。


私が君を 悲しませたんだよ ....
雲と雲に挟まれて。

この世界は不安定。

あっちの空も、
こっちの空も、

美しくて。

ここには、空がなくて。


空よ、空。

あなたに挟まれ、

ココロ揺れます。
浴衣に片思いを忍ばせて
ぼうっと光る
夜店の明かりに吸い込まれていく

君は決して
私を待つ人でなく
私は決して
君を待ったりしないと決めていて

今思えば

それだけで
私た ....
わたしがサミーラと知り合ったのは
見知らぬ国への好奇心と
ちょっとした向学心
辞書を引き引き書いた拙い手紙を
赤と青の縁飾りも可愛い封筒に入れて
生まれてはじめての海外文通
切手一枚でつな ....
     「喫茶店にて 私も理解できぬ他人との会話に関する考察。」








そんなに悲しい歌を詠んでばっかりじゃ、誰にも評価されないよ。


 ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
何か、うやむやで自転車をこいだ。

街の中では、うやむやは消えなくて。

突然に、海を目指した。

まっすぐ、まっすぐ。


そこには海があった。

海は広かった。

うやむやも飲み込まれた。


 ....
愛心さんのおすすめリスト(1740)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「それだけ・・・?_」- Taka★Hajim ...自由詩106-9-15
顔_その2- 恋月 ぴ ...自由詩16*06-9-14
顔_その1- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-9-10
空、見よっ。- 狠志携帯写真+ ...306-9-8
猫寝てばかり- 日朗歩野携帯写真+ ...1506-9-6
「恋する瞳」- Taka★Hajim ...自由詩106-9-6
輪舞(ロンド)- 銀猫自由詩19+*06-9-3
優秀の湖に眠る- 蒸発王自由詩7*06-9-2
邪馬台国論争- ネット詩 ...自由詩306-8-31
ほしいのはあなただけ- 逢坂桜自由詩5*06-8-28
夢を見る- 未有花自由詩14*06-8-28
あとで- 木賊ゾク自由詩106-8-27
夜は猫がよく伸びる- 木賊ゾク自由詩4*06-8-27
ハンカチ王子はお好き?- 恋月 ぴ ...自由詩29*06-8-23
オクスリ。- 狠志携帯写真+ ...306-8-22
花火- 日朗歩野携帯写真+ ...306-8-21
ラヴなステーショナリー_その1- 恋月 ぴ ...自由詩20*06-8-18
青空ジャンプ。- 狠志携帯写真+ ...15+06-8-16
海路。- 狠志携帯写真+ ...506-8-14
支え続けるもの- 佐野権太自由詩44*06-8-9
幸せと出会う丘で- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-8-8
どれも過去のこと- かなりや自由詩1*06-8-8
夜店談話- 蒸発王自由詩9*06-8-6
夏のある日- 天使自由詩106-8-6
空よ。- 狠志携帯写真+ ...306-8-4
透明花火- 藤原有絵自由詩9*06-8-4
サミーラ- 恋月 ぴ ...自由詩30*06-8-3
ランパルトの盲雨____________懐中日記より- 木賊ゾク未詩・独白7*06-8-3
ドラえもん- たもつ自由詩9406-8-3
うやむや。- 狠志携帯写真+ ...406-8-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58