流れる水を、手で止めても。
いつかは溢れてしまって。
流れる時間を、止めてみても。
やっぱり、止めることは出来なくて。
ねぇ、1秒、また、1秒。
流れて行く時間は、大切だから。
....
苦しみの果てに何が見える?
真夏のアスファルトからの熱気に倒れそうだった
僕自身を映した蜃気楼はゆらゆら揺れる
あの日のままの気持ちでいるのに
君はそれを気が付かないふ ....
回る回る
メリーゴーランドが
回る。
夢を乗せて回る
警戒音が鳴る
ベルが鳴って
停車。寂しい
次のお目当て
夢を見ていた
いびきをして
寝ていた。
時間が分らなくなる。 ....
本当の暗闇と出会う
それって
なかなか難しい
ひとつひとつの灯火を消しても
寝付けぬ夜に何処より話し声が漏れて
この街の闇は仄かに明るい
本当の暗闇
それは遠い日の感触
胎内にいたとき ....
春の風に、ココロ揺らされて。
夏のココロ、激しく燃えて。
秋の夜長に、落ち着かされて。
冬の寒さに、ぽとりと落ちた。
反復法だけに、許してね
久しぶりに会った
あなたの その声 その仕草
私に触れるたび 1つ1つの細胞が
炎のように燃え上がる
懐かしいニオイ 私の大好きなニオイ
離れていた距離が永 ....
年輪がわかった時、
殺されちゃったんだね。
まだ、生きる気力はあるのかな。
雨上がりの交差点で
僕は何を 捜し求めたのだろう?
今夜 僕は 君のいない部屋で
寂しさだけを抱きしめ 眠りにつく
なぜ僕は あの時
あんなコト ....
4コマポエムを作ってみました
斬新すぎたかなぁ…
大切な人さえも 守れずに
壊れ崩れた 弱気心は
ただ ただ 傷付いて
そのたび 静かに 流れる雫が
乾いた心を 少し潤してゆく ・・・・・
”君に逢いたい”
た ....
鳴らない電話を目の前に
ずっと返事を待っている 私がいる
電話くれるって言ったじゃない
だから 私は・・・・・
私が今 どんな気持ちでいるかなんて
....
何も見えない闇の中
手さぐりで 愛のカケラ探す
もう 形取ることのない 破片
粉々に砕け散って
風に運ばれてゆく
ただ一掴みの愛さえも
風 ....
聞こえませんか?
雨音と共に あなたを呼ぶ声が
そして 感じませんか?
あなたを包み込んでくれる 暖かな光を
全国版の道路地図
なんだか久しぶり
知らない県の
知らない道をたどってみる
知らない町
遠い町
きっと
毎日をそこで暮らす人がいる
道路沿いに家があって
今日も 今も
生活 ....
指の間から 滑り落ちる
愛のしずく
この手に留めて置くことは 出来ないと知っているのに
何度も 幾度も すくってしまう
同じ過ちを繰り返す
....
まめクジラの水槽には
売約済みの札が貼られていた
まだ幼いのか
さざ波を飲み込んだり
小さな噴水をあげては
くるくる浮き沈み
はしゃいでいる
こっそり水槽に指を垂らすと
あたたかい ....
氷水に線香花火を浸せば
弾いたような音がなるでしょう
私の心臓の音
冷えたままの心に
ぽとり
火を落としたのはだあれ?
ぬるま湯だった心に
ぽちゃん
氷を落と ....
外からの光りが、
こぼれて見えた。
朝から、
明日が、
見えかけた。
胸の奥の底のある
ムズムズの原因のばい菌は
苦いクスリで押し込んだ
ちっちゃな天体望遠鏡をのぞき込んで
かすかに見える星達に意味無く涙をながした
黒く揺れるブラックコーヒ ....
女にふられたので、
今度のこんどこそ、
この女でなければならない女にふられたので、
トマトジュースを飲んで、死のうと思った。
なんでトマトジュースかといえば、
野菜が足りないと思ったからだ。 ....
全てが焼かれて。
夜が来る。
明日は。
今日の続きじゃない。
仮面
産まれたての
あの頃に
戻りたくて人は被る
嘘
他人を欺きとおせても
おのれの顔だけは
欺けない
頭蓋骨
そ ....
僕の思考を含んだ煙が部屋の中を漂う
その煙は布団 カーテン 書物の中に溶け込んでいく
小さな自分を置き去りにして
僕は傍らにあるマイルドセブンを捻り潰す
もう使用不可能だ もう ....
ゆっくりと少しずつ時計は時を刻んでいく
叶わないとしていながら
行動に移してスグに失敗
悲しみの奥底の小さな穴から見える
希望絶望そのほかの
万華鏡に反射した波 ....
真上より、キレイに見えるんだ。
ソーダゼリーが好っきゃ
めっちゃ好っきゃ
でっかい青いソーダゼリーをな 用意してやな
裸になって 飛び込みたいんや
体の内側も外側もソーダゼリーで満たすんや
息も絶え絶えに溺れるねん
....
気が付けば
今日の昼はとてもさむい
一羽の黒い鳥が
窓の外で縮こまっているのが見える
「じゃあ、これが最後だね。」
携帯の奥、
凍るような一言
中々出ない一言を振 ....
会社
会社の顔を汚すなと
上司に言われた
僕に顔は
いらない
未来
40年後の
僕の顔
今のこころが作り出す
レジェ
....
「それだけ・・・? 」
溶けてしまいたい
夜は寂しい天気
吐く息は白く消える
寒いのは空気だけ?
霧雨の振る夜
いっそ雨に溶けてしまいたい
目線は常にアスファルトを見 ....
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