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風が
爽やかでね
陽が
あたたかでね
こんな季節だから
アイシテルくらい
言っちゃおうよ
こんな
青空の下で
あなたは
結婚式をあげる
おめでとうなんて
ありきたりだけど
言わずにはいられない
おめでとう
おめでとう
神さま
ふたりに祝福を
ぽっかり開いた
青空のような
幸せを
太陽が昇り始め
朝がきた
キミとの
最後の夜が
終わった
寝不足の瞼に
氷を押し当てて
苦いタブレットを噛み砕く
明日から
どう生きようか
つまりは
キミのいない ....
まるで
造花みたい、って
でも
こっちが本物で
香りだってするし
でも
偽物みたいに
綺麗で
どっちなのか
わからなくなるよ
カリッて
あたしの殻を
割って
中から
とろんって
あたしが
溢れ出すから
一年に一度の晴れ舞台
小道具もちゃんと持った?
髪も整えて
さあ
いくわよ
コトバでは
言いきれない
気持ち
また夕暮れが
きた
今日も
あなたに
会えない
会えても
どうにもならないことくらい
わかっているのに
あの夜
ふたりで
約束したね
満ち満ちて
まんまるな
お月さまを
証人にして
約束は破れて
遠く遠く
はるか
なつかしき場所へ
そんなことも
きっとあのひとは
忘れてしまって
わたしも
しばら ....
「暑いよぅ」
…だから
お家に入りなさいってば
ミンミン、シャララと
朝からセミの声
思いきり
深呼吸して
空を見上げて
ぽかりと浮かんだ
雲に手を振って
よし。
夏を迎える
準備ができた。
遠く虹が見えた
それは
儚く夢のように
あのひととそれを見た
わたしのなかに
さざ波のような
何かが広がって
虹のたもとには
幸せがあるという
探しに行かなくても
ささやかな幸せは
たぶんこ ....
夜があけて
朝が来る
まるで
果てしのない
悪夢のように
けれど
赤い太陽が顔を出して
おはようと呟いて
1日が動き出す
例え
今夜の夢で
また辛い思いをしても
....
わたしのなかに
空っぽがあるの
小さな空っぽがたくさんあって
どうやっても埋まらないの
まるでガラスの中の泡みたいに
でも
その泡が
わたしを彩ってるのかもしれない
こ ....
過去の記憶が
感情が
腐食されていく
それは今日の恩寵なのか
それとも
明日への道標なのか
わたしの上には
初夏の青空が広がっている
悲しみを抱えて
苦しみを抱えて
それでも
わたしたちは
旅を続けなければいけない
何処へ?
風がふいた
もう7月
新しい夏が来る
あの
紅く透き通った朝陽は
使い古されることもなく
一日中世界を照らしていく
この光を待ち焦がれる夜も
この光を恐れる朝も
この一日
誰かは泣き
誰かは笑うだろう
わたしはたぶんたくさん泣き
き ....
こんなに寒い夏の朝には
キミをなにかで包みたい
アイかなんかで
嵐のあと
夜の彼方から
天空の風が吹いている
その囁きは
時に優しく
時に激しく
空へと誘われるわたしは
まだもう少しだけ
地上にいさせてと
それとも夜に
吸い込まれたいと
そっと呟き
天空の ....