花団地 (かだんち)
花団地 では
お隣とうちの間には
透きとおる壁 いちまい
光も音もつつぬけ
あいさつしたり
ちょっと荷物を ....
ずっとオオカミに憧れていた
飼い馴らされて
犬にならずに滅んでしまった潔さに
美しささえ覚えた
人の世で唄い語り
見かけは人間でも
オオカミに憧れていた
そんなことがあって
....
晴れすぎた空を仰いで
晴れなければいけない
と思った
わずかな湿り気も
吸い寄せてしまう
とてもシリカゲルな僕は
そう思った
咲きすぎた花を眺めて
咲かなければいけない
....
大切なことは
やっぱり言わなくちゃわからないし
だきついただけじゃ
誤解されるかもしれない
わかったような顔で
うなづいたりうなづかれたりして
それで続く道は
ちょっとあやうい
....
引越しの朝は
言い換えれば
旅立ちの朝
窓を開ければ梨畑が広がる小さな部屋であった
季節が巡れば白い花が再び咲くことだろう
春の雪のように
ほんの仮住まいといえ
思い返せば数年の愛着 ....
今日で十月もおわる
今日は楽しい日らしい
でも 災難のさなかでもあるらしい
どこかのだれかが泣いて
どこかのだれかが笑う
それでつりあいがとれるなんておもわない
どうして右と左があるの ....
「The first place」
いつも、夜が明けるころに口を噤む、僕の詩。
(囀りを見失ったまま発音記号のない文脈を游ぐ雛鳥、)
いつも、夜が明けるころに口を紡ぐ、僕の詩。
二 ....
ライオンは王なんかじゃない
だれかがつくった王冠は
きつくかぶせられてぬげることはない
王は滅びそうになりながらも王でいる
しかばねをみられぬように食いながら
雌に牛耳られ
仔にぶ ....
予定通りに終わった記憶がない夏休み
小学三年の夏休みの
スケジュール表が物語っている
「キタナイ字!」と
左隣からすっと覗き込んだつぶらな姪っ子
「わたしはもう宿題おわったよ」と
誇 ....
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花団地_(かだんち
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