私の指先がたどった夢を
あなたは覚えていますか

それは柔らかな素肌の見る夢です
華やかな衣装の奥にある真実さえも
夢の一部だと想うのです

それで良いのかも知れません
いつも永遠に戻 ....
 自己中心的なだけの詩には限界があります。つまり、一人称原理で成立している詩には、中心が卑近な己だけであることから生じる限界があります。詩の世界を広げるためには、他者との交渉や世の中との交 .... 不謹慎ですね
きっと
でも笑ってしまいます
感傷を持ち寄って
灯して酔いしれて
そうゆう時と場所が欲しいのですね
明日への活力
というより
デトックス
上手くできる人ほど
生き方も ....
おかあさん、ジョン・レノンが生きててもうちの村ではライブしないよ 部屋の隅にわだかまっている未知が
目を覚ます前に、おいとまします。

降り積もる夜が、達する、前に。
僕は鞄の口を開けます。

生命のないところへ行きます。
正しいのは君たちなのです。
 ....
似なかった自画像が金賞でいいのか 思い出が消せない

あの時は確かに
愛していたから

トラウマよ眠れ
ただ一度だけ眠れ

カットグラスの
ように
脆い僕の心が
壊れてしまわない
ように

トラウマよ眠れ
 ....
食べられません
と書いてあるが
食べたらどうなるかが書かれていない

○月○日まで美味しく召し上がれます
と書いてあるけど
そのあとはどんな味がするのか書かれていない

キレイにお ....
うそのそとに いつわり
うそのそとに いいわけ
うそのそとに くちがあり 
くちがあれば うそをはく

嘘から覗く虚ろな社会の本音で悪口 三枚舌で赤く丸める
嘘が強かに実しやかな ....
いらない。

これ、いらないな。

それ、う〜ん、いらないや。

あれ、まあ
いやあ、やっぱり
でも、いらないか。



いらない。
これ、もういらない、いらない ....
「夕暮れ症候群」というものがある
認知症の老人などに見られる症状で
夕暮れ時になるとそわそわしはじめ
そこが自分の家であるにも関わらず
どこかへ帰ろうと外へ飛び出すのだという
ある時、そうし ....
子供のころ
とりかえっこが大好きだった
友達の靴はわたしには窮屈だったし
弟の枕は乳臭かったけれど
自分以外の人を感じる楽しいゲームだった
とりかえっこのあとには
必ずとりかえっこが返され ....
横浜のお堀は淀んでいた。
西口からそれに掛かる橋の先。
五番街と呼ばれる街区があり、私と彼女は
左に見える日活ロマンポルノ上映館を知らないふりを。
純喫茶で文字通りお茶を濁すはずだったが、赤い ....
別に12月がそうさせてるわけじゃないけれど
(いや、少しは寒さも加担する感傷)
これまで歩いてきた足跡でもし、
踏まれた分だけ製造されるコインがあるならば
それをわたしは手作りの不器用にこさえ ....
 
都会の夜にまたたく星は必要だ

手をのばしても届かない それ

わたしにも、必要だ



 
西日の強い秋の日に 
燃え落ちた赤ピーマンの残骸に目をやりながら
駅前のツタヤと惣菜屋へ向かう

ジャーのご飯に合う惣菜を
ツタヤで十代に戻れる私を
選んだはずなのに
コンビ ....
自転車に羽根つけて坂の多い街 あなたの瞳 異国の鳥よ
陽炎の向こう遥か遠く
倒れた女の首飾り
散らばるビーズ夢の欠片
神なき宇宙の茫漠に
見えない糸で星座を編んで

あなたの声 異国の鳥よ
風の螺旋を辿りながら
 ....
コンパスは嫌いだ
三角定規も嫌いだ
三〇センチの定規も嫌いだ

でも
雲形定規はどう使うの?
何故四角定規はないの?

何かを描くために必要なものか?
とくと教えて欲しい


 ....
凍てついた夜道で
640年前のベテルギウスの光を見上げながら
今日は星が綺麗だね
って僕のポケットに手を突っ込んでくる

見えないサソリから
ただ逃げ回ってばかりいるとても臆病な僕を
 ....
着ぐるみの人の世に生きて熊さんは今年定年なんだという 

嫁の半ばっちゴムが弛んで履き頃とゆずってもらって二年

2032年まで予約でいっぱい死に切れません団塊のひとは

親指赤切れてギタ ....
長距離ランナーの
100%の全力って
98%出し切る力と
2%の余力を
温存するってことかな。

人を信じることって
98%本気で信じて
2%は騙されてもいいと
覚 ....
テーブルクロスが
一瞬にして失せたけれど
食卓の上に置かれた
皿やグラスは
微動だにしなかったので
私たちは
それについて話すこともせず
もちろん
見つめ合うこともせず
そのまま
 ....
朝に炊いた玄米メシ
冷たくなった握り飯を
私は食らっていた

父親だった男が死んだと
疎遠過ぎる妹からの電話

皮肉なものだ
あまりに薄い縁を
思い知らされた

玄米は
よく噛 ....
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬  冬
誰もが道行く姿に目をみはった
くすんだ家並の下町
それは何よりも奇異に映えた

女は山の手の私立病院に通う
病人ではない、看護師で
給料とボーナスを貯めて八年
恋人のひとりも作ら ....
丸ごとの白菜は
野菜というよりは
赤子のような
生きている重量があって
大切な預かり物のように
抱きかかえれば
ここは冬の入り口

ひと皮むくごとに葉は
正しく小さくなる
まるで
 ....
涙がかけた虹が消えない {ルビ作為=つく}られた景の醜さ哀しさよ



草むらを燃やす象亀空あおぐ



岩の地図こすりあわせて緑の火



何もない夜ほど明るいものはない ....
横殴りのことば
ひ び 割れた
       音 階

吹きっさらしのあなたの庭で
  浮浪者のよう
わたしは 火を焚いて 鍋をかけ
  煮ても焼いても喰えやしない
     虹色の肝 ....
イナエさんのおすすめリスト(3746)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
指先- 梅昆布茶自由詩13*14-12-11
詩の一つの可能性- 葉leaf散文(批評 ...314-12-11
それは素直なひねくれ者- ただのみ ...自由詩17*14-12-10
おかあさん、ジョン・レノンが生きててもうちの村ではライブしな ...- 北大路京 ...短歌6*14-12-10
2_a.m.- 梅宮迷子自由詩5*14-12-10
似なかった自画像が金賞でいいのか- 北大路京 ...自由詩5*14-12-9
トラウマ- たかよし ...自由詩214-12-9
屁理屈?- keigo自由詩5*14-12-8
うそのそと- 為平 澪自由詩714-12-8
いらないものだらけの中で- komasen333自由詩3*14-12-8
帰りたい- やまうち ...自由詩6*14-12-8
とりかえっこ- そらの珊 ...自由詩1214-12-8
はじめてのでーと- ドクダミ ...自由詩214-12-8
冬を彷徨ってることにしよう- 唐草フウ自由詩4*14-12-8
必要だ- 殿上 童自由詩19*14-12-8
正体- 為平 澪自由詩12+*14-12-7
自転車に羽根つけて坂の多い街- 北大路京 ...自由詩414-12-7
異国の鳥- ただのみ ...自由詩12*14-12-6
出会い- ……とあ ...自由詩11*14-12-6
<はるか>- nonya自由詩16*14-12-6
母八十二- たま短歌1114-12-5
100%- chiharu自由詩10*14-12-5
魔法使いになりたかった- そらの珊 ...自由詩1514-12-5
そのとき- ドクダミ ...自由詩4*14-12-5
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬- 北大路京 ...自由詩514-12-5
スプーン- salco自由詩1514-12-4
白菜白書- そらの珊 ...自由詩20*14-12-4
涙がかけた虹が消えない- 北大路京 ...自由詩514-12-4
ひとつ_地獄- 木立 悟川柳414-12-3
愛はくちびるから零れ腐る水- ただのみ ...自由詩16*14-12-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125