中国が

その歴史が

対岸が

憧れや不思議であった頃

文明がくすんで霞む

学びの対象だった頃

ぼくらの国を脅かすこともなかった


夜が明けるようにめくられた

精神かどこかで感じていた

 ....
扇風機

からだを触れる

風そよぐ

たぶん

きっと

副交感神経

がんばりすぎだよ


死ぬことが恐くない

死んだことだけ残念な

そんな人生ならいい
 ....
一つ歳を重ねる
一つおかずを作る
一膳のメシを喰う
一筆を絵に加える

一つしか出来ません
一つで良いのです
私は不器用ですし
多くを望んでいませんし

重ね重ね生きて来ました
 ....
  金魚鉢の水が
  飴色によごれていく
  たくさんの人がおもてを横ぎる
  近所じゅうの家で年の瀬の支度がはじまる
  取り返しのつかないことや
  取り返しのつきそうなことで
 ....
寒いのにご苦労様
「神の国は近づいた」らしい
罪も咎もあっさり流されて
永遠の幸せが来ると言う

盲信とは言いたくないが
実質的な行いをする方を信じます

救いの御手は神とは無縁
神 ....
さっきまで獣であった牡丹鍋 ボールペンよくあるタイプの
百円程度で売られている
そうノック式
透明で
インクの残りが見える
正々堂々それがいい
そいつが相棒だ


だが考えてもご覧
この何処までも機能に徹した ....
イエス様
僕からの声だけ
聞いてるのずるい
イエス様
あなたの声が
聞こえない僕にも

夕焼けのイエス様

イエス様
声をください
気づきませんか
あなたにすべて
お任せします
してます

イエス様
 ....
大体心置きなく
休みを満喫出来るなんてのは
休み前に気になることを
一通り他の人間に押し付けることが
出来る奴なんで
そんなののために
押し付けられた方が
暗い思いをしなくたって良いのさ ....
まっすぐに
伸びている
君のいる街までの道
羽が生えて
スキップしたら
あっという間に君のところ

まっすぐに
目を見つめていたら
君は照れて
くしゃっと笑うから
僕もこ ....
今日さえ
取り敢えず乗り越えれば
もう休みだ
後は知るか
と思っているあなた
1月4日
ああ明日からまた仕事だ
年末やり残した仕事が
どっさりあるぞと
翌日の仕事初めを考えて
悲し ....
ねえ、知ってる?
氷河期はまだ終わっていないって

たとえば
冷凍庫の扉を
誰かが開けて
昼飯は冷凍パスタかそれともピザか
焼きおにぎりも捨てがたい
うーん、どうしようと
うっかり長 ....
食いきったフライドチキン鍋に入れその出汁を吸うお正月まで 暗号化されたアートなるものを
読む、観る、聴く

体の芯を震わせる信号は
アナフィラキシーによって増幅される

農夫は頭蓋骨に侵入するたび
種をまき、水をかけ、肥料をやる
育つ苗に ....
透明なスカイブルーの球体を見ている

ダンテの「神曲」を思い浮かべながらそれをみている
スエデンボルグを思い出しながらそれをみている

実に苦しみという感情から考察へ考察から無への移行
更 ....
私が誰かなんて
問いたださないで欲しい

私は私
あなたはあなた
たくさんの未知数の中の一人

名前なんか
大して重要じゃないのよ

ミステリアスな方が
時には素敵に映るもんだわ ....
等間隔で並んだハードル
一定のリズムで走り抜けながら
傍から見れば軽々と
それを飛び越えていく
到底私には太刀打ちできないと思わせる
人生が凝縮されたような
すばらしく難しい競技
もちろ ....
いつもおもってた
脱出しようかと

ちいさな小舟を手に入れたら
天候をみはからいながら
島伝いにたどって行こう

風を感じ雲の流れにのって
星が堕ちてゆくところまで

落雷のように ....
こころ決して身を投げる
あなたの瞳の奥底へ
海の深みに沈んで落ちて
胸苦しさに酔いしれて


あなたの底に潜むものが
闇に蠢く魔物なら
どうかその触手で存分に
わたしを探って下さいな ....
つきそこねた手鞠を追う様に
それは穏やかな足取りで
少女は薄闇の向こうへと
消えた
金木犀色の夕暮れは鬼が通るから
はやく帰っておいでなさいと
置き去りにした過去
思い出せば影が伸びてき ....
  雨はいつ止むのだろう
  あなたの柔らかな胸のなかへ
  いっぴきの野犬をときはなちたいのに
  この雨はいつになれば止むのだろう
  決意にみちたやさしさよ僕を睨め
  凪より ....
晴れた朝は寒いよ
抱いた膝さえも
もっとどんよりと
できれば空から
私に呼び掛ける様に
何かが降れば良いのに

何も無い自由と
そんな呼び方
良くはないけれど
そう思う

独り ....
漠然とした不安に
暑苦しいくらい重ね着させて
頼りない平気に
大袈裟な添え木をして
大丈夫という
お題目を唱えながら
見て見ぬふりの
巡礼の列は果てしなく続く

弓なりに反りかえ ....
あなたのために
と前置きしてもらわないと
わかることができない
愚図な女の子がいて
街頭でこの年の終わりにも
募金箱をかかえている
お金は思っていたように
集まるし
思っていたように
 ....
まぼろしをみているのではない
みずうみが現れて問うのだ
「なぜ来たの」
「だってわたしのなみだがみえませんか」
躊躇わずに応えていた
確かに泣いていた
さびしさと
寒さに

いくども ....
四歳くらいだった
目覚まし時計を
何を思ったか
分解バラバラに
親に殴られ
組み立てを試みた
ちゃんと
組み立てられたかの
記憶はありません
どうやら
私の癖らしい

そう言え ....
ふくれあがるは悲しみ

こぼれるのは涙

ひとすじの涙



 
12月の日本列島に、台風より大きな低気圧が上陸した。
「かつてない規模の雪雲が流れ込み、
 猛吹雪、記録的な大雪のおそれがありますのでご注意ください」
落ちてきそうな厚い雲を透かして私のあやふや ....
女の人の持っている鞄が気になってしょうがなかった
遠くへ行けば行くほど 鞄を欲しがる様になっていった
ピンクのショルダー 
黒のハードな合成革に金の鎖のアクセントの物
軽量ダウン地のブ ....
体が動きません
息が少ししか出来ません

瀕死です

妻に毒を盛られました
してやられました

瀕死です

今日の晩御飯の味噌汁に
入っていたみたいです
妻はなめこ嫌いなので
 ....
イナエさんのおすすめリスト(3780)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大黄河- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-30
がんばりすぎだよ- 吉岡ペペ ...自由詩214-12-30
後4日- ドクダミ ...自由詩214-12-29
金魚鉢- 草野春心自由詩314-12-28
街頭にて- ドクダミ ...自由詩214-12-28
さっきまで獣であった牡丹鍋- 北大路京 ...俳句214-12-28
ペンとスケッチ- ただのみ ...自由詩15*14-12-27
夕焼けのイエス様- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-27
今年最後の善行- 花形新次自由詩1*14-12-26
まっすぐに- 瑞海自由詩3*14-12-26
正月明け- 花形新次自由詩114-12-26
冷凍金魚はいつか解凍される日を待っている- そらの珊 ...自由詩16*14-12-26
食いきったフライドチキン鍋に入れその出汁を吸うお正月まで- 北大路京 ...短歌314-12-25
凡脳- 游月 昭自由詩214-12-25
浮遊・・・- tamami自由詩714-12-24
アンノウン- 未有花自由詩10*14-12-24
十二月の疼痛- そらの珊 ...自由詩15*14-12-24
エクソダス- 梅昆布茶自由詩1214-12-24
無邪気な竪琴- ただのみ ...自由詩18*14-12-23
消えた- 北井戸 ...自由詩214-12-23
雨の歌- 草野春心自由詩714-12-23
冬の朝- ドクダミ ...自由詩314-12-23
三日月の国- nonya自由詩16*14-12-23
…午後から首都圏は雪- もっぷ自由詩614-12-23
さざなみ- もっぷ自由詩414-12-23
分解- ドクダミ ...自由詩314-12-23
- 殿上 童自由詩16*14-12-21
雪月華- とよよん自由詩1*14-12-21
- 為平 澪自由詩9*14-12-21
瀕死です- 瑞海自由詩5*14-12-21

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