時間の浪費。

少しだけ伸びた爪を切ってみたり、

2週間ぶりに耳垢を掃除してみたり、

急に何かに駆り立てられたように部屋の整理を始めてみたり、

ターンテーブルを持っていないくせに ....
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する 集中力があって熱中症 影は次々と
落ちてきて
重なって
離れて
あおい時間も
ふじいろの空間も
あなたの指で
押し広げられて
そんなふうにして
世界はできあがり
あなたが残した
古い写真の
風景 ....
なにもない
雪だけの原を歩く
目の前の白
後ろに点々と足跡だけが残る

まるで世界に
自分だけがとり残されたような感覚
孤独の影が走る


ドサリ、と音がする
木から雪でも落ちた ....
こんなふうに
穏やかに
労りながら
暮らしていけると思ったやさきに

何の前触れもなく溶岩のように
吹き上がる
怒りを
とどめようもなくぶつけてしまった

慎重に
優しく積み上げ ....
うちには時計が大小20以上はある

掛け時計 置時計 目覚まし時計
腕時計 携帯電話の時計 PCの時計
給湯器の時計 ファックスの時計 
炊飯器にも時計が付いてる

時計が多過ぎてうんざ ....
お母さんって
優しくて、ふんわりしてて
なんだか甘い匂いがする

うちのお母さんは
いつもくたびれてて
髪のセットもしないまま
仕事に出ては
アルミの粉の匂いがしてた
ささくれと、ア ....
午前2時
風にのって同報無線が聞こえてくる

行方不明の方の情報が明かされる

パジャマ姿 86歳のおばあちゃん

念のため外へ出ると
パジャマではとても耐えられない寒さだ

そん ....
うろおぼえの風景の中を
戻って行く
繋いでいく

抜け出したい
と思った時
光が見えた

根毛を伸ばし
水を吸い上げる
双葉を拡げ
光を浴びる

暖かかった
柔らかかった
 ....
夢に疲れて夢で寝る こんな日は
決まって風が泣く

弔いはもう済ませたというのに

細い通路に
冬という冬が
我もわれもと押し寄せて
ひゅうう ひゅううと
うなるのだ

夢遊病者のように
あの音を ....
歴史は妄想の彼方にある
現実は忘却の中にある
未来は脳髄の何処かにある
いずれにしても無関心であることが肝要だ

冬の季(とき)、春に焦がれ
春の季(とき)、夏を熱望し
夏の季(とき)、 ....
僕は一日、働いて
妻は入院中の周を日がな看病した後
落ちあった、ファミリーレストランの、夕の食卓。

「今日は俺が運転するから、たまには飲みなよ」
「え、ほんとう?」

つい先ほどまでは ....
綺麗な蝶もきたない蝶もカメレオンにペロリ 雪を被った針葉樹の臍あたり
ふっくりと一羽の雀
小さな瞳に世界を映す
やがて薄曇りの向こう儚げに
手招きをする太陽へと飛び去って
小さな黒点となり
視界から消えた

わたしの煤けた ....
雪が降り積もる
形の上に
形のままに

雪が降り積もる
同じ重さで
同じ冷たさで

人の想いは
あまねく
くまなく
降り積もることはない

人の想いは
違った重さで
 ....
物心まだついていない あゝ薔薇が咲きました
昨日までは蕾であったのに

馬鹿だね 何もこんな寒い日を
選んで咲くことないのに

小学校から知っている息子の友達は自衛隊に入隊するといいます
有事の際には戦うので ....
一見汚い泥であっても
視野を狭くしていくと
そこには
純水や二酸化硅素の結晶がキラキラしている
時にはレア・メタルのような高付加価値物質もある

でも僕の視野では
地面にある泥にしか ....
丘をのぼってまたひとりになったならそこには
すがすがしい空気の夕暮れが凛としてあるのだ

街の喧騒が遠くでささやくように聞こえても
揺るがずにきちんとたたずんでいるものに逢いたかった

自 ....
雪祭りで賑わう
地下街をあるいていた

柱の影から目の前に現れた人物が一瞬父かと思った
現実の父より
かなり若いし
実際の父は
病院のベッドで
寝たきりだと
すぐに気づいた

似 ....
親に似たところばかり嫌われている 一滴の 揺らぎが訪れ
一斉に 稲の花ほころび
宇宙は それらを わがこととし
ひとつのこらず 見とどけ

そのちいさな いとなみの
いちぶ始終を よろこんだ
霧に つつま ....
生きているということは
自分に穴を開けるということ

生きているということは
穴から塩辛い結晶手放すこと

生きているということは
穴を塞ごうともがくこと

生きているということは
 ....
ビル風がないている
5階17号室の伝説
−入室した患者は寛解する−
突き刺さる2月の夕陽

あとどのくらい…?
18号室の質問に
科学者の仮面で答える
3ヶ月≦x≦6ヶ月

藁 ....
だいっきらいな人にであった

大嫌いだったから
もしあったら無視しようとおもっていた
長い時間をかけて薄めてきたおもいが
きっと爆発するとおもったから
無視しようとおもっていた

笑っ ....
あなたは空を探す
世間体の要塞に閉じ込められて
強固な偏見の鍵をかけられても
逃げ出す知恵を巡らせる前に
小さな明かり取りの窓を見上げて
あなたは空を探そうとする

あなたは空を探す ....
時の意味を問う
午前は
萌黄色の航海である

海に
漕ぎだすための一本のオールは
時間の形をしている
私たちは
沈むまいと
午前を漕ぐ
太陽が昇る所を目指す

失われた午前は
 ....
祈りや想いが届かないなんて

思ったことなど

一度も

ない

 天然の生粋の心に鎧はない
 されど 裸で 晒す 無能もない
 武器を時に操るマジシャン如く
 智慧と悪知恵の二 ....
イナエさんのおすすめリスト(3746)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼんやりと- Utatane/Nayu ...自由詩114-2-11
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する- 北大路京 ...短歌414-2-10
集中力があって熱中症- 北大路京 ...自由詩414-2-10
地の星- 壮佑自由詩22*14-2-10
_雪原の足跡_- 小林螢太自由詩14*14-2-10
溶岩- Lucy自由詩13*14-2-10
【_時計_】- 泡沫恋歌自由詩16*14-2-10
母さんのうた- 岸かの子自由詩5*14-2-10
さまよえる黄昏- ichirou自由詩11*14-2-9
モンタージュ- Lucy自由詩10*14-2-9
夢に疲れて夢で寝る- 北大路京 ...自由詩714-2-9
もがりぶえ- そらの珊 ...自由詩20*14-2-9
近頃- ……とあ ...自由詩8*14-2-8
歪んだコップ- 服部 剛自由詩11*14-2-8
綺麗な蝶もきたない蝶もカメレオンにペロリ- 北大路京 ...自由詩414-2-8
不死鳥- ただのみ ...自由詩29*14-2-8
降り積もるもの- nonya自由詩21*14-2-8
物心まだついていない- 北大路京 ...自由詩814-2-7
君死にたまふことなかれ- そらの珊 ...自由詩14+*14-2-7
僕の視野- ichirou自由詩5*14-2-7
丘をのぼる- 梅昆布茶自由詩2014-2-6
雪祭り- Lucy自由詩19*14-2-6
親に似たところばかり嫌われている- 北大路京 ...自由詩414-2-6
- るるりら自由詩20*14-2-6
- そらの珊 ...自由詩1514-2-6
ジンクス- 藤原絵理 ...自由詩4*14-2-5
透明な笑顔- 朧月自由詩214-2-5
空を探す- nonya自由詩21*14-2-5
失われた午前を求めて- 塩崎みあ ...自由詩7*14-2-5
祈りや想いの片目瞑り- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-2-5

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