人間臭い(体臭) 人間臭い(ロボット) 折紙の伝説から一枚、不審な主人公を取り出すと、

私は体の内側からエナジーを燃やし一羽のオルガンに変身する

力強く弾かれる黒と白の鍵盤が空高く舞い上がる

海のうねりの様に
あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
工事現場で爆発事故に遭った俺
飛んで来た鉄棒に脳を貫通され
大脳辺縁系と大脳皮質との
連絡網を断ち切られてしまった

奇跡的に一命を取り留めたが
現場仕事には復帰出来そうに無く
見舞いに ....
ぬるま湯を飲む時はお湯に水を混ぜる子でした。
横縞のモノクロを縦縞にして着たがる子でした。
今よりもっと冷夏の目で見つめていた昆虫の祈りは、
今ではもっと寒冷の手で乾いた死骸を潰します。

 ....
あんがいね
すっきりしているんだ

ずっとわだかまりだった
何がいけなかったのか
手繰っても
たたみなおしても
「もう一度」と
組み合ってもらえなかった
正解のないわたし ....
冬の子どもたちが
落ち葉のマントを纏って
手をつなぎ
かごめかごめをしている

誰かが
あっちだ
と言って走り出すと
手をつないだままで
一斉に駆け出していく

遅れた子を 心配 ....
妖しく燃え立つ大地の
白く輝ける夜更けに
 残忍な、
神々の祝祭が終わると、

廃墟に零れた
紅い 涙の滴りを吸って
 一輪の、
ことばの花が咲いた

その名は、わたしたち
生け ....
ラグビーの薬缶の水や鴨嘴 小春日の碁盤の広さ木の香り 山道は
うつらうつらと 川のように曲がりくねり
日差しが 折り紙の 折り目のよう
知識の折りたたまれた場所に
潤うしい硯の前に 座ろう



花は、テーブルにひとつあれば いい ....
あなたに言葉を伝えたときのほとんどは
誤解を解きたかったり
僕のことをわかって欲しかったりしたときだった
今でも同じ理由であなたに話しかけたくなるときがある
もう今は
届かないけど

 ....
近所にもらった卵等を  
朱色の{ルビ巾着=きんちゃく}袋に入れて 
割れないように気遣いながら 

時折かさっこそっと音立てる  
卵の歌が聞こえるようで
自分の歌に重なるようで

 ....
不注意でピカルディを
生まれて初めて割ってしまった
その刹那あなたの姿が帰ってきた
絶対に大丈夫と思っていた強化ガラス
この世に絶対なんてないと言いたかったのか

絶対にわたしよりも先には ....
 


にわか雨の気配に慌てて
息を切らして
額に汗を滲ませて

は、と息を吐くベランダで
からりと笑う太陽に
力が抜ける

平凡すぎる何かを守ること

小さな願いと
安堵 ....
風邪をひいて一日寝ている
よくもこんなに眠れるものだ
寝ては目覚めてまた夢を見る
夢で野垂れ死にしても不思議ではない
見知らぬ旅館に隠れている
ドアが開いたかと思うと風呂上りの子どもが転がり ....
尾崎豊の歌詞のなかにあったことば

何にしたがい何を愛するのかかんがえていた

評論家や傍観者ではない自分

ちいさくてもほんとうの塊を掬う事


こころの網の目をとぎすませて

 ....
誕生日いがいは
お祝いの日じゃない
なんでもない日が
ずっと
毎日続いているけど
グッと耐えて生きていく

    🌼

私は今
自分という人間を
ふるいにかけて ....
こころの2重螺旋
ことばの2重螺旋

裏階段をのぼって
巻貝の音を聴いた
気がした
 


思い出に足を掴まれて
振るべき手を
繋ぐべきでないからと
ポケットにしまった


どこを歩いていても
君が隣にいるだけで
帰り道だと錯覚してしまう
地図の要らない唯一の ....
不安なひとよ

柄に
アルミホイルを巻くのを
忘れないで
なまぐさい身は
ひとり青く
ナイフでこそげるには
やらわかいから


(らん反射してた
     たしか、
     ....
銃弾の跡がある部屋を自慢されている 恐ろしくひょろ高い  
竹馬に乗って
海水のなくなった海の底を
歩いて行ったムーミンたち

私は歩道橋から
街を見下ろし
長い脚で
椴松や公孫樹の
街路樹を
ひょいひょいまたいで
 ....
歯磨きを始めるのに
砂時計を逆さに立てる
ネットサーフィンを始めるのに
ガジェット画面の時刻表示を見る

「時」は速いとも 遅いなぁとも採れる
いぃや 長いのか 短いのかとも 採れる

 ....
小学生のころ

朝起きたら

遠くて近い

そいつをベランダに探した

そいつのうえ見上げると

月がのこっていた

歯がぐらぐらしている

あの頃こどもの歯がよく抜けた

あんまり抜けるもんだから
 ....
次に接近するのは60才後半かな?
その次は90才近く?



そんなんで大丈夫?
って、
年季が入っているから
大丈夫なの。



衝突して
どちらかが消滅するま ....
枯れ果てようとも

なお

美しくありたい

とは
化粧を落としても
わたしは見えない
そこには
皺と染みの増えた顔があるだけ

わたしはまだ
様々なことに怯え
かたかたと震える
小さな小さな
わたしだというのに

化粧を落として ....
【オータムポエム】

人の本心なんて
点滅し続け点描画のようなもの
ひとつひとつの点は 真摯に刻印された 思いだとしても
鳥が ときどき啄んで
さらってゆくから だれにもわから ....
{引用=
冬がとどく
 

真夜中のようにしずかに
  誰にも 気づかれることの
  ないように


技師のつめたい指をして
  冬は、いつもきびしさで やってくる


翳ろ ....
イナエさんのおすすめリスト(3781)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人間臭い(体臭)_人間臭い(ロボット)- 北大路京 ...自由詩513-11-27
無題- 近藤孝次自由詩3*13-11-26
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校庭- Lucy自由詩24*13-11-25
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【_なんでもない日_】- 泡沫恋歌自由詩18*13-11-24
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冬情- 月乃助自由詩8*13-11-21

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