ブランコ
松本 涼

そこはまるで
ひとつの街であり
ひとつの物語でした

私はもう誰も居ない
公園のブランコに

キーコキーコ
と揺れていて

さようならの練習ばかりを
しています

あなたには
聴こえますか










自由詩 ブランコ Copyright 松本 涼 2007-05-12 11:40:26
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