それはアルファベット最後の文字
26番目の崖っぷち
これから先に見える文字はない

Zと聞いて思い浮かぶもの
車好きなら
迷わず240Z
湾岸を疾駆する刹那の記憶
ツェットと読め ....
遠のいていく
夢の終りの予感

連続する瞬間の
寓話的イノセンス
遠のいていくわ

音楽的無添加な透過

指の形良く
挟んだ煙草と
くゆる
正視の冷却
覚めてゆく未知数
 ....
うーん。自殺サイトっていうので知り合って、自殺をすすめつつ他殺する、かあ。。まあ真実はわかんないけど。

ネットを媒体としたフレンズは、お仕事系かぽえ系、なんだけど、けっこう落ち着くわけですね。 ....
幼い日々
などというものは
これまでも 
これからも
全く変わりありませんので
特筆いたしません



或るときから
うたに喜ぶようになって
泳法はままならずとも
流れゆく日々 ....
猫が疑問符を撒きちらし
夜がいくらか賑わいを増す
その髭の長さぶんの内容を
ひとつはそっぽをむいた月へ
ひとつは笑い揺れる木々へと
夜が明けるまで
あくびする間もなく語りかける

永遠 ....
カリスマ美容師
病気の蛙
卵の中の花林糖
あああ
ターザン欲しがる
ギャー
ギギギギギギッ
ギィーーーーーーーーーーーーーー
貯まったお金で
貯金箱
全国ツァーの資金源
 ....
 いまさらながらだが、まったくおかしな時代になったものだと思う。恐らく多くの人が感じていながら、それでも黙っているのだろう。二十一世紀という現代に生起する現象、人の思惑同士が交差し合い、とんでもなくお .... 八月、
太陽が終わりのない明るさで街を照らす八月、
影のない者は日陰をたどって歩く
わずかなあいだなら
太陽を見据えることもできるが
かれには影がない
影のない者は太陽の下を歩くことはでき ....
鼓動と光が
落ちてきて
あい わず ぼぉおん

おぎゃと 生まれる前に
ほんとうの始まりがあるんだ
それが解ったよ
わたしのお腹は おもわず ぼぉぉん

鼓動と光が
落ちてきて 
 ....
朝、男が目を覚ますと
マリーの姿はもう無かった
寝不足の物足りなさと疲労感
抜け殻のようなシーツの微睡みを残して
マリーは何処かへ旅立っていった

シブセンの朝は
怪しいキャッチの声に引 ....
溜まったものの排出先がありますか?
捨ててしまえば二度と目に触れぬ場所がありますか?

出しそびれたゴミ袋で渦高いベランダのように
心に溜め込んでいませんか?

澱んだ空気で身動きがとれぬ ....
またひとつ午後の行方が指し示され
風は不確かなまばたきをする
草の迷いと疑いのなかから
等しくねじれた枝が現われ
石のまぶたに呼びかける


空の一点から来る声に
地が応え ....
矛盾した水槽の住人は
矛盾した椅子に腰をかけ
矛盾したテーブルにクロスをかけ
矛盾したグラスで
矛盾したワインを飲む

矛盾した水槽の住人は
毎日が矛盾しているから
その矛盾し ....
苦しげな雷鳴に飲み込まれ
灰色に溶けてゆく午後の中
向日葵の黄色の彩度が
浮いてしまっていて
それでも、向日葵は
いつまでたっても泣いたりせず
ああ、どうしてなの
滲んで ....
熱く
青く
南から押し寄せる
夏の、ソ、ラ、シ、の
反復の幾つかは
肌を灼熱させたり
唾液と共に高笑いに混じったり
アイスクリームをベトベト光らせたり、そうして
幾 ....
たとえば地震が起きたときに
真っ先に
何かを考える前に
眠っているあなたに
身を挺して覆い被さるように

それを何と呼べばいいのですか
恋人よ
恋人たちよ

言葉にされたものは ....
何かを描こうとした手のひらが
冷たい膝の上にひろがる
消えてゆく言葉に涙するとき
ふいに指先に触れてくるもの


遠い雷
遠い花火が
水の笛のなかにあり
ゆうるりとゆうる ....
男はマリーと出会った
Old Crowの一人娘
ひとりぼっちのCrowの一人娘
出会ったのはマルキュー近くのゲーセン

ネイルアートを煌めかせ
生足をぶらぶらさせながら
男に「ねえ、遊ば ....
上流から下流へ流れる川を工事して
上流に変な生け簀を作ったらしい
わたしが見物に行くとそこには気味の悪い色をした鯰が
腹を見せたりしながら泳いでいる
流れるプールにしか見えないけれど
そこは ....
マッサージで気持ちよくなって
つい眠ってしまった
目を覚まして慌てて会計に行けば
どこかで見知った顔が
「ごめんなさいお会計お願いします」
わたしがそう言うと
「まだですよこれからですよ」 ....
洗濯物をたたむうちに
不意に可笑しさがこみあげてきた

昨日までの
それまでの
汚れを落した衣服の形
そうだとしても
ひとつひとつ
笑顔や葛藤や
その他{ルビ諸々=もろもろ}の生活を ....
世界の


あらゆる、反戦運動に


あらゆる、福祉活動に


あらゆる、選挙投票に


あらゆる、教育の訴えに


私が願う如何なる ....
つぐないの花に
光が降る 雨が降る
半透明の蜘蛛が
空を見る
何もかもが破けてしまいそうな
たくさんの鈴の音がする


名前の無いもの
にくしみを
とどまりすぎ ....
眠りの森から

グリーンスリーヴスがきこえてる

泣きたいキモチも

重たいハナシも

今日のところはこれくらい


最後の章節終わる前には

カーテンを引いて
 ....
ミラーハウスで求め合わないか

前と
後ろと
右と左と
斜め、っていう曖昧な角度も
加えて
つまりはすべて

求め合う姿は
すべてに映るさ
求め合うふたりに
すべてを魅せる ....
いいことあるかな
いいことあるよ
きっとあるよ
もうすぐあるよ
おねがいごとは届くから

星屑たちは
きらきら きらと
ちかちかするよな憧れ抱いて
あの大空にまたたける
月にも ....
言葉の裏と表を引っぺがしてそれぞれを感情と混ぜてミキサーにかける
出来上がったものを呑み込んでしまったところで、
言葉の裏から出来上がったもの
表から出来上がったもの
それぞれに裏も表もあって ....
あたりじゅうすべてが蜃気楼と化してしまいそうな
夏の午後
裾の長い木綿の部屋着に包まれ
籐の長椅子で微睡む一個の
流線型の生命体
窓からのゆるい風が
肌にときおり触れて過ぎる
ほの甘くあ ....
冷蔵庫が
お漏らしをするようになったので
医者を呼べと

いまどき
呼んで来る医者がいるのか

ご臨終専門の
お医者さま

うちの冷蔵庫は
ちょっと循環がよくないみたいなんです
 ....
いったい私は
何をしているんだろう
毎日毎日
こんなにも一日を
ほったらかして
腐らせてしまっている

執着も
愛情もなく
投げやりに
突き放して
時間をこなす

餌を食らい ....
かおるさんのおすすめリスト(4124)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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逃亡- チアーヌ自由詩405-8-6
統合施設- チアーヌ自由詩1205-8-6
笑う形- こしごえ自由詩16*05-8-6
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ミラーハウスで- 千波 一 ...自由詩19*05-8-6
星屑ひろい- ゆり自由詩305-8-6
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