青くかわいた微笑が枯れている
丸められた角を
階段とする
素数が熱せられながら
現象をのぼっていく
さようならは一度きりであって
すがすがしい光ならば
いつであろうともやわらかく待っ ....
なにがあろうと
時間はすぎてゆきます。
けれど
私はいまでも青年、少女
夜空の星をみあげるとき
風にゆれる花をかぐとき
山の小川で口をすすぎ
鳥の声に耳をすますとき。
そのとき、
こ ....
紀伊国屋書店にいって、ぼへらーって立ち読み。現代詩手帖。詩学。詩と思想。MY詩集は、パス(笑)。
きれい。
きれいだけれど、プラスティック。
たとえば。選定された野菜のように。
きれい ....
よしわかった そこまでだ
おまえの駄々イズムは
耳に悪魔の魚が棲んじまった
よがり狂う懐疑主義
その本音はブラックジョーク
つまりはアルチュール
最近じゃ服を着たままが流行らしいぞ ....
あなたの理想は
わたしの苦痛
あなたはそれを判ろうとはしない
(寝化粧なんて誰がする
腰に手を当て拳を振り上げて
いつから偉くなったのか
わたしには苦痛そのものなのに
(朝は誰だって眠い ....
あなたの電話に繋いだら
あなたが出る
そんな当たり前のことを
確かめたいと思った夜に、いま
窓を開けて出逢いました
複雑な涙ほど
単純な味がして
離れてゆくほど
迫って ....
今日は丸い椅子には
座りたくなかった
道を失いそうなときには
肘掛けはついてなくて
それ以上はないというくらい
角張った椅子がいい
座るという緊張感が
癒されてはいけない
立っ ....
水戸黄門の印籠がミトコンドリアになった、と昼のニュースで
これがミトコンドリアです、と書いた近く日直の僕の名がある
明日からあなたが使うベッドを夜中に一人で組み立てている
....
答えが見つからないと
三色定理の話をする人
答えは教科書にはない
と叫ぶ人
明日の君達へ
鼻をたらしながら
ただの棒切れで遊んでいただけの僕も
瞳は輝いていたのかな
....
一
今、僕の手元には、「{ルビ思推=しゆう}」 落合朱美 という{ルビ凛=りん}とした縦書きの
文字が記された一冊の詩集が置かれている。朱色一色の表紙には、
白い輪郭で描かれた一輪の薔薇の ....
僕が現代詩フォーラムという詩のサイトと出逢い、自作の詩を載
せ始め様々な人の詩を読むようになってから三年の月日が過ぎた。
自分の詩作について言えばまだ課題はあるが、只、間違いなく言え
ること ....
手と、手が
触れて
砂埃でかすれ切ったあらゆる地面が
夕刻へ
厳しげに交錯するあらゆる細枝が
夕刻へ
落書きごと枯れているベンチのあらゆる褐色が
夕刻へ
夕刻へ、と
....
とっても深刻午後だったラですよ。
ぼくラあたま風船つけ歩きまわす。
まわりひとたちへんな目で、
じろじろぼく見るのです。
ハロハローなので手をふって、
し ....
季節はもう冬支度なのに
たんぽぽの綿毛になるんだと
あなたは言った
過ぎ去った日々を惜しむかのように
ひとびとは
大きな樅の木の下に集いだす
そんな季節に
たんぽぽの綿毛になるんだと
....
パスワードに言い寄られて
逃げ出したのが
IDで
イスラエルが占領している地方で
Uターンしてきて
大きなぼた餅を嬉しそうにほおばるのだ
古くさい道草を
油絵の具で描いてから
デジ ....
昨日の雨は
本当に雨だったのかと
疑ってしまう今日の青空
くもの巣が水でできている
土に水玉の花が咲いている
風は冷たいけれど
その風に乗って
タンポポのように
きららふわわと ....
花瓶の中の水曜日は
ゆっくりとながれてゆく
水のように透き通って
ざらついた日々が
回覧板にぶらさがってる
今はビニールの袋に音もなくおさまっている
でもそれも
ちりぢりになった ....
セミの抜け殻を
たくさん集めて帰った
何となく
母にほめてもらえる気がした
母はパズルのピースが足りない
と探していた
父は受話器を握り
そこをなんとかお願いします
そう繰り返 ....
白紙のような夜には
目を瞑れば金色の旋律が細い糸をゆったりと垂らして
時を止めたようにさらさらと揺れているので(・・・落ちていく)虹色の部屋に
ハンモックを掛けよう
天井を ....
ロシータっていうおばあちゃんは
サンホアンで一番年取ってて
猫にやさしくて
工房の隣の彼女の家には
いつも猫がたくさんいて
使い物にならないボートが
とまっている
....
親愛なる、
あなたさまへ。
あなたは何時の夜も、
肝腎なことをはぐらかされます。
わたくしがどれだけ歯がゆい思いをしているか、
よくご存じのはず。
....
ふりしきる雨
雨してしまう
雨の
冷たい
季節
星夜
の
さく{ルビ夜=や}
の
雨
の
下
影もなく
灯る
灯台の夜が
流体にひそみ
その吐息にふれれば
はち切れて ....
夜にひたる
有刺鉄線のように黒々とぎしぎしと
木々は
まだ冷えて(閉じて)
ouaaaaaouaaaaa
(あれは「からす」?)(あれは((ぬえ)))
まだ寝てなくちゃいけ ....
ルーペを通るまっすぐに屈折した彼の意識。まなざし。
はん。ぼくはその焦点にもぐりこむ。
なんだよ。目が合う。彼のおおきくなった目、歪んで。
ぼくは彼が、今日の彼がいやだった。気持ちが悪い。
夕 ....
先達て、めづらしくチャットをした
WEB詩人の集まりだった
しばらく話してゐたら、かう言はれた
「三州さんは病気ぢゃないから」
ちょっと待てよ
だから何だ?
詩と、病気とは、何の関係も無い ....
十四のガキが、
「おっす!オラ悟空。
さっきコンビニで万引しました。」
って言うのなら、
同世代の阿呆なガキから、
かっこいいとかって、
見られるのかもし ....
オレがマンホールから飛び出した朝
世界は平行四辺形だった
次に現れたのがビッグバンの犠牲者みたいな
あきれたニキビ面の看護婦で
オレの高貴にして好奇なる富士額にキスしたから
夜露死苦 ....
強い奴が好きだ
弱い奴は嫌いだ
強い者は大岩だ
動じず揺るがず転がらない
弱い奴は砂場の砂利だ
風に吹かれてどいつもこいつも見分けがつかない
強い奴は大樹だ
ねじ ....
今日より、明日、明後日
舟が古びようと
櫂で水しぶきを描かずにいられない
来週より、来月、来年
からだの影が深まろうと
羅針盤の先を指差さずにいられない
蜃気楼を揺らして
永遠に届かない ....
空が誰かのものであって欲しいと思う
できれば、あなたの
すすき すすき かぜのわだち のこして
あなたがいない世界に
意味がないのではなく
あなたが見捨てたこの世界に
あなたは ....
かおるさんのおすすめリスト
(4124)
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カテゴリ
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日付
その雪原
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こしごえ
自由詩
17*
06-11-25
おどるとき
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こしごえ
自由詩
13*
06-11-25
詩化粧
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umineko
自由詩
10*
06-11-25
おまえの丸裸なぞ
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知風
自由詩
2
06-11-24
理想と言うこと
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恋月 ぴ ...
自由詩
22*
06-11-24
そんな、あなたへ
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Rin K
自由詩
29*
06-11-24
丸い椅子に座りたくなかった
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たりぽん ...
自由詩
15*
06-11-24
ミトコンドリア系
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たもつ
短歌
9*
06-11-23
答え
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AB(な ...
未詩・独白
4
06-11-22
詩人・一期一会_〜其の一・落合朱美詩集「思推」を読んで(上) ...
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服部 剛
散文(批評 ...
11*
06-11-22
詩人・一期一会_〜序章・誰も知らない一本の大樹について_〜_
-
服部 剛
散文(批評 ...
19*
06-11-22
恍惚願い
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A道化
自由詩
12
06-11-22
「_あたまラふうせん。_」
-
PULL.
自由詩
11+*
06-11-22
「さよなら」はもう言わない
-
恋月 ぴ ...
自由詩
50*
06-11-21
ネアンデルタール人
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あおば
自由詩
10*
06-11-21
青空の花
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ぽえむ君
自由詩
16*
06-11-21
冷たい花
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はな
未詩・独白
10*
06-11-21
セミの抜け殻パズル
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たもつ
自由詩
19*
06-11-21
眠れない夜、虹色の小鳥
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結城 森 ...
自由詩
6*
06-11-21
ロシータ
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水在らあ ...
自由詩
52*
06-11-21
「_血信。_」
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PULL.
自由詩
10*
06-11-20
鮏_(さけ)
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こしごえ
自由詩
19*
06-11-20
夜明け
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ふるる
自由詩
4*
06-11-20
セミの抜け殻パズル
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たたたろ ...
自由詩
4*
06-11-20
健康か病んでゐるのか、詩才があるのかないのか
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三州生桑
散文(批評 ...
10*
06-11-19
「_ぅおっす!。_」
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PULL.
散文(批評 ...
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06-11-19
オレのトレンチ
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知風
自由詩
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06-11-19
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06-11-19
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自由詩
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06-11-18
だれのものでもない
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たりぽん ...
自由詩
14*
06-11-18
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