湿気のあがる
風の強さに 
飛ばされそうな肩
足を止めて

古いままの 山道にも
じゃりが くだかれてて

こぼれていかないように
角と角の淵に
つま先 入り込ませ

明るい  ....
また 光を 飲んだ
口から 日向が 咲く
およそ 俺達が
唯一 愛せるもの
痛みであることの 現実

慰めが おどろおどろしく
俺達を 愚者へ 換金していく
光は 隙間から こぼれるこ ....
噤む蕾は
朱色の予感をいよいよ過密化させ
その内圧の快感に震えついに
耐え切れなくなる黙秘破る色彩という最も濃厚な
ひとつの呼吸を開く
と、既に色彩は、さらさら
さらさらと分解し始 ....
夜と衣をまちがえて
午後の星を踏みしいた
小さなしずくは列を知らない
うたはいつもひとりに生まれた


指の色が溶けてはあふれ
紙の道を分けてゆく
紙の色は不義の色
 ....
きみの睡眠の中を走る
列車の軋む音を聞くと
世界が本当に
平面であることがわかる
ぼくらは座席に並んで腰をかけ
お手製の弁当を食べる
屋根の瓦が一枚落ちかかっているのだ、と
きみはさっき ....
ボウフラは夢を見る、
希望の果ての、
水溜を。

カゲロウは旅立つ、
蜃気楼の彼方の、
空を求めて。


カタツムリは、
無理をする。
せっかちなん ....
    

稲光る空の朝
君の心はそのままに
俺の心を地に埋め
激しく雷鳴が轟く中を
青白のGSXR走らせる

確信の空裂けて地覆り
神の憤怒と輪廻の激流
堕落を呪う青白い稲妻
 ....
自分が投稿したものたち、も底し木にしてやりましょう。

ポイントコメント欄ではなくて、本文をまずチェックしたましょ。

見直しスレば分るよな、打ち間違いや誤変換。

自分が投稿した言葉たち ....
あの庭先に飛び回る蝶がずっと欲しかった
ひらひらと
花から花へ
気のむくままに飛び回り
奥に密んだ花蜜
いともたやすく味わって
およそこの世で受けられる歓喜を全身に漲らせ
明るい陽射しに ....
迎える手
花びら
夜の青の水
二つから那由他への
同心円の道をゆく



数は消えてゆく
光が還る場所に
生まれ 育ち 死ぬ波
指と指の間の無に
立ち止まる

 ....
ほら
徐々に白昼は
朗らかな華やかな他人となり
朗らかに、華やかに
高くなり
遠くなり


ずっと
最適な肌へ
熱を当てそこない続ける私の体の
どうしようもなく密 ....
カレーライスが食べたかった
あなたと通った高田馬場早稲田通り
夕食にはちょっと早すぎたけど
なにげにカレーライスが食べたくなった
あなたの好きな福神漬けをたっぷり乗せて
おひやをスプーンでか ....
一人で行った交通科学館からの帰り道
環状線で小学生の僕は
財布を落とした

鶴橋駅の連絡改札は
近鉄線の切符が必要で
連絡切符を買っていなかった僕は
家に帰れない

途方に暮れる僕に ....
ああ、男は36階の屋上で
誰一人居ない 屋上の一角で
この世の切なさと
この世の厳しさに
ゴクゴクと酒を飲む
だが、しかし
不本意にもああ、不本意にも
足を酔いに取られ
誤ってフェンス ....
人を愛するということに
流儀や作法があるのなら
どうか教えてほしい

風がそよぐ 
けれどそれは
私をいたずらに惑わせて 
答えなど示すはずもなく
通り過ぎるだけの風 

やが ....
発車ベルが鳴ると
髪の毛が風に笑ったね
誤算だったね
脚の長い女の子の
脚が長くてきれいだったね
「栞」を「おしり」と読んで
男の子がはしゃいでいたね
それはきっと僕だったね
 ....
   
{引用=  あのひとの記憶がしずむ海は、いつしか防砂林で見えなくなった
  越えられない高さに、すこし安心した}   





砂が、降って
深く深く沈んで 底まで
皮膚 ....
砂の上に
時をばらまいた
風が吹いて
時間が流される

帰らざる時の終わりに
横たわる
あなた

打ち寄せる波間は
遠き日の思いを映す

思いが心を焦がす前に
光よ
わた ....
誰のものでない足跡が
泥のような海に向かっている
きっと
闇の生まれるところ、
果てと呼ばれる
光、奪われる場所の
刹那の真実を知りたくて

、対消滅
小さな声でつぶやく
今日も遠 ....
先端のあやふやな人が
細長い話をしていたので
窓をもち歩く人が
そっと窓をしめる
何かが入り込むように
何かが出て行こうとするから

わたしは遅い夏の陸橋
レタスが逝った日のことを話し ....
饅頭怖いと言いながら
扉の陰でぱくぱく

住宅怖いと言いながら
柱の陰に寄り添って
ダニとシラミを退治する

二人だけの人生
急に道人のふりをして
頭を丸めて畏まる
札付きのろくで ....
君の白く美しい足には
性欲が刻まれている
君の焼け付くような感情には
じつは打算が埋め込まれている
君の足に手を伸ばすこの腕は
刻まれたものを読み取り
君に焼かれたこの心は
埋め込まれた ....
 湯田は温泉街なので、道を歩いていると数人で腰を降ろし足浴で
きる場所が何ヶ所もあった。記念館に近付くにつれて、「中也ビー
ル」という暖簾の文字が風に揺られている店をいくつか見かけた。 
 中原 ....
五月半ばの空は晴れ渡り
真っ暗な空に星と太陽が並んで光る
という風景を見るためには
大気をすべて消去する必要があるけど
そこまで無理することないわ
面倒だから五月闇で充分
まだらに曇る空か ....
私はインターネットで詩を書き始めてからまだ4,5年ですので、Niftyのパソ通時代の現代詩フォーラム等は知りませんが、恐らく現在のネット詩愛好者は何となくですが第4世代くらいにあたるのではないでしょう .... 色とりどりの花片の散り敷かれた舗道は
華やかな体面をたもちながら
苛立ちを隠しきれずに風を待つ

永遠に灰色であることはささやかな安穏
たとえ幾千もの足に踏み入られても

艶麗である ....
  

そんなにくるくる回ってると
溶けちゃうよって

大丈夫だよ
あたしゃバターにはなりません

その頃六本木で
夜な夜な扇子を振っていたチブラさんは
今では黒門市場通りを疾走し ....
それは言葉にならない思いであった
母は母であった
息子は息子であった
いずれは離れ離れになる定めだった
『ふたりは生き別れる』
それは別段、不幸なことでもなく
いつまでも悔恨に捕らわれるこ ....
疲れた、と

至近距離から
鼻毛ロケット
発射
安い惣菜
しこたまのお土産

寝る間も惜しんで
発射
紙に文字を書くような音で
バス到着
疲れた、と

乗 ....
1.

手紙は書きかけのままテーブルの上で黴びてゆく。
青黴、赤黴、黴の色ってそんなに単純だったかしら。
ふくりと黴が起きあがる、
まき散らされる胞子は常に薄い紫で、
私の部屋はすっかり煙 ....
かおるさんのおすすめリスト(4125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つた_うるし- 砂木自由詩10*06-5-21
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寝返り- たもつ自由詩2106-5-19
「_あめ。とも。だち。_」- PULL.自由詩10*06-5-19
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不感症の夜に- 望月 ゆ ...自由詩63+*06-5-17
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波にむかう足跡、僕のものではなく- たりぽん ...自由詩14*06-5-16
逝く、レタス- たもつ自由詩10*06-5-16
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WEB2.0時代のネット詩のあり方について- 青色銀河 ...散文(批評 ...606-5-14
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きずな(母の日に思いを寄せて)- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-5-14
豹、その速さで壊れるな- たもつ自由詩5*06-5-13
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