すべてのおすすめ
そこそこイケメンがほんとうのイケメンなのに、女の人たちは信じてくれない
なぜだろ
髪の乱れやすい季節のせいだろか
排卵日なのだろか
そこそこきれいな人をほんとうにきれいだなと思ってるぼくは ....
野良猫を飼っている
すごく矛盾しているのだけれど事実なので仕方がない
ある日ベランダに出ると
エアコンの室外機のうえに
猫が丸々とおさまっていた
冷蔵庫を漁るもめぼしいものがなく
....
終わる今日─
退屈な日でした
蒸れた空ばかりがずっとつづいていて
胸もとをぱたぱたさせながら
ヨーヨーを垂らし
駄菓子屋のアイスボックスの底から
メロン味をたぐり寄せ
南極の怪獣を想 ....
セックスをもたらさないベッドがある
枕をはずして
もし何かをみつめてるとすれば
終わりのない色の
壁の終わり
空間にとっては軽すぎるものだろう
夕暮れに蛇をつかまえた
金はいつも夜に ....
きみのためになにも流されないような夜には
何処にも行き場がない
すべてのネオンサインに照らされて
きみは光の街のなかで成長していく
だからせめて泣き止んでいてほしい
安らげる誰かの隣 ....
足跡は雪にさらわれ 残されたのは 爪さき立つ
声
奪われたのはまなざしのゆくえ
なにも照らせない光が
ひしめいている
(今日わたしができることは思い出すことをやめること) ....
ミッションの合間に 、ウォツカで居眠りする
宇宙飛行士の寝息が
聞こえる
冬空の下
震度2弱で
きっと倒壊するアパートメントで
きみのお腹に手をあてると
豊かなかわいい水の流れを ....
盆地は風が微弱で頻繁に空気がたまり大変だと聞くぞ
だが平地をぐるっとする山脈の壮観な岩肌にぶつかる太陽やら月やらの繊維を纏った風が
大空からどえらい風神様になって渦巻き吹きつけると聞くぞ
....