きみの夏休みが

いまからいよいよ

だということは


寒いところに住むのだろう

空ぜんたいが風だろう

薄い光とも話すだろう

すれ違うこともないだろう


きみ ....
異常気象

もう何年がたつだろう

平均値も

だいぶ上げてきたんじゃなかろうか


夏休み

夕方見ている

時代劇の再放送

かみなりの下で

灰皿がわりの

 ....
君が吹いた口笛は
この春の中を抜けてった
桜色の花びらとともに
温かい春風に溶けて

口笛を鳴らして
君を呼ぶよ

きっといつもの笑顔で
微笑むんだろうな

 ....
山の端に今昇りくる太陽に
向いて鳶は羽ばたきにけり
東京に来ると
いつも雨降りでうんざりする

駅前のコンビニで買った
乳白色のビニール傘に
雨粒がボトボトと落ちてくる

東京メトロ
丸の内線で一駅
銀座まで
その短い時間でメールを ....
あまりに授業がつまんないから
後ろの方の席で
寝たふりしていたんだ

そのうち授業も終わって
学級委員の相馬君が
「起立」って言って
みんなの立つ音が聞こえてきた

それでも ....
コーヒーを嫌いな時がありまして僕は素敵な恋をしました

苦いのが好きと言ったはずのコーヒーに君は少しの砂糖を足した

今日の日も、たぶん僕らの記念日と、君と二人でコーヒーを飲む

繋がらず ....
私の心の悲しみは
あなたがいないと鳴く小鳥
私の心の悲しみは
いつまでたっても止まぬ雨

私の心の悲しみは
ひとり寂しく見る夕日
私の心の悲しみは
寄せては返す波の音

私の心の悲 ....
雨 止んで 病んで

明かりのないへや うずくまって
ちっちゃな ちっちゃな
おもちゃのぴあの きみはかかえて

雨 止んで 病んで

煤にくるまった息 成増四丁目の音色
きばんだ白 ....
世界の中心はマントルだという事実に
ぼくはすこしだけ救われたような気がする
目をこすって目ヤニを落とすと
朔ちゃんとの思いでもひとつずつ
オノマトペでも表せない音で
それはあたり前の日常のよ ....
モノクロの額にうすく伸ばした極彩色をはめ込んでゆく
混じりあったあとにできた灰と銀だけがぶれ
ほの暗い海月の夢が姿をあらわす

ゆら、ゆら、ほてん、ふらほてん
きみを許す

砂漠と深い森 ....
標識は海それだけを手がかりにギアはトップで{ルビ夏風疾走=サマーラナウェイ}

かざなぎでアクアスカイに叫ぶとき見えていたんだ白きクラック

無人駅いつから来ない夢列車ココナツの浜 ....
片恋のボタンはずして息をする

坂道を二人乗りして夏が行く

できたての朝は真夏のゼリーかな

水族館ガラスに映るあなた見てる

砂浜の足跡がまた波に消え

潮騒の残響に潜む君の声
マンホールを開けて
すっぽと中に入った

地球を抜けて
ずっと抜けて
だんだん熱くなって
手足が溶けて

胴体と頭が
どろどろになって
固まって
真っ黒になった ....
彼の歌う声に
やっぱりベティが一等だなぁ、と思う。
彼にそう言う事は出来ないのだけれど
やっぱりそう思う。
いつまでも同じじゃいけないのだと
判っては居るのだけれど。
多分、僕が一番認めら ....
チョキチョキと なんでも切るよ チョッキンな
僕の鋏は グーにも勝つよ
彼女とは病院の待合室で出逢った
小さな体に大きなヘッドフォンが目立ってた

彼女は僕に素敵な音楽を聴かせたよ
僕にとっては彼女が素敵だったけど

祖父にもらったサイドカーに ....
自由に詩を書く
体が風に煽られてTシャツが風船のように膨れ上がる
飛び上がる
静止して
世界を眺め回す
笑顔になって空を見上げる
降るような星の夜空を手に握ったまま
彼方を見つめる
詩 ....
小さな渦にあめんぼが脚を取られていた
男は意味も無く泣いていた

空は薄く曇り
まるで世界中が白い
銀色に染まった朝の事である

コトコトと煮えるシチューの湯気に記憶が奪われていった
 ....
鬼がやってきて
かくれんぼをしようと言った
僕たちはちょうど
何をしようかと考えていたところなので
いいよ、いいよと
鬼に賛同した

鬼が百まで数えている間に
僕は境内の ....
「加藤のヤツ、やにを塗ってないバイオリンみたいになっちまった」
三上の靴紐がゆっくりと結ばれてゆく
まっさらなカセットテープを再生するような精神状態の時は
靴紐を結んでいる味がしない
そしてそ ....
ネズミもどきの尻尾を付けて
尻を振る お遊戯会
一人だけ身体の色が違うからと
恥ずかしながらも 引きずり出される


何を歌えばいいかわからない
というよりこんな歌は知らない
だから
 ....
ココハドコダ

雨が降っている
気持ちいいぞ
もっと降ればいいと
空を見上げて

太陽はあまりにまぶしくて
手をかざすと色が失せ
黒い輪郭に透けた悲しみが揺れる
だから ....
学校にいって

昨日のドラマとか

誰が誰を好きだとか

どーでもいい事友達と喋って

毎日あきないなーって思う

たまに一人になる

どうしても俳優のオトコノコには興味ない
 ....
街頭にて老けた青年は紙袋を両手にぶら下げていた
今日買うはずだったモノをどうしても思い出せない
記憶力の低下を彼は極端に恐れていた
忘れたモノの数も忘れていた
誰のための買い物かも
記憶力の ....
夜はせばまり
夜はひろがる
粒と浮かぶかたちと唱と
妨げを泳ぐ轟きと尾と


波の終わりとはじまりに
砂の言葉と花火があがる
水からひろいあつめた羽と
貝のかたさの音のつ ....
 一月の休耕田を、妹とふたり手をつないで歩いていた。

 灰色に塗り潰された空からは今にも雨かみぞれが落ちてきそうで、どこか雨宿りができそうな場所を求めて、ぼくたちは黙りこんで歩き続けていた。とは ....
くちづけを おいしく味わう 恋の頂き 薄味の恋をしたって
欲張りな

こころは満足できないの
はじめてだ

人生上はじめてだ

時間とまってくれ、思たんわ

みんなから給料二万とったら

百万か、けっこう集まるな

月給百万あったら優秀なん来るやろ


ぐうで殴った ....
生田 稔さんのおすすめリスト(2176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみの夏休み- 吉岡ペペ ...自由詩107-7-27
かみなりの下で- 吉岡ペペ ...自由詩107-7-27
■■■__口笛_--__君を呼ぶ__■■■- じゃんじ ...自由詩107-7-26
いま一番好きな自分が作った歌- むさこ短歌10*07-7-25
東京の愛人- 大覚アキ ...自由詩307-7-25
Loop- 優飛自由詩14*07-7-25
コーヒーと僕と君と- たにがわ ...短歌307-7-25
私の心の悲しみは- 未有花自由詩27*07-7-25
シの音- 土田自由詩307-7-25
世界の中心はマントルだということ- 土田自由詩607-7-25
くらげが触れてしまった鮮やかな未来- 土田自由詩407-7-25
「サファイアン・サマー」- Rin K短歌21*07-7-25
真夏のゼリー- 小川 葉俳句6*07-7-25
地球の裏側- なかがわ ...自由詩8*07-7-25
銀色のくもの巣と- プル式自由詩6*07-7-25
チョキ- 北大路京 ...短歌7*07-7-24
■■■__無限の谷の恋人たちor空っぽのバスタブ__■■■- じゃんじ ...自由詩207-7-24
涅槃インテリゲンツィア- 円谷一自由詩2*07-7-24
黎明の空に浮かぶ光明は儚い- プル式自由詩5*07-7-24
かくれんぼ- なかがわ ...自由詩7*07-7-24
イルミナ- 一般詩人 ...自由詩1*07-7-24
燃えかすルーツ- こうや自由詩2*07-7-23
濁流- shu自由詩507-7-23
つまんないのに!- Itha自由詩307-7-23
青年と紙袋- 肉食のす ...自由詩307-7-23
みどり_よびこ_Ⅳ- 木立 悟自由詩807-7-23
世界の終わりについて- 大覚アキ ...散文(批評 ...607-7-23
いただきます。- 佐和川柳807-7-23
うすあじのこい- 佐和短歌307-7-23
われなべにとじぶた- 吉岡ペペ ...自由詩107-7-22

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