目の前に落ちてきたのは
蒼い羽を生やした一匹の蝶
僕のように立ち止まり
何も見えない瞳は
堕落して泣いている

翼を捥がれた蝶は空に飛べないで居る

「同じようになりたく ....
  

抱きしめたもの
全部ひっくるめて
冷蔵便で送るよ
君にとってはもう
要らないものばかり
かもしれない




{引用=fromAB}
スキップらんらん
今日は晴れ
何か良い事ないかな
わくわくハラハラ

顔を触られ
頭をつけられる
ご機嫌斜めの君
コーヒーを出される

眠い5時間しか寝てない
目覚ましなしで起き ....
君の囁く何気ない日常だけが
僕を取り巻く全てだというのなら
どれほど幸せだろうか
名前しか知らない飼い猫の話だったり
妹との他愛ない喧嘩の愚痴だったり
二人交わす冗談っぽいキスだったり
お ....
【愛してる】
これ以外では表せず
君に捧げる五文字の心


友愛と恋の違いを知り得ずに
ただ愛だけが心を占めた


世界中誰に聞いてもわからない
【愛】の意味は自ら生み出す
カラヤンのレコード買いきて おもむろに
娘灯を消して聞くがよしと言う

萬緑を濡らして夕立過ぎゆくに
近江の里の深き静もり

緑濃き萩の道もいく曲りか
蓮の花咲く池に出にけり
     ....
少し、好きになりました

雨上がりの水溜りに
顔を映して
笑ったり、怒ったりしているあなたを見て

少し、好きになりました

煌々と照る月明かりの下で
自分の影を一生懸命 ....
お国のために いざ働こう
働く汗は美しい

家族のために いざ働こう
働けることは素晴らしい

他の人たちが 遊んでいても
 ....
臆病な渓流の魚
生息の影 秘密めき

見上げる
木々の陰影
木漏れ日のわずかな流れ

遡行する 記憶の面影

二千五百年前 仏陀と
七百五十年前 日蓮と

この滝の巻き道をあが ....
ゆるすことにつかれてしまった
ひとりのせいめいたいは
とけいのはりをおって
じかんをとめて、しまった
 
はりとはりのあいだで
だれかをまちわびている
そのまま
うずくまっている
  ....
子どもが三人産まれました
どれから先に取り出したのか分からなかったので
適当に順番をつけました
今日からこのヒエラルキーにしたがって
彼らは生きていくのです

一番上のお兄ちゃん ....
 彼女が朝食後のデザートを何にしようかと迷っている姿を見て、僕は昔付き合っていた恋人のことをふと思いだした。

 彼女はいちごが大好きで、いつも朝食の後いくつかのいちごを取り出しては適量のヨーグ ....
加茂川に降る雨と共に昭和逝く
 何時もと変わらぬ景色まぶしく

編隊のかたちに鴉帰りゆく平成となる日の夕空を

永かりし昭和の御代も終焉となりて
小雨降る 夜となりけり

親しめぬ言 ....
  
   「いつか奇跡」

霧雨の向こうに遠い日の日記 差し出した手が迷い濡れてく

影送り透けて遠のく僕たちの眩ばゆいほどにピュアな夏の日

吹くはずのない甘い ....
朝露に光る姿は艶やかに彩り添える紫陽花の花


清流に若鮎跳ねる今もまだ大志をせなに雄飛を胸に


揺れ動く穂波は仰ぐ空の青田には命の輝き満ちて


雨続く窓の際には子どもらが作りし ....
一人だけ何でも言える人がいる
ただそれだけが笑顔の理由


ひとりきり過ごす一日時長く
窓際近く微睡む陽射し


独り言呟きポツリ溢れ出し
止めど流るる滴と共に


 ....
我が家に
最新型のテレビを入れてみた
だからといって
家族の会話が増えたわけではない
そもそも家族全員が
揃って家にいるときはない
増えたのは
番組録画の数だけだった

自分の付き合 ....
耳から
抹茶がこぼれてしまうという
朝になるとシーツは
たっぷり緑を含んでいて
洗うたびに
深みを増していくのだという
(この時期だけなんですの

さして困ったふうでもなく
さらさ ....
一生青春、なんて言わずに
人生には
朱夏
白秋
玄冬
とあるのだから

たまには
真っ赤に染まる夏も
白くおおらかな秋も
奥深い黒の冬も
あっても良いな
 道行くところ、どこもかしこも見渡す限り、カップルがひしめく繁華街。
本気で愛し合っているのであろう人々や、遊び、はたまた援助交際まで。
特にカップルの種類は限定しないが、とりあえず発情したオスメ ....
善を取らず
悪すら取らなかった故に

罰を探す
無意識にすることはそれ
いかに己は苦痛を受け入れるか
出来ることならすべての死を傷を
僕が奪うことができたら
それだけを一 ....
目の前を足早に通り過ぎる人々
僕なんて視界にすら入らないみたい

淋しいのは慣れっこだよね


ゆいいつ差し伸べられた手
温かくて大きくて

淋しいのは慣れっこなのに
不意 ....
幼稚園でぼくは人生ではじめての
本格的な人間関係を体験する
触れるだけで傷がついてしまいそうな
新芽みたいな人間関係は
なまきずが耐えない心の訓練
お母さんはいない
苦しくても悲しくても
 ....
 右手には運命がある
 左手には可能性がある

 右手にはプラス
 左手は添えて
 目の奥の思考回路が単純で
 間違い回路へ繋がる

 左手にはマイナス
 右手には説明書
 神 ....
外見よりも中身を変えろと
あなたに言われましたので
いろいろなところから借金をして
お医者様に私の体の中身を
他の人と交換してもらいました

お医者様は私とそっくり同じ中身の人を ....
ぼくと一緒に来てくださいって
誰かにいったら
たぶんその瞬間
相手を嫌いになるんだろうな
ぼくは
誰かとどこかに行きたいと思ったりはしないけれど
こういう台詞の中にある
マシュマロのよう ....
アイロンのかかった俺のワイシャツに
今日も人混みが押し寄せる

離れてくれないか
もう少し離れてくれないか
くっつかないでくれ
オレのシャツに

昨夜君が丁寧にかけてくれたアイロン
 ....
息が白めば

祖母の指が夕日色の果実を突く

真ん丸い夕日はたちまち裸にされて

柑橘の香りを撒き散らす

白い皿もあるだろうに

漆の椀もあるだろうに

祖母は果実を皮にのせ ....
自分の未練がましさ只隠し、貴方の前でにっこり笑う。


今日も上手に笑えたかな?



溢れ出でるは真紅の血泡。


ドクドクと・・・止まらない。



何一つ、欲しいもの ....
船着場でピアノを弾く
白い鍵盤しか習ったことがないので
黒い鍵盤に触れないように
注意深く弾いてみる
低い生垣の向こうから
病院の人がこちらを見ている
目が合い会釈をしたけれど
何も返す ....
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