看板の灯り幾つも消えている景気の悪い流れ止まらない

星々は宇宙に包まれ愛される人と人との距離繋ぐ愛

騒がしい繁華街から遠ざかる私の闇は徐々に深まる

「不幸にはなりたくない」と声 ....
青春を
回顧するほど深まる絶望
午前三時の菊正宗
ひらり おちる
消しゴムのかす

えんぴつを研いだ時の
木の破片

真っ白なノートに書きなぐった
たくさんの言葉たちが

笑う 泣く 笑う

書いては消した 小さな唄
ちっ ....
まだ恋の列車に乗ってすらいない改札口をくぐったところ もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま

それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみた

やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった


 ....
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【帰還】

 声帯を飛び出していくコトバ達コマクを抜けてワタシに戻る

【流行り病】

 時節柄恋には注意下さいね 四月の空に青いエアー ....
君にとっての世界

それはこの部屋のなかがすべて

出かけてくるよ

君は寂しげに小首をかしげ

ドアをあける気配に

まだかなまだかなと待ちきれない様子で玄関を覗き込む


 ....
牽かれていく二すじの偏光
孤独な少年の手なぐさみ
自転車にまだ補助輪があったころ
ぼくは愛されていたかしら
いなかったかしら
初夏の予感が初めて来たとき

駅前通りに二匹の妖精 ....
思い出の箱を
春の野に
夏の朝に
秋の鳥に
冬の霰に隠してる

栗鼠のように
大切な食料

びっくり箱のように
色彩が溢れないように

暗証番号つける
秘密のファイルのように ....
上り坂が続く

坂道が
「ごめんね、坂道で」
という

ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
 ....
あるひめざめたら
さびしいにんげんが
さびしいにんげんのあしを
ひっぱっていた

高級なこどくが秤にのって
じぶんの重さをはかっていた
うしろすがたをみるとかみさまだった

あるひめ ....
四月病ってあるらしい
さりとて年度替りの初々しい賑わいとは
とうに縁遠くなっているのだから

花散らしの雨もあがり葉桜と化した桜並木を
これでよいのだと独りごちながら歩む




 ....
不器用な詩人を撫でる桜まじ

花篝燃えてくれるなまた泣ける 

哲学の道を流れる花筏  

散るまでの夢と知りつつ桜酒

高瀬川乳飲み子抱いて花の雨

岡崎の桜回廊象の声

 ....
南へ向かう鳥達が
薄色の空に溶けて行った

きみは衣装棚から
厚い上着を出してきて
胸元に飾った小さな憧れを
そっと隠した

子犬が地層の匂いを嗅いでいる
鳥の化石に恋をしたんだ
 ....
期待してしまうから
疑うのか

それとも明日の訪れを信じられなくて
疑ってしまうのか

その何れでもあるんだろうけど




今年の冬はことのほか寒かったはずなのに
疑い知ら ....
巡り来る日々と
ぼくらの幼い憧れとの隙間から
木洩れ日のように降り注ぐ光

聴こえて来るだろう?
光の後ろ側の国から
あの/弾む息が
リズミカルなステップが/

国境線で
少女 ....
こと切れる最期の瞬間まで
彼はひとりの少年だった

とっつきにくさは彼の持ち味だったし
時代を憂いても
希望を捨て去ることはなかった




そんな彼との接点
あったのかな
 ....


必要と頷いても
近くにあっては困るらしい

それは遠くにあって
必要なときにだけお世話になる

ありがとうございました

添えたお礼と深く折り曲げた腰を上げてしまえば
あと ....
「ありがとう」言えずに時は過ぎていく闇を飲み干す車の光

悪夢から目覚めた僕は闇の中後悔よりも重い絶望

わくわくを原動力に生きる日々後ろ向きでは回転悪い

「嘘つき」と言葉に出して ....
彼岸前雨に濡れてる植え込みにささやかに咲く沈丁花の香 海が
めくれてゆく
いくつもの
いくつもの
海が
めくれて
岸壁から
追い縋って
宙を泳ぐ指先に
紫貝のように
閉じる音楽

 (母は海に還ったのだ

街が
たわ ....
ゴルフ焼けしたいい親父になった
今では大阪の営業所長さんだ

―僕らの音楽を理解してくれる人は
 この広島に一人か二人ってところだ
 だけど これだけは確実に言える
 僕らは凄いことを ....
あなたは積み上げる

与えられた積木を丹念に積み上げる

それが人生




親指と人差し指で作った輪の大きさぐらいな積木
いつも何かに苛立っていて

終りの無い議論を隣の積 ....
ヒーリング痛みを愛に変えていく時間を超えて辿り着く愛

沈黙の後に流れる戸惑いは短い恋が見せる幻想

何もかもセピア色した過去の街嘘がつけない君思い出す

上手くいく上手くいかないそ ....
舞台
晴れやか
うなぎ晴れやか
はがねもうららか
研いだしせんに
切断されずに
ひらひら、ひらひら、
だぶるおだやか
みゃーはなごやか
からりとこけるこうせんは
宇宙からも知覚から ....
風の吹き抜ける交差点で
あなたは待つ

約束は必ず果たされると信じて

ひたすら待つ
待ち続ける

そして見上げれば雲

春の雲

おぼろげで奥ゆかしくありながら
したたかさ ....
ひとりで生きられる
生きられない

それとも、ひとりで生きざるを得ない

わたしってどれなんだろうね




無責任ってわけじゃないけど
ちょうど
満員電車のなかで誰かに寄り ....
昨夜の口喧嘩の
後始末もそこそこに
降り止まない雨の中へ
ぼんやり歩き出す

昨日より重い靴底
視界に覆い被さる雨傘
押し黙ったまま濡れる自転車
舗道にすがりつく安売りのチラシ
 ....
ぼくはいつも
あおい国を探している

仕事場へ向かう朝の舗道で
灰色の敷石の
一つ一つの継ぎ目から
あおが立ち昇る

草原の朝露たちが集まって
小川になり大河になって溶けて行く
 ....
左手はご不浄らしいけど
わたしって左利き

どうしよう(笑

歯を磨くのも
お箸を持つのも

字を書くのも左なんですけど

小学校のお習字の時間
せんせいから右手で書くよう指導さ ....
生田 稔さんのおすすめリスト(2176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
看板の灯り- 夏川ゆう短歌412-5-18
- 斜め短歌312-5-18
文房具- 三奈自由詩31*12-5-15
「駅」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌14*12-5-14
もうちょっとなひと(みんなありがとう!)- 恋月 ぴ ...自由詩3812-5-9
メビウス- そらの珊 ...短歌6*12-4-24
うつろぎのひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*12-4-23
エイプリル- 橘あまね自由詩2312-4-21
時の散歩- 木原東子自由詩24*12-4-18
自転車でいこう!- そらの珊 ...自由詩23*12-4-18
うたのはずれのうた- 梅昆布茶自由詩1512-4-17
口ずさむひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-4-16
#桜2012_#京都- 北大路京 ...俳句18*12-4-16
晩秋- 壮佑自由詩32*12-4-5
幕間のひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*12-4-2
あおい国_2- 壮佑自由詩26*12-3-29
Fish_&_Chips(時代少年)- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-3-26
望むひと- 恋月 ぴ ...自由詩2812-3-19
「ありがとう」- 夏川ゆう短歌112-3-19
その夜、自転車のハンドルに触れたもの- 高原漣短歌212-3-18
発端- 壮佑自由詩36*12-3-16
友人- 壮佑自由詩17*12-3-12
積むひと- 恋月 ぴ ...自由詩2312-3-12
ヒーリング- 夏川ゆう短歌112-3-12
三月- 理来自由詩9*12-3-11
Crosswind/Crossroad(契りのひと)- 恋月 ぴ ...自由詩29+*12-3-5
顔なしのひと- 恋月 ぴ ...自由詩3012-2-27
表面張力- nonya自由詩28+*12-2-25
あおい国- 壮佑自由詩23+*12-2-22
悩むひと(仮題?)- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-2-6

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