吹き替えのエディ・マーフィのしゃべりかたあした天気になりますように もの言わぬピエタを前に
ぼくはすでに言葉を失っっていた

何を語ることもなく
鼓動だけはゆっくりと打ち続けていた

螺旋の彼方に消えて往ったおかあさん
ぼくは何かを伝えたかった
も ....
人は忙しい
食べなければならないし
時々泣かなければならない

すべてなげうって
頁のなかほどでずっと
うずくまっていられたら
どんなにいいかとも
思うけれど

ごめんね
もう行 ....
噛み合わぬ会話にブルル震えてるあした天気になりますように 家に帰ってきて
ノートパソコンを開いて
ブラウザを起動したら
Googleのロゴが映るはずの画面に


-閉店-

誠に勝手ながら
インターネットは本日を以て
閉店させていただきま ....
止まらない
膝をテーブルに
打ち付けた
狂った果実
桃が弾ける
雨が降る
冷えた肩を抱き
河ながめ
狂った時計
まなこを落とす
胃を失くし
ビール飲めない
悔しさに
じっと妻みる
嫉妬の想い
悲しみの透明なあり方よりも楽しみの存在の軽さに


たちまちにうっかりうかれ浮遊するさみしさをのむホットチョコレート


そこからはおはようさまにこんにちはさよならにさよならする憎しみ ....
前方の、遥かな明日へ――突き刺さる
線路の彼方に、富士は{ルビ聳=そび}えり  
離れてることを忘れ夢中になるそれぞれの布団のなかでのスマホ


ヤジ飛ばす安酒の唾ふりかかりファウルボールで逆襲したい


運命をしょぼい偶然と言い換える趣味の出会いの私の流儀
 ....
毎日の
孤独なパレード
今日だけは
素顔を見せてよ
あまのじゃく
銀杏の葉が落ちる
一葉 また一葉
かすかな気配がする(するはずだ)
木との繋がりを絶たれる
そっと地に触れ横たわる
――オト

わたしには聞き分ける耳もなく
世界は喧噪に満ちていた
 ....
星すばる
オリオンの影
凛とした
冬を間近に
姿を魅せる
トーストに
バターをぬりつけ
ジャムを塗る
朝の幸せ
今日を占う
一発の
命をかけて
仰ぎみる
空の青さと
海の碧さを
夢の尾はいつだって手からすべりはなれてゆく
そして明けて
朝、
つかみそこねた少し乾いたその手触りを思い出している
どんなにこごえても
血液は凍らないやさしい不思議だとか
たとえ凍ったとし ....
写真とは違うおせちがやってきたあした天気になりますように 真夜中の合わせ鏡に血がべとりあした天気になりますように 空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風立ちぬ


天高く馬肥ゆる



をのこ生まれる


空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風 ....
ささやかな
想いをいれた
背中には
いまも消えない
夜の傷跡
酔い醒めに
冷えた徳利頬にあて
せせらぎに揺る、竹林の笹  
 
闇がさらけだされる

十三夜

君ものぞき見しているだろうか



 
今 冷静に考えればおかしなことは幾つもあった
学生服のボタンが陶器に替わったのは良いとしても
疎開先の山村に棲む父の従兄の大工小屋で
兵隊さんたちが材木を使って
角形の潜望鏡のようなものを ....
こどものころ 戦争は いつかなくなると 思っていた
実際の話 古代や中世の時代と比べたら
安易な理由では、人は人を殺めたりはしなくなったのだろうか

むかし 中世の時代に 真鍮の牛という処 ....
           151023

リンゴを買うたび後悔する
赤いのに渋いのだ
渋いから生で齧るのは止めて
皮をむき
何等分にも分けて
芯を取り
お鍋に入れて
ぐらぐらと煮詰める
 ....
この凝固した時刻
叫び声は沈黙している
早朝は際限なく分解されていく
どこまでも微細に果ては無になるまで
今日死んでいく者たちへ
せめて初めましてと伝えたい
ただ出会うことが
 ....
ぼくは空を舞っていた
ただ それだけなのに

貴女はロンギヌスの槍を放ち
この胸を貫いた

戸惑い
心臓が張り裂けそうになる
その言葉だけがこの胸を貫いた

まだその瞳も見ない ....
表意文字同士で手を繋ぐ駅裏の小路
休んでいいかいと言った少年の姿はもうない
弦楽器の音合わせに
五本の指は小さな画面の上をひた走る


青年は手を自由にし煙草に火をつける
再び繋ごう ....
ぶーーーーーーぶっ壊したい

ーーーーーーー学校なんか

ーーーーーーーーーーーーーー ぶぶっ壊したい

 ....
生田 稔さんのおすすめリスト(2176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
吹き替えのエディ・マーフィのしゃべりかたあした天気になります ...- 北大路京 ...短歌215-11-7
母の肖像- レタス自由詩13*15-11-6
栞紐- そらの珊 ...自由詩1515-11-6
噛み合わぬ会話にブルル震えてるあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌115-11-5
インターネット閉店- 閉店自由詩715-11-3
六本木心中- レタス短歌215-11-2
午後の時計- レタス短歌215-11-2
悔!- レタス短歌115-11-2
悲しみの透明なあり方 - 阿ト理恵短歌12*15-11-2
旅の車窓より- 服部 剛短歌115-11-1
紅葉を散らす雨- 深水遊脚短歌4*15-10-31
はろういん- もり短歌1*15-10-31
沈黙へ捧げる秒針- ただのみ ...自由詩15*15-10-31
星めぐり- レタス短歌115-10-31
おはよう- レタス短歌2*15-10-31
青雲の志- レタス短歌2*15-10-31
ノースバウンド- そらの珊 ...自由詩2015-10-31
写真とは違うおせちがやってきたあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-10-28
真夜中の合わせ鏡に血がべとりあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-10-28
風立ちぬ- 吉岡ペペ ...自由詩12+15-10-28
刺青- レタス短歌215-10-27
修善寺の蕎麦屋にて- 服部 剛短歌115-10-27
十三夜- 殿上 童自由詩17*15-10-26
【HSM参加作品】狂気の時代- イナエ自由詩14*15-10-24
【HSM参加作品】真鍮の牛- るるりら自由詩15+*15-10-23
苦い昼- あおば自由詩8*15-10-23
早朝- 葉leaf自由詩315-10-23
恋_あるいは_憎しみ- レタス自由詩415-10-23
既視の岸辺_(四行連詩)- 乱太郎自由詩17*15-10-22
- もり自由詩4*15-10-22

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