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月がわらっ照ら

笑ってら

赤ちゃんはどうやったら出来るのだろう

裸の木がくねっ照ら

苦ねってら

約束はいつも大義名分で破棄されるのだ


どこまでも静かに

愛 ....
可能な限り赤い空に

ぼくらがおもう神様がいた


ライトバンが光を揺らして

とぼとぼとぼとぼ道を行く

いき違いばかりの愛しさが

まかり通ってからから言う

からからか ....
空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風立ちぬ


天高く馬肥ゆる



をのこ生まれる


空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風 ....
きょうさびしいとか言ってごめんね

ごめんな

もう言わないからあんしんしてな


わかるから悲しかった

そらなのにありがとう


きょうさびしいとか言ってごめんね

ご ....
ほんとうに必要なとき



そんなことあるのかな

声ひとつ

さいしょから

いつでも覚悟していた


それくらい

練習のつもりで

声欲しくて

きょうさ ....
宇宙からあなたの引っ越しを見つめた

それは1ミクロンにも満たない移動だった

この1ミクロンのために

あなたは新居をさがし手続きをし

引っ越し屋さんから段ボールをもらい詰め

 ....
虫が好きだと、少年のままいられる

手塚治虫の言葉だ

虫にいろんな一字を当て嵌めてみる









まだまだ当て嵌めてみる






 ....
最愛を通訳する者よ

ぼくは今からここを出る

999が旅立つように

ぼくは傍観者であり冒険家だ

目と手と足で告白する者だ


海底に連なる群れよ

そこに加わり

ゆっくりはぐれよう


最愛を ....
星が鳴いている

ちいさないのちが鳴いている

何億光年かけて

星は

秋の虫になるの

ちいさないのちが鳴いている

星が鳴いている
雲ひとつなかった

青い空に

裸の木々の先端たちが

根のようにのびていた


空を吸って根を地球にのばしてゆく

地球という孤島に、空という孤独に、


雲ひとつなかっ ....
うかれているしかなかったのだ

さびしかった

信じられないくらいの

さびしい状況にいたのだった

いちかばちかのような気持ちだった

だから

うかれているしかなかったのだ ....
こんな顔をして家には帰れない気がした
ヨシミは自転車で夜を町を走っていた
お母さんをさがしてパチンコ屋さんをわたり歩いていた
カゴのなんでもバッグにケイタイがのぞいていた

目からなみだがあふれていた ....
だれかが祈ってくれている


だから祈りをかさねている


まわりを見つめる

まわりを感じる

胸の痛みなくなるまで

まわりを見つめる

まわりを感じる


だれ ....
それにぼくはふたをしたのか
みてみぬふりをしたのか
きもちをコントロールしたのか
あきらめたのかわからなかった

でもいまゆめのなかで
あなたのもうひとつのなをよんで
はずかしくて
ホ ....
嵐のまんなかで
ページがくられるように
きみは離れていった
永遠なんて言葉で
さよならしたふりをするのなら
ふってくれたらいいのにね

もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだ ....
あの小山のてっぺんの公園に
十七のぼくは二十六の女と上った
ふとくてぐねったまっ白いアスファルトの道
したで買ったハンバーガーは
チーズの足腰のない冷えた匂いと
ピクルスと湿っぽいパンの淋し ....
墨いろの街道

放たれた欲望は

雨上がりの夜にさえ

涙ながして飛んでゆく

飛んでゆく


好きだけじゃ

足りないみたいだ

このせつなさを

春の切実と名づけ ....
十月さいごの日だまりが

ぼくらに光を継いでゆく

風のしたで悲しみをかまえ

いちばん好きな他人を失う


恋人の不実をまえにして

ぼくは悪くなかったのか

神様、怒って ....
うっすらと

冷えた微風にほんのりと

さやかな湿度とキンモクセイ

夜道をスーツは落ちてゆく

まよこを電車が落ちてゆく

ほんのりと

さやかな湿度と焚火のなごり

胸 ....
風が吹いている

青く灰色のピンクの影のなか

夕暮れの香りが運ばれている


いちにちは

誰にかやさしい終わりを告げる

よるに棲息する

わたしは無生物になるでしょう
 ....
十月の午前の窓は開いていた

どこか遠くで冷やされた風

部屋はあのときの青に澄んでいた


十年ほどまえ商用で行ったアルゼンチン

仕事を昼までに終え

通訳兼運転手の日本人が ....
おれは酎ハイ

ふたりは生中

途中下車して駅前の

会社の帰りやきとり屋


仕事の話

お互いの主張

多少気まずくなる話

家族の話

時計を見ると

もう ....
突き破れないでいる

太い風が渇いている

誘われる粒子たちよ

きみらは何処へゆく


精神に吹く風を幻視

声が虚無を連打する


突き破れないでいる

太い風が渇 ....
さやかで悲しい朝なのに

夏の匂いをかぎました

感謝でむせぶ朝なのに

黒いこころもありました


ひとのこころはどうも遠くて

応酬ばかりのありさまでした


さやかで ....
秋の朝

濃い黄いろい道を

ゴルフ場へと向かう

きょうは暑くなりそうだ


秋の夕

青くて灰いろの道

ゴルフ場を後にする

つった足でアクセル踏む


僕は ....
ことしベトナムにいったときに

この穴にベトコンが隠れていたんだ、

という穴にははいらなかった

はいらなくて正解だった

狭い所が年々苦手になってきているようだからだ

きょう ....
夕方から

タイ古式マッサージにゆくことを考えている

残業している社員たちに

オフィスグリコを奮発してあげる

いちにちを祈ろうと

なんどか試みたけれど

タイ古式マッサ ....
夜に続くマーチ

あしたの朝は

おまえのノイズ

消えているか

聞こえているか

12月11日

たぶん5年まえ

ラブホテルで

ほか弁を食べた

きよしこの ....
たとえば夜道を歩いているとき

たとえば駅の雑踏のなかで

たとえば花火のコーナーで

たとえば鏡のなかの自分を見て


男が女を愛するとき

When a man loves  ....
新聞もとらず

テレビも見なければ

その日はふつうにいってしまう

その日にむけての特集も

なんだか減ってきている気がする

今年の夏は

戦争を意識しない夏だった

 ....
生田 稔さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(53)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
約束- 吉岡ペペ ...自由詩1516-1-14
赤い空- 吉岡ペペ ...自由詩1716-1-9
風立ちぬ- 吉岡ペペ ...自由詩11+15-10-28
きのう- 吉岡ペペ ...自由詩313-6-13
必要なとき- 吉岡ペペ ...自由詩413-6-12
光の世界- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-11-26
虫が好きだと- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-11-26
さよなら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1211-10-22
秋の虫- 吉岡ペペ ...自由詩1811-10-6
地球という孤島、空という孤独- 吉岡ペペ ...自由詩1211-3-5
さびしかった- 吉岡ペペ ...自由詩1611-2-27
群青のサンドウィッチ(_最終回)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...17+10-6-27
だれかと祈る- 吉岡ペペ ...自由詩1310-5-15
それにぼくは- 吉岡ペペ ...自由詩910-4-8
いきものたちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩1410-4-6
六月の涙、アスファルト- 吉岡ペペ ...自由詩1510-4-3
春の切実- 吉岡ペペ ...自由詩1910-2-27
ぼくらは光を継いでゆく- 吉岡ペペ ...自由詩2109-10-31
子を想う- 吉岡ペペ ...自由詩1709-10-21
夕暮れのあしあと- 吉岡ペペ ...自由詩1809-10-18
どこか遠くで- 吉岡ペペ ...自由詩1109-10-4
おれは酎ハイ- 吉岡ペペ ...自由詩7*09-10-3
虚無の連打- 吉岡ペペ ...自由詩209-10-3
秋のリビドー- 吉岡ペペ ...自由詩1209-9-16
透明な人影- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-6
狭い話- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-31
俺達の夢- 吉岡ペペ ...自由詩309-1-14
きよしこの夜- 吉岡ペペ ...自由詩108-12-13
男が女を愛するとき- 吉岡ペペ ...自由詩108-8-27
終戦記念日- 吉岡ペペ ...自由詩308-8-17

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